9月11日に乙女高原で訪花昆虫調査をしました。良い天気で、暑い東京と比べると爽やかで気持ちいい天気でした。
参加者は植原さん、井上さん、芳賀さん、篠原さん、奥平さんでした。この日は記念撮影をし忘れましたが、前日に群落調査をし、記念撮影をしました。
早速説明をして班に分かれて調査をすることにしました。
いざ出発
植原さんと篠原さんの班
花は豊富で、訪花昆虫も多く、なかなか進めないほどで、初め一人で記録していた植原さんは大忙しだったようです。
午前は9時半くらいに初めてお昼前に終わり、楽しい談笑をして、午後は1時半から初めて2時半くらいまででした。
8月についで花に囲まれ、忙しくも幸せな時間でした。
タチフウロ、ハチ
タムラソウ
ハバヤマボクチ
ハンゴンソウ
マツムシソウ、トラマルハナバチ
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多いとは感じていましたが、後で集計をすると合計で3168例の記録が取れていました。これは多いと思っていた8月に比べても3倍程もありました。
訪花昆虫数の月変化
その内訳を見ると、最も多かったのはハエ・アブで42%を占めました。そのほか甲虫と、ハチがほぼ4分の1ずつでした。
9月の訪花昆虫の内訳
一方、花の方は一番多かったのがアキノキリンソウで40%を占めました。ノハラアザミが19%で、そのほかは10%以下でした。
訪花昆虫が記録された花の数の内訳
アキノキリンソウ
ノハラアザミ、ハムシ
ゴマナ、アブ
シラヤマギク
9月には全ての昆虫が増えたのですが、内訳の月変化を見ると、6、7、8月になるにつれてハエ・アブの占める割合が増え、それが9月になると減ったことがわかります。それに対応して5月から8月にかけて相対的に減ったのが甲虫で、9月に盛り返しました。
昆虫の内訳の月変化
主な花についてどの訪花昆虫が来ていたかを見ると次のようでした。ゴマナ、シラヤマギク、ノダケ、マツムシソウまではハエ・アブが目立って多いという結果でした。タムラソウはハエ・アブ、チョウ、ハチがほぼ同数で少し傾向が違いました。アキノキリンソウはハエ・アブが最多でしたが、ハチも多買ったのですが、チョウが少ない点が特徴的でした。ノハラアザミは明らかに他の花と違い、甲虫(大半はハムシ)、ハチが多く、ハエ・アブは少ないというパターンでした。
主要な花に来た訪花昆虫の数