おじぃの独り言

セミリタイアして第二の人生をエンジョイするおじぃの備忘録です。

2022東京河川ポタリング『丸子川』①出発点「多摩川浅間神社」

2022-02-27 05:17:28 | まちま~い

『丸子川』は、東京都世田谷区および大田区を流れる一級河川でかつての「六郷用水」の中流部分が整備され、名称を変えて残っている川です。『丸子川』は世田谷区岡本の「仙川」との接点が上流端であり、集合住宅「大蔵住宅」と東名高速道路下の湧水に源を発します。総延長約7kmで都内で気軽に走れる川沿いコースで走ってみました。

先ずは最下流の「多摩川浅間神社」に向かいました。この辺りにはかつての「六郷用水」が整備されて残っています。「六郷用水」は東京都(旧武蔵国)にかつて存在した用水路で、建設指揮監督者小泉次大夫の名を取って次大夫堀(じだゆうぼり)とも呼ばれています。

多摩郡和泉村(現在の東京都狛江市元和泉)の多摩川を水源とし、世田谷領と六郷領、つまり現在の狛江市から世田谷区を通り大田区に至る用水路でした。延長は23kmで、49の村の約1500haに、主に農業用水として水を供給しました。

「六郷用水」は多くの他の河川との分合流・交差があります。

  • 野川(六郷用水と合流・分流)
  • 入間川(六郷用水に合流)
  • 仙川(六郷用水に合流)
  • 谷沢川(六郷用水と立体交差)
  • 呑川(六郷用水と合流・分流)

そして「多摩川浅間神社」に到着です。

「多摩川浅間神社」は、鎌倉時代源頼朝が出陣した際、夫の身を案じた妻の北条政子は後を追いますが、わらじの傷が痛み出したため、やむなく多摩川のほとりで傷の手当てをすることにしました。その時、近くにあった丘に登ると富士山が見えたので、自分の守り本尊がある浅間神社に手を合わせ、身に着けていた正観世音像をこの丘に祀ったのが始まりとされます。

東急多摩川線多摩川駅から歩いて2分です。

そして「多摩川浅間神社」の脇に今回の目的の『丸子川』が流れています。この先は道を超えて多摩川に流れていきます。『丸子川』ポタリングはここからスタートです。

上流側からみた『丸子川』、右方向に直角に曲がり多摩川に流れて行きます。

そして道路を潜り多摩川へ流れ込み合流します。

合流点からは「多摩川浅間神社見晴らし台」が見えます。多摩川沿いの高台にあり、東急線の電車がよく見えて、天気が良ければ富士山も拝めます。あのナガシマさんも参拝したことで有名です。

『丸子川』ポタリングは川沿いに遡っていきます。「多摩川浅間神社」を出発して最初のポイントの東急目黒線と東横線のガード下を潜り進みます。

元「六郷用水」の『丸子川』は川と言うより用水路ですねぇ。

続く、、、

 

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2022東京河川ポタリング『玉川上水』㉒羽村取水堰&第1水門

2022-02-24 05:25:26 | まちま~い

『玉川上水』ポタリングはいよいよ最終回で「羽村取水堰」に到着です。

「羽村取水堰」は、多摩川の河口から上流約54㎞に位置し、川をせき止める投渡ぜき、固定せき、魚類が行き来する魚道及びせき止めた水を取り入れる第一水門から構成されています。

こちらが、第一水門です。この水門では、多摩川からせき止めた水を引き込んでいます。
 
 
実際に生で見てみると、物凄い勢いで水がぐんぐんと引き込まれているのが分かります。ここから江戸へ向かって流れた水が、長きに渡って多くの人々の生活を支えたのですね。

こちらは小吐水門です。この水門は、第一水門第二水門の間に位置してます。

第一水門で取水し、30m離れた第二水門で水量を調節して間にある小吐水門から余分な水、土砂を多摩川に戻しています。通常時は全量取水して小吐水門から毎秒2立方メートルを放流しています。

 

そして第一水門の先にあるのが、多摩川の「羽村取水堰」です。こちらの堰は、「投渡堰」と「固定堰」で構成されており、全長は約380mです。「投渡堰」とは、川に向かって縦に鉄の桁と丸太の支柱を渡し、そこに投渡木(なぎ)と呼ばれる杉丸太を横に渡して、木の枝を束ねたものや砂利などを敷き詰めて作られた堰のことです。

多摩川の増水時には敢えて堰の桁や丸太の支柱部分を取り払って下流に流し、川の流れを良くすることで、水門の破壊や洪水を防いでいたのです。そして、水位が戻ったときに、堰を再構築していました。

「投渡堰」は非常に珍しい型式で、川に直角に鉄のけたを渡し、これに杉丸太をたてかけ、横に差込丸太を設置し、そだ(木の枝を束ねたもの)、砂利等を用いてを作ります。台風等の大雨により多摩川の水位が上がり、一定の水位を超えるとけたを外して堰自体を下流に流します。これを投渡木払いといいます。その後、水位が下がるとを再構築しますが、この作業を仕付けといい、昔からの技術が途切れることなく現在まで伝わっています。

近くには「牛枠」という昔の「固定堰」が展示されています。明治44(1911)年の改築を経て、現在はコンクリート造りになっていますが、それ以前の堰は「蛇籠」という丸く細く粗く編んだカゴの中に石などを詰めたものや、「牛枠」という木でできた大きな枠などを利用したものでした。

そして『玉川上水』の開削に大きく貢献したことで有名な、玉川兄弟こと「庄右衛門」と「清右衛門」の銅像があります。「庄右衛門」と「清右衛門」は、幕府より6000両の資金を融資してもらい、玉川上水の開削工事に着手します。途中、高井戸(現在の杉並区付近)で資金が足りなくなってしまったので、自己資金の2000両、そして彼らの家を売った際の売上金1000両を投じて工事を続け、着手してから約一年半で工事を完成させたと言われています。

更に「羽村取水堰」は「かたらいの路羽村草花コース」といわれるハイキングコースになっています。(羽村堰~小作取水堰付近~満地峠~浅間岳~羽村堰)整備されたハイキングコースは雑木林に囲まれているので、登山気分が味わえます。(所要時間は2時間39分。距離は7.72km)

又、「羽村取水堰」から「大師橋緑地」までの53kmの多摩川サイクリングロードの案内板があります。「羽村取水堰」はいろいろな観光の起点にもなっていますねぇ。

江戸時代に造られた『玉川上水』、昔に思いを馳せる『玉川上水』ポタリングはここ完走しました。

 

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2022東京河川ポタリング『玉川上水』㉑羽村導水ポンプ所&第2・3水門

2022-02-21 07:53:52 | まちま~い

いよいよ『玉川上水』の起点「羽村取水堰」に到着です。

「羽村取水堰」は3つの水門があります。

第一水門では、多摩川から堰止めされた水を引き込んでいます。
第二水門では、先程第一水門で引き込まれた水の水量を調整して、適量な水を『玉川上水』の水路へと流しています。
第三水門では、第二水門より下流約500m地点にあり、そこを過ぎると一部の水は地下導水管を通り「村山貯水池(多摩湖)」、「山口貯水池(狭山湖)」に一旦貯留されます。そして、そこで貯留された水の一部は、さらに「東村山浄水場」にも導水されます。
<多摩川の原水の流れ図>

『玉川上水』ポタリングは第三水門からから遡って行きます。

第二水門を通った水は一端堰き止められて池にプールされます。

そして水は3方向に流れを分けられます。下流に向かって左側方向は第三水門を通り、地下導水管を通り「村山貯水池(多摩湖)」、「山口貯水池(狭山湖)」に一旦貯留されます。そして、そこで貯留された水の一部は、さらに「東村山浄水場」にも導水され、都民の水道水となり各戸に送られます。

下流に向かって真ん中の通る水は『玉川上水』をそのまま下流へ流れて行きます。下流に向かって右側の水は更にプールされて土砂などを取り除き、「羽村導水ポンプ所」から上流の「小作浄水場」に導水しています。

「羽村導水ポンプ所」は、『玉川上水』の水をポンプで汲み上げ、羽村市内の「小作浄水場」へ供給する施設であり、無人で24時間運転しています。

「羽村導水ポンプ所」を過ぎしばらく進むと、『玉川上水』最上流の交差点「羽村堰入り口」に到着します。ここには、『玉川上水』最上流の「羽村橋」があります。

「羽村橋」から見た『玉川上水』の下流側、真っ直ぐに伸びた先には「羽村導水ポンプ所」にある『玉川上水』の第三水門が見えます。

「羽村橋」からみた上流側、先には第二水門が見えます。

ここまでくると、徐々に『玉川上水』の起点「羽村取水堰」に近づいてと感じて気持ちが高ぶってきました。

そして第二水門に到着です。第二水門では、第一水門で引き込まれた水の水量を調整して、適量な水を『玉川上水』の水路へと流しています。

ここでの流れは下流では見られないとてつもなく激流になっています。
 
 

次はいよいよ起点の「羽村取水堰」に到着です。

 

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2022東京河川ポタリング『玉川上水』⑳拝島駅~羽村取水堰

2022-02-18 05:40:05 | まちま~い

『玉川上水』は拝島駅前を通り過ぎて東京都昭島市から福生市に入ります。

拝島駅脇を流れる『玉川上水』、長閑な田舎の風景です。

この辺りの『玉川上水』沿いにはサービス付き高齢者住宅「ゆいまーる拝島」があります。自然があふれていてとてもいい環境です。

更に細い道を上流へ進むと「日光橋公園」に入ります。東京都の福生市と昭島市にまたがる拝島駅より徒歩5分、『玉川上水』沿いの緑地にある公園です。

4mほどの高さのクライミングタワーやスプリング遊具、野鳥観察広場などがあり、ロープをつたって上るトンネル「森のなかのとりで」もあり、大人や子供が楽しめる公園です。

そして更に進むと隣接する「水喰土公園」に入ります。不思議な名前は、江戸時代、『玉川上水』の堀を掘っても掘っても厚い砂利層が水を吸込んだことに由来しています。「ふっさ十景」にも選定され、野趣豊かな雑木林をそのまま公園に利用した事で起伏に富んだ景色を楽しめます。

又、この先は『玉川上水』沿いの道がなくなり、『玉川上水』の開削跡がのこる「玉川上水散策コース」の出発点となっています。

ポタリングは、「水喰土公園」から先『玉川上水』から少し離れて進みます。先ず「水喰土公園」から奥多摩街道の「鍋ヶ谷戸交差点」を目指します。

近くにはJR五日市線の「熊川駅」があります。

暫く奥多摩街道を進み、「清厳院橋」まで来ると再び『玉川上水』にお目にかかれます。

近くには「福生市役所」があります。異国情緒と豊かな自然を楽しめる街「 福生市」は、東京都のやや西に位置します。 都心から見ると西多摩エリアの入り口に当たるので、西多摩エリアの玄関口といわれることがあります。最大の特徴は、市域の30%を在日アメリカ空軍横田基地が占めること。

「清厳院橋」を渡り左手に『玉川上水』を眺めながら奥多摩街道に沿って進み、「新橋」の交差点まで来ます。

「新橋」から見た『玉川上水』下流側、左手が奥多摩街道です。

そして「新橋」から上流側、この辺りではとても静かな流れです。

更に奥多摩街道を進み、「宮本橋」でコースを変えて『玉川上水』の沿線道を進みます。この辺りから徐々に住宅地が少なくなってきます。

更に『玉川上水』の沿道を進むと川崎街道と交差する「堂橋」に出ます。

ここはもう長閑な小川の様な田舎風景で道は砂利道です。

さて次はいよいよ『玉川上水』の起点の「羽村取水堰」です。

 

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2022東京河川ポタリング『玉川上水』⑲東京都昭島市ノターミナル駅「拝島駅」

2022-02-16 06:06:16 | まちま~い

いよいよJR線西武線が入る昭島市のターミナル駅「拝島駅」に近づいてきました。

「拝島駅」に近づくと『玉川上水』は一端西武拝島線の線路下を通り抜けます。

そして『玉川上水』は拝島駅前を大きく右カーブして、再び米軍横田基地の引込線路の下を通り抜けます。

こちらの線路は横田基地へ繋がる引込線で、西武拝島線に繋がっています。線路の横には「拝島駅」北口に通じる道に「平和橋」が架かっています。

『玉川上水』は拝島駅北側を大きくカーブして更に上流に伸びていきます。

「拝島駅」は、東京都昭島市と福生市にまたがる、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)・西武鉄道の駅です

北口駅から見た『玉川上水』、駅前を大きく曲がっています。北口駅前ロータリーの入口にはラウンドマークとしてファミマがあります。

駅前にある観光案内板を見ると、「福生十景」という観光名所がある様です。

西武線JR線が乗り入れている「拝島駅」の改札です。かなり大きな駅ですねぇ。

JR東日本の駅に乗り入れている路線は青梅線・五日市線・八高線の3路線と西武鉄道の拝島線であり、2社4路線が乗り入れています。

西武拝島線はここが終点。

JR線は八高線、青梅線、の通過駅で五日市線は当駅が起点です。一部列車は青梅線立川方面へ乗り入れています。

続く、、、

 

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