忘却への扉

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心に踏み込む再挑戦

2013-11-11 | 平和を
 心を評価できるのか。[第1次安倍政権で(道徳教科化)実現を目指したが、中教審で「実現困難」と判断された経緯があり、今回はいわば”リターンマッチ“(中略)
 [「6年前にも道徳の教科化は提言されたが残念ながら頓挫した。今回は必ず教科化に資する議論をしてもらいたい」。今年4月、有識者会議の初会合で下村文化相は熱弁を振るった。
 文科省幹部は「大臣は前回のことをかなり苦々しく思っており、今回にかける執念はすざましい。首相との関係も良く、安定政権のうちに実現したいのだろう」と話す。(中略)
 [教科化の要件の1つとされる検定教科書の使用について、文科省では「国が価値観に関わる教科書の内容を検定するのは難しい」と否定的な見方強]い。
 [有識者会議の設置自体を、教科化実現の戦略と見る関係者もいる。道徳の教科化を打ち出した政府の教育改革実行会議が扱うテーマは、教育委員会改革や大学入試改革など幅広いが、ほとんどは提言後にそのまま中教審の審議に付している。
 ところが、今回は中教審への諮問前に有識者会議で事前の道筋を示すという異例の経過をたどった。ある教育行政の専門家は「中教審でひっくり返されないよう、レールを敷いておく戦略だろう」と指摘する。
 6年前の判断との整合性を問われることになった中教審には、大きなプレッシャーがかかる。
 文科省は2015年度にも道徳を教科化する意向だが、かつて教科化を見送った中教審委員は「このままでは前回の議論は何だったのかという話になる。検定教科書は国家が人の価値観に対し是非を唱えることになり、慎重に考えるべき問題だ」と強調した。]