今日、暮れの大掃除をした。例年窓ふきは自分の役目なので毎年しぶしぶやっている。老夫婦だけの家だが建てたとき息子夫婦が住むことになると思って無理をして二階建てにした。ところが息子は就職先が遠方で一緒に住むことが出来ず、２階３部屋は使われてない。したがって窓ふきも老人にはかなりの負担である。自分も８２歳、２階の出窓拭きはかなりの恐怖を感じた。今まではそんなことはなかったのだが、やはり寄る年波には勝てないらしい。２年前までは、シルバーの植木手入れの仕事で４メートルの高さの植木の手入れは平気にこなしていたが・・・・。この家を建てたときは、２階は息子、娘が使っていたが、それぞれ仕事の都合で家を離れていった。掃除をしていて二人の子供がいたときを思い出し、人気のないこの部屋がことさら寂しさを感じさせる。これは我が家だけのことではない様で、老夫婦だけの家、一人老人の家、最近多くなってきている。植木屋仕事をしていたとき、各家庭に回っていたとき、子供夫婦と同居している家で姑がすごく嫁に気を使っているのを見ると、かえって良いのかもしれない。今は姑が嫁に気を遣う時代なのだから、まあ、良しと諦めるか・・・・
今年も終わりが近づいてきた。年金生活の老夫婦二人のお正月など特に何もないが、来る年来る年悩ましいのがお年玉だ。孫にやるお年玉だ。自分は子供のころ貧乏で（赤貧洗うが如く）お年玉など１度ももらったこともないので、こんな寂しい気持ちを孫に味あわせたく無いので、何とか生活をやりくりして用意している。考えてみるとこんなバカげた話はないのだが、人間の気持ちは理詰めでは割り切れないところがあるようだ。二人の孫も素直で親に言われなくてもよく勉強しているようだ。こんな苦労も年寄りの刺激になってあるいはボケ防止になるかも・・・・・・
今日はクリスマスイブだ。家内の買い物の付き合いで町に出た。久しぶりの商店街を歩いてみたら、かねがねテレビなどで放送されているように、いたって閑散としていた。つい最近まではクリスマスというと、ラジオやテレビなどでいわゆるクリスマスソングが一日中流されたいたが、今日はクリスマスイブなのにクリスマスソングが、さっぱり聞こえない。商店街を歩いていても、以前のように（４０年ぐらい前になるが）沢山のクリスマスツリーもあまり見かけないし、クリスマスソングも聞こえてこない。静かなクリスマスイブのようだ。これが本来のクリスマスイブなのだと言えばそうなのかもしれないが、世の中の変わりように驚いている。最近はハロウインや、バレンタインデーなどたくさんの行事があるから、そちらに賑わいを取られたのかもしれない。いずれにしてもハロウインのようなバカ騒ぎはやめてほしい。自分はクリスチャンではないが、静かなクリスマスイブであるよう願っている。
ここ１０日ばかり散歩のとき、足が引きずるようになったり、道路の少しばかりの高低でつまずくようになった来た。今まで病気一つしないで来たのに、やはり寄る年波には勝てないようだ。去年あたりまでは散歩のとき信号待ちでイライラしたのが、最近では一休み出来ると思うようになってきた。やはり人間は仕事を卒業すると、一気に体力が落ちるようだ。８０歳まで市のシルバーセンターの植木手入れの仕事をしていたときは、そんなことはなかった。来年６月で８３歳になるのだから、まあそれなりにしょうがないのかもしれない。体のほうは市の健康診断でも悪い所はなく。今まで病気に罹ったこともないし、健康そのものなのだから、「よし」とするか・・・・・
この頃朝夕の気温が低いので、日中に散歩をすることにした。午前１０時ごろ散歩に出かけるが、ある家でかなりの老人が縁側でスマホを操作しながら日向ぼっこしていた。自分も８２歳、間もな８３歳になるが相変わらずガラ系の携帯を使っている。スマホはとても自分の力量では使用できないと思って、ガラ系の携帯ですましている。しかし、あの日向ぼっこをしている老人は、（自分が見るところ、９０歳近くに見えたので驚いている）。そういえば、シルバー大学でもガラ系の携帯を相変わらず使っているのは、１０パーセントぐらいかもしれない。スマホに変えたらと言われるが、今更変える気にもならないし、使い方で迷って苦労することも嫌なので・・・。自分が６０歳定年で退職したころは、ポケベルがようやく出始まったのに、世の中の進歩が早すぎる。進歩することはいいことなのだが、追いついていけない人もいる。（自分もその一人だが・・・・）パソコン歴は２５年もあるので、（今使っているのは5台目）調べ事は不自由しない。
