豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

湿度とエアコンの稼働率…北斗市

2016-08-20 15:45:19 | ファース本部

この時期の日本列島は、冷房エアコンを稼働させている真最中となっていることでしょう。
今日は台風9号と10号が入り組んで複雑な気圧配置となり日本列島は、猛暑、酷暑、豪雨と、地域ごとに異なる天候となっております。

快適な冷房空間は気温26℃、湿度50%ていど言われます。
私達はこの気温26℃だけを意識しますが、50%の湿度の保有する潜熱量は約27℃もの気温に相当します。
この時の双方を足した全熱量(エンタルピーとも言う)は、合計53℃と言うことになります。
勿論、この27℃は潜っているので熱いとの触覚がありません。

その湿気が冷房エアコンの室内機フィンに接触した時点で凝縮熱として具現化します。
つまり26℃をキープするためエアコンは、プラス27℃分の冷房稼働を強いられるのです。
この潜熱が冷房負荷の大きく影響する事を我国の住宅業界はあまり注目しませんでした。

今日の各地は総じて高い湿度となっております。
気温30℃、湿度80%の地域もありますが、この80%は潜熱では50℃気温に相当します。
つまりこの50℃の潜熱は室内機フィンに触れ、凝縮熱となり膨大な電力を消費します。

冷房に使用するエネルギー消費量は、暖房25%、給湯30%に比べると3%と低いため注目度が低いのですが、夏のこの時期に電力需要が集中してしまいます。
エアコンを稼働させ、甲子園児達の活躍やオリンピック観戦に躍起となっております。
その裏側では電力の安定供給を行う関係者が奮闘していることも忘れてはなりません。

私達のファースの家は、自然素材で炭の100倍の調湿能力を持つ、スカットール(シリカゲル)を床下に敷設し湿度管理を行っています。
好天の時は窓を大きく開け大気に触れ、閉めた時は調湿で省エネ健康空間を保持する、メリハリのある家づくりを行っています。
写真は全館輻射熱冷暖房のファースの家ゲストハウス(げっかそう)の内部です。

さて、明日の日曜日は韓国に移動してソウルとプサンに出張してきました。

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