ワラーチは、中南米でタイヤを切って作ったサンダルで、マラソンで結構履いている人がいます。
今回ワラーチ製作依頼があったので、久しぶりに1足製作します。
自分はすり減ったバイクタイヤを貰って製作しますが、バイク屋は廃タイヤを
有料で処理しなければならないので、持って行って貰うと大助かりなんですね。
でもワラビをお礼に持って行きます。
タイヤメーカーは、ダンロップの大型バイク後輪がツルツルにすり減ったタイヤが最適。
ブリジストンは頑丈過ぎて加工が大変。
ジグソーにステンレス用の刃を付けて中央部分を切り出します。
残ったサイドは細かく切断して処分・・・これが大変なんです。
タイヤの内側には太いワイヤーが数本入っているので、ジグソー、デカいワイヤーカッター、サンダーで切断。
いよいよ製作開始。画用紙に足形を描いて
足形を基に、タイヤ中央部をジグソーとサンダーで切り出します。
ステンレスの火花とゴムが暑くて大変・・・
サイドを仕上げ加工して靴用接着剤で補強。穴を空けてヒモ通し接着
接着剤硬化後、サンダーで仕上げ加工
最後に自分のオリジナルとして依頼人の好きな色を着色します。いずれハゲますが・・・・
まずベースの黒スプレーを3回、ゴールドメタリック、シルバーメタリック、赤スプレーで
歌舞伎調に着色・・・グラデーションで良い感じになりまでした。
ヒモを仮通し。
ヒモは依頼人の好みの結び方、材質、色があるんので別途購入して貰います。
これで完成
ワラーチは、足首の柔らかい女性、特に外反母趾の人に向くようです。
自分は、足首が固くて普段は散歩にしか使ってません。
最近は、ビブラムシートを購入し自分で切り出して製作する人が増えていますが、
ペタペタと音がするので、少し重くても足にフィットする方が良い人向きのタイヤワラーチです。
しかしバイクタイヤは、すり減ったタイヤの入手が困難で更に加工に工具と腕力が必要なので、
気分が向いた時だけ、ワラーチ製作しています。