ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ダンスがあるからまとまれる!

2017-05-03 09:51:45 | 菜の花座

 下手くそなダンス、どうして入れんだよ、へぼは芝居だけにしてくれ、辛辣な意見聞こえてきそうだ。

 菜の花シニアプラザ団公演『追いかけぇて!追いかけぇて!』、当然!オープニングはダンスだ。全国大会に行けないメンバーや全国ではスタッフに入る人たちも、プレ公演では舞台に立つ。みなで8人、これだけ出ると、枯れ木も山のにぎわい、おっと失言!華やかで楽しい舞台になる。

 さらに、前座ダンス?なんてのも組み込むことにした。シニア団の公演では裏方に回る若手にちょっぴりいい思いをさせてあげよう、って親心だ。芝居の方は、全国大会の時間制限のため、1時間の舞台。これじゃお客さん物足りないだろ、入場料は変わりなし1000円なんだから、払った分の半分しか見てないぞ、ってクレームだってつきそうだ。だったら、せめて若さだけでも味わってもらおうと、「恋ダンス」を踊ることにしている。

 出番があるってのは、役者にとって、いえいえ、人間にとって、生きがいを感じることなんだ。渋々稽古に来たり来なかったりしていた若手スタッフ担当も、元気はつらつ、シニアのダンス指導に当たっている。オープニングダンスは、センター二人とバックダンサーって三つのパートに分かれるんだが、若手もちょうど3人、自然と、自分のパートを決めてつききりでサポートしている。

 そうそう、こういうあり方がいいんだよ。シニアと若手、それぞれが得意とする部分で補い合って活動する。自ずと生き生き活発な姿になるよな。

 「恋ダンス」の方は、前座だから、開演5分前に見ていただく。事前に場内アナウンス入れて、おまけだってこと伝えないとだめだろうな。それも、和やかに笑いを誘いつつ、観客の皆さんも、まっ、勘弁してやるか、菜の花座のことだしな、って雰囲気を作ってダンスを披露、若干の休憩のあと、本番と行きたいと思っている。

 演劇て言うと、なんか肩肘張って背筋伸ばして、いざ”鑑賞”なんてなりがちだけど、元をたどれば歌舞伎や寄席、見世物じゃないか。舞踊あり一幕ありで様々取り合わせるのが歌舞伎公演だし、寄席だって、真打あれば前座もあって、途中、色物だって組み込んで、くつろぎの数時間を過ごしてもらうって仕組みになってる。アマチュア演劇だって、こんなバラエティ風な公演あったっていいんじゃないかねぇ。出来るもんなら、飲み食いしながら楽しんでもらえるともっといいって思うんだ。上質のエンターテイメント、それが狙いだ。

 そのあたり、上手にお客さんの肩ほぐしながら、公演に入っていけるよう、開演前アナウンス、趣向を凝らさないとね。だから、今回の陰アナ原稿は僕が書こうと思っている。果たして、開幕前から笑いが取れるかどうか、腕の見せどころ、これまた、乞うご期待!ってことで。

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