今日は雨降りのため、家内の買い物が自電車では無理なので、車で家内をスーパーまで付き合った。スーパーなど普段、余り行った事がないので、いくらか、戸惑いもあった。スーパーマーケットは、30日とあってか、かなりの賑わいであった。皆さんの買い物かごを見ると、正月用の高級な肉や、かなり立派なおせち料理の詰め合わせが、どんどん売れていた。なんだかんだ言っても、やはり日本は豊かになったのかもしれない。一方テレビでは羽田空港からお正月を海外で過ごす人たちで混雑して、経済大国日本を象徴しているようだ。普段の自分の生活水準で日本を見てはいけないとつくづく思った。
今日は御用納めだ。23年前は自分も最後の御用納めであった。定年退職退職後早くも23年になる。町の忙しい風景を見ていると、かっての自分の御用納めのことを思い出した。あのころは、なんだかんだ忙しかったが、でも、迎える年に何か希望があった。しかし、今はそういう忙しい風景を見ていると、現役時代の自分が懐かしく思う。。くる来る年来る年、この年（83歳）になると、何の夢もなく、唯、あの世からのお迎えを待つだけだ。
図書館の隣りの公園の広場が落ち葉でいっぱいで、また違った趣を見せてくれた。四季折々いろいろ姿を変えてみ出てくれるので、図書館の開館前はベンチに腰を下ろして、眺めて楽しんでいる。今日は、図書の返還日が来年1月12日なので、正月を特に予定もなので、15冊借りてきた。暮れから正月いっぱい読書で過ごそう。子供たち、孫たち、はそれぞれ予定があり、今年は家に来ることもないので、老夫婦二人で静かに過ごそう。しかし、長生きも考え物だ。だんだん孤立してきて、空しい日々を過ごすことになるようだ。
年賀状を今日出してきた。しかし、テレビで高齢の人が（自分も高齢だが）来年から年賀状を卒業させてもらうとの、ことが放映されていた。確かにいつも、年賀状を書く時、自分も年賀状は来年は出すのをやめさせてもらいたいと、何時も思って書いていた。テレビで年賀状を卒業する人のことを放映されていたのを機会に、来年は自分も年賀は卒業しよう。今は、親戚、兄弟、何時でも簡単にスマホ、メール、携帯、等で連絡が、いち早くとれるようになってきていて、遠くに離れていてもかなり身近に感じた生活をしているので、あえて、年賀を出すこともないように思っていた。自分も来年からは年賀状は卒業しよう。
年の暮れも押し迫ってきたので、あまり混まないうちに床屋へ行った。床屋と言っても、刈るだけの1200円（以前は1000円であった）の床屋である。最近は若い人も（30歳代）も来ている。俗にいう1000円床屋だ。大きな鏡の前でつくづく自分の顔を見ていると、やはり年を取ったなあという実感が沸いてきた。また、晩年の父の顔に似てきた。最近は、年のせいで父の墓参りも出来なくなった。最近のテレビでやたらと高齢者運転に事故が報道されているので、あまり遠くへは出かけることが出来なくなってきた。自分ではまだまだと思っているのだが、周りからやめるようにと言われている。床屋の鏡を見て、父も戦中、戦後のあの厳しい時代を我が兄弟姉妹を（8人）良く育ててくれた。こんなことを感じるようになったのも、やはり年のせいかもしれない
