今日、病院へルンバを迎えに行った帰り、いつものようにスーパー行きを命じられた。
診察予約時間よりも10分ほど早く呼ばれたことが嬉しかったらしく彼女の機嫌は良い。
スーパーで私は付き人に徹する。
「早く帰ろう」なんて云うと一発で機嫌を損ねるから。
同じ通路を行ったり来たりしても「さっき通ったのに」なんて云うと
嫌味を云われたから買いたいものが買えなかったなんて、家へ帰ってから責められる。
彼女の後を侍従のように少し笑みを浮かべながら歩いていて棚の「グミ」が目に入った。
実はグミなるものを知ってはいたのだが食べたことは一度も無い。
それが先日のクイズ番組で「好き」と云う人が多くて突然気になったのだ。
私は通路を少し戻って、いくつか種類のある中からマスカット味を選びルンバの押すカートの中に入れた。
夕食後、それを思い出して生涯初めてのグミ。
口に入れた途端、何か凄く良い。私向きだと感じた。
味がどうだとかは関係ない。
あの丁度良い大きさと歯触りと云うかフニュッとした硬さに心が躍った。
何に似ているのだろうと思いながら軽く噛んでいてその正体が分かった。
(この僅かに固めの感触は乳首だ。大きさといい完全に乳首だ)
私はゆっくりと優しく噛んだり強めに噛んだり、そして舌先でウニュウニュ。
少ししか入っていないので数分後には全部無くなった。
明日、10袋は買ってこよう。様々な味や堅さがあるかも知れないから色々なメーカーのを試してみよう。
私は今日の大発見を忘れないようにする為、日記に「グミの日」と書いた。
普通だと。
そして思うのです
私の子供達も同じで程度ではないかと