忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

里帰りから

2009-05-02 | 共に
 長く暮らした寒さの残る山里でウグイスの鳴き声を聞き、わが家に帰った翌朝またウグイスの声を聞いた。暖かいこちらの方が、より練習できてるはずなのにちょっと下手。
 これから次第に上手な声を聞かせてくれるだろう。今年ウグイスの姿を見てはいないが、距離は離れていても空でつながっている近さを感じる鳥の声。
 空を飛べたらいいなそんな気分になる日々が続いている。そばに行けるはずはないけど、空だと少しは近づけそうだ。
 静かに想っていたいのに、現実は騒々しくて疲れ気味。心の疲れを体の疲れが抑えてくれていた頃のほうが楽だった。
 互いにわかっている心と体の疲れと痛みは、慰めではなく励ましでも抑制できる。だが単なる体の疲れに加わる、心への傷に因るストレスはきつい。
 「‥‥行ってみようか」そう言うのを聞き、まるでとんぼ返りのよう早すぎるとも思ったが賛成だと後悔は少ないとはわかる。
 私にとっては第二の故郷への里帰りとも言える。戻ってすぐにウグイスの鳴き声も聞いた。水の溜められた水田も目につくが、まだ雨待ちで数は少ない。山里を紹介するカエルの合唱は先日と同じ。里帰りできて良かった。