忘却への扉

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餅ちひろいに行こ

2009-11-03 | 共に
 「お寺で餅まきがあるから、お参りがてら今年も行こや」と聞かされる。昨年は連休だったのか、孫たち親子がミカン採り体験をかね遊びに来ていた。お寺参りで偶然に餅まきをする行事に出会った。
 あの時の孫たちのはしゃぎ様というか頑張り様と娘の笑顔を思い出す。餅ひろいをする機会などめったにあることではない。お年寄りが多いのに子供は数人、そこでも積極的な孫は最後にお供え物の果物までお坊さんからもらっていた。
 開始時刻を忘れている。昨年あった場所を通り、山門までの長い石段を登る。いつこの寺院来ても思うのは、歴史のある寺にこんなにたくさんの寄付者名と金額の個別の派手な石柱が並び過ぎる。近年は特に酷く、見事な石垣を隠し御堂の基礎に床下まで塞いでいるのは罪作り。
 時々雨の天候もあって今年は場所を本堂?入口に移動して催された。お坊さんたちによる説明のあとにお経が続き、そして餅まきのはずがこれも餅が汚れてはと配られる。
 お坊さんに手渡しされるお餅は、一握りと数個のおまけ。寒いお経の間も手を合わせていたおかげかと、ありがたくお礼を言いつつ頂いた。山頂に建つ寺院からの下り坂、一方の山林の間で見える眼下に広がる深い青色の海と島々のきれいさは拝みたい気分にもさせる。