朝の散歩で最近全く目にすることがないのは、たばこの吸い殻だ。以前はやたらとすいがらが目立ったが、近ごろは道端ではまず目にすることがなくなった。喫煙者の減少もあるかと思うが、喫煙者が少なくなってきて、喫煙者のマナーも良くなってきたのかもしれない。そのかわり紙マスクの使い捨てが道路わきに捨ててあるのが目立ち始めた。あれだけ大騒ぎをしたマスクも今は散歩の道端に捨てられているのが目に付くようになってきた。マナーの正しい日本人だから道端にポイ捨てはやめよう。
図書館で戦後史の本を借りてきた。終戦の時小学校（当時は国民学校であった）3年で目まぐるしく変わっていく時代に生きてきたが、改めて戦後史を読んでみると、新聞を賑わしたいろいろな事柄が思い返される。戦後の食料難のとき、3度の食事もままならなかったことが思いだされ、また、高校卒業の時の就職難と、良く生き延びることができたなーと改めて思い出された。池田総理の「貧乏人は麦を食え」で象徴されるように苦しい生活が続いていた。一番憤慨したことは、高校の時、新聞配達のアルバイトをしていた時、アルバイトの仲間が進駐軍（アメリカ兵）のジープに接触され、けがをしたが、アメリカ兵はそのまま振り返ることもな立ち去った。怪我は大したことはなかったが、一応計警察届けたが、日本はまだアメリカの占領中なので、かえって作戦妨害になるという説明で泣き寝入りしたことが思い出された。
さつき盆栽の、植え替え、花後の選定がやっと終わった。30鉢程あるが、毎日午前中かけて5日間かかってしまった。年をごとに盆栽の数を減らしてきたが、今の数の半分にしないと、とても体が追いついていかない。長年育て上げた盆栽だが、あくまでも趣味なのだから、体をすり減らしてまで、することもないと最近思うようになってきた。これも年のせいだが、手入れが終わって、盆栽棚をながめているとやっぱり、どの盆栽も長年育て上げたもので、捨てがたい。でも自分の体も大切なので来年は半分ほどにしよう。
家族から、かねがね返納するように言われてきた自動車免許の返納が今月末になってきた。約60年間無事故、無違反で運転してきたが、家族からの強い要求にあい、今月いっぱいで返納することになった。これから不自由な生活が始まるのかと思うと、悲しくなる。この辺はバスの便も悪く、主に自転車の利用になると思うが、年寄りの唯一の楽しみの図書館への利用も閉ざされてしまう。年と共に行動範囲がだんだん狭まれていく。盆栽の手入れが唯一の楽しみになるのかな・・・・。今月で満85歳になるから仕方ないか・・・・・
