豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

地産材を使用する意義…北斗市

2014-07-05 14:55:46 | ファース本部
東南諸国やロシアの森林資源が枯渇しそうだと言うことです。
日本をはじめ先進国が挙って森林資源を活用したことに要因がありそうです。
そもそも我国の人件費は高騰し過ぎで、山林資源が無料だとしても、伐採、搬送、製材、販売コストを算入すると、製材された輸入木材の方がはるかに安価だった理由もあります。

現在は国際的にも地球温暖防止の意識が高まって参りました。
森林とCO2量には大きな関わりがあるとされます。樹木や草花は、炭酸ガスを吸って栄養にし、酸素を吐き出す作用があり、地球環境の空気清浄機の役割を担っていると言います。

森林を野放図に伐採すると、林野における雨水の吸水効力は希薄となり、雨が降ると地滑りや土砂崩れを誘発し易くなるのでしょう。
それは田畑に安定した治水を促すバランスも壊れ、汚水が河川を通じて海に流れ出ますと、漁業にも影響が出ます。
つまり、森林は地球環境を安定させる重要な資源となっているのでしょう。

勿論、樹木を製材のために伐採したら、丁寧な植樹は必然となります。
つまりは、50年、100年サイクルで森林資源を守って行かなければなりません。
北朝鮮を38度線の南側から見ると禿山ばかりが目立ちます。燃料補給のために切り倒してしまい、何十年先を見越した植樹などを行なう余裕などは全くないからでしょう。

今、地産材を多用する啓蒙がなされています。
それは地域の林業の育成で雇用が生まれ、そこから伐採した木材を製材加工する工場が稼働します。そこにも雇用が生まれます。
更には、遠い国や場所から現地まで搬送するまでに大量の燃料を消費して、その燃費によって排出されるCO2は膨大な量になります。

写真は、函館湾で撮った道南杉の丸太です。この地産材の多用は地球環境保持、地域活性化など、様々な可能性を潜在していることになります。
コストを計算する際には、社会的コストも勘案する習慣が必要のようです。
さて、今日は土曜日、月刊誌のコラム執筆を行っておりました。

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