忘却への扉

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離れて見れば

2009-11-27 | 日々
 朝霧に浮かぶ街並みを見下ろしながら、個性ある何本もの橋が島々をまたぐしまなみ海道の早朝を走る。大小の島々も霞んでいる。昔を知らないが元々山林のない島かと思うほど紅葉を多く見れる。
 山間部のわが家の地方も紅葉を眺めることはできるが、島々のように広くまとまってはいない。おまけに果樹園と山林が面積の大半をしめ、現在も採集の進んでいる。
 主な品種の違いで収穫時期は来年の春まで続く。落葉しない果樹は傾斜地の段畑に植えられていて、果実の実った山は濃いオレンジ色に染まり収穫の進み具合で緑に戻る。
 それでもあちこちで目立った紅葉を見れるのは、桜やハゼの木など赤が映えるから。島の色は落葉樹のオレンジ色の濃淡が主役で、桜などが赤を見せる。行く手に濃く明るい大きな太陽の上るのを初めて見れた。
 早朝から日の出と短い時間の経過でも、違った景色を感じて走る。離れているからこそきれいに見える色もある。自動車道脇の枯れ草の色と、折れて倒れた状態の場所が続けば現実に引き戻されもする。紅葉は好きだが、それはやがて芽を出し花咲く春が来るからのこと。
コメント
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