カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インドの世界遺産】 ~フマユーン廟 ~(デリー)

2006年11月03日 11時59分59秒 | 北インド / NOUTH INDIA
ムガル帝国の第2代皇帝のフマユーンの墓。
1565年に妃が建造した。
一辺95m、高さ7mの基壇の上に38mの廟が立つ。
白大理石に赤砂岩と黄砂岩で縁取りされた美しいデザイン。

初代皇帝バーブルの長男だが、
バーブルほどの才能がなかったため、
領土拡大のため遠征を繰り返したが失敗に終わった。

一時はイランへ逃げ延びたが、
デリーとアグラーを奪還してムガル帝国を再建した。
その後、図書館の階段からころげ落ち、頭を打って死亡した。

 と言うわけで、
あまり功績がなく最期も哀れなフマユーンだが、
そのお墓は美しい。


◆豆知識◆

ムガル帝国は、インド史上最大で最後のイスラム帝国。

第1代皇帝:バーブル(在位1526~1530年)
第2代皇帝:フマユーン(在位1530~1556年)
第3代皇帝:アクバル(在位1556~1605年)
第4代皇帝:ジャハンギール(在位1605~1627年)
第5代皇帝:シャー・ジャハーン(在位1628~1658年)
第6代皇帝:アウラングゼーブ(在位1658~1707年)

この6代位までが有名で、
特に第3代のアクバルは13歳で即位し、
北インドに大帝国を築き「大帝」と呼ばれる。

1858年、第17代皇帝バハードゥル・シャー2世の時代に、
セポイの反乱がきっかけになって滅亡した。

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