忘却への扉

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山を越えてと

2010-10-14 | 日々
 海抜300m近くにある果樹園に久しぶりに行った。道路横の細く短い山道をふさぐかのように、幾つもクモの巣が糸を張っている。園内に入ってびっくり!、何年も以前の初回には妻が地面を耕したのかと尋ねた時と同じになっている。
 もう誤解はしないイノシシのしわざと見ればわかる。その後たびたび被害を受け続けているのだが、今回のように全体を耕してくれるのはまだ許せる。特に収穫時期などに畑を凸凹にするとか、あちこちに穴を掘るとかされては危なくて困る。
 歩くだけでも転けそうなのに、肥料や採集果実の運搬には人力の手押し式一輪車などを使用する。減らしても40㎏~60㎏の荷を積みバランスを取りながら運ぶのは、小さな凹みも邪魔になる。
 園内を全て平らにすれば何かと便利だけれど、時間的にも無理がある。入口から奥までの1本道でがまんした。家の近所の土地は最近まで毎日のようにイノシシに荒らされた。
 それもわが家の畑だけ、あの果樹園もあんなにきれいに耕したから、もう来ない保証などイノシシの勝手どうやら山越えをしての仕事とか。
 帰り道で害獣駆除にもかかわっている猟友会の人に会った。数日以内の犯行を彼は知っていて別の場所で大きなイノシシも見ていたが、犬は一緒でも猟銃は持ってない。熊が人間を襲う事件が連日報道されている。猪突猛進と言うイノシシだけど、人がどう逃げようとその気になれば突っ込ん来る。今夜は出がけに犬を連れて行こうとすれば『危ないから 犬は駄目』とのやさしい言葉に、傘を差し暗い夜道を1人で歩く。