おじぃの独り言

セミリタイアして第二の人生をエンジョイするおじぃの備忘録です。

クラシカルな洋館『グラバー園』@長崎

2017-02-14 05:35:08 | 旅行
長崎は古くから、外国への玄関口として発展してきた港湾都市です。江戸時代は国内唯一の貿易港『出島』を持ち、ヨーロッパから多くの文化が入ってきました。『グラバー園』は、当時のヨーロッパ文化遺産を残した国指定重要文化財の旧グラバー住宅・旧リンガー住宅・旧オルト住宅を中心に、市内に点在していた6つの明治期の洋館を移築復元したものです。



『グラバー園』は、長崎港、稲佐山をはじめとする緑したたる山々、人々の息づかいが感じられる街並みが観れ、かつての偉人たちも魅せられた絶景が広がるとびきりのビュースポットでもあります。特に、港内を行き交う船の音が間近に聞こえてくる旧リンガー住宅前庭や、旧グラバー住宅前からの景色がオススメです。



対面には三菱重工造船所にある世界遺産の『ジャイアント・カンチレバークレーン』が見えます。



『旧グラバー住宅』は1863年に建てられた現存する日本最古の木造洋風建築で世界遺産になっています。正面玄関を設けないクローバー形の建築は、南国のバンガローをイメージさせます。



屋根裏には隠れ部屋があります。



家主の『トーマス・ブレーク・グラバー』は、造船、炭鉱、製茶貿易業を通して日本の近代化に貢献したスコットランド人です。国産ビールの育ての親であり、麒麟の髭はグラバーの髭のようです。



続いて開放的な『旧リンガー住宅』は、明治初期に建てられた三方をベランダで囲まれたバンガロー風の建物で世界遺産です。『フレデリック・リンガー』は生涯にわたって対外貿易に従事したイングランド人です。『長崎ちゃんぽんリンガーハット』のリンガーはここからきています。



もう1つの世界遺産に『旧オルト住宅』があります。長崎に残る石造りの洋風住宅の中で最も大きく、港に向かって突き出た切妻屋根のポーチ、広いベランダを支える天草石の列柱が見事に華麗な建物です。



『旧長崎地方裁判所長官舎』は、現在ではレトロ写真館となって大勢の観光客が集まっていました。



『旧自由亭』は、1878年(明治11年)に日本人シェフによる初めての西洋料理店の建物で2階が喫茶室となっています。ここからの景色は長崎港を一望できます。



園内に『ハートストーン』が2つあり、見つけて触れると恋がかなうロマンチックな伝説がある様です。



『グラバー園』は長崎港を一望できるロケーションにある絶景スポットであり、又、日本の近代化歴史を学べれてレトロな気分に浸しれる歴史スポットでもありました。現在との繋がりのある事で”なるほどなぁ~”と思えることがたくさん発見できました。


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