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「晴行雨筆」の日々から生まれるもの

辻村東國

2015-01-01 09:19:34 | 『唱歌「ふるさと」の生態学』
「ウサギおいしい」よりも「ウサギ老いし」この頃・・。拝読後に、今夏読みました江戸初期の仮名草子の一節を思い出しました。
「紀の河の大きな鮒を 山家なる人はこれをや鯉と言ふらん」
 伊勢物語のパロディー本で、本物と違って文章至って俗なのですが、俗が却って普通な身の回りを教えてくれるようで、私は気に入っております。この内容が本当だとしたら、500年前も(は)鮒がそれだけ身近だったいうことで、貴兄の本のおっしゃる通りだと思いました。
 また、パロディー、本物(1500年前!)両方に、罪人を捕まえるために野原に火をつけようとするシーンもありました
「武蔵野は今日はなやきそ浅草や 妻もころべり家もころべり」
「武蔵野は今日はな焼きそ若草の 妻もこもれり我もこもれり」

これは茅場ですかね・・・・

高槻:茅場だと思います。
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