アルバイト先の人間に、西(仮名)という60代の、元は小さな会社で土木施工の管理業務をしながら、自分でもスコップを握っていたと思われる男とそのグループが居る。
そのグループの一人の山上(仮名)は、既に病院側から解雇通知を出されています。
彼等はグループはいつも三人集まり、人の悪口と自分達が勝手に作ったルール(残業代が出ない偽善的な業務)を、僕みたいに新しく入ったドライバーに強要して、従わないと言葉で恫喝する事も度々有りました。
当然の事ながら、僕もその餌食になりかけましたが、僕は【親切の押し売りは止めてくれ】と言葉で反抗して、西ともう一人と言葉を交わさない事を決め、僕が受けた事実と共に其を事務所に伝えました。
事務所はそうした事実を把握していた様ですが、大した対策を取らずに今に至っていましたが、僕があまりにも彼等に強硬な態度と事有る毎に事務所に伝えるので、急きょミーティングを開き、彼等の態度を否定する事を、全員の前で遠回しに発表しました。
すると西は自分を守る為に、泣き言を勝手に言い出し始めましたのです。
その内容は、自分はこの病院の【助け合い】と【あいさつ】と【談笑】する習慣が好きで第二の人生をここで身を置こうと考えて来たが、自分と真逆な考え方の人間(
僕の事らしい)が入って来たので、自分の考え方を病院にも否定された今、自分自身に限界を感じてここで一区切りにしたいと、自分の正統性を主張しながら、暗に病院にプレッシャーを掛けるが如くの泣き言を言い出しました。
西が言う【助け合い】とは、自分で勝手に決めた作業を複雑化させるマイルールであり、【挨拶】とは通常の挨拶の他に、そのマイルールに従った事に対する偽善的な礼の言葉であり、【談笑】とは、そのグループが集まって事有る毎の他人への批判です。
西はうまい表現をするモノだと感心しましたが、司会者が個人的な意見が始まったのを受けてミーティングの解散を告げたので、僕は真っ先にその場を離れました。
西には一旦言葉に出した事は実行して貰いたいが、彼は今までも辞めると言いながらも、ズルズルと仕事を続けていると病院側から聞きました。
僕が責任者ならば、本当ならば即西を解雇したい処ですが、ドライバーの人数も少ない現状からして、直ぐに求人をかけて新しいドライバーを育ながら、キリの良い頃に西を解雇しますね。
僕が時々やるスロットで170代のオバケが出ると、その台は暫くの期間は悪い状態が続きます。
