カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インドの世界遺産】 ~タージ・マハル ~(アグラー)

2006年11月08日 21時09分59秒 | 北インド / NOUTH INDIA

インドで一番有名な建物がこれっ

ヒンドゥー教のインドで一番有名なのが
イスラム建築であるのが、皮肉といえば皮肉。
ヒンドゥー教徒の中にはそれを良く思わない人々もいるのだが、
美しい物は美しいのだから仕方ない。

でもヒンドゥー教徒のガイドの中には、
タージ・マハルの中に入らない人もいる。

           

タージ・マハル ムガル帝国の第5代皇帝シャー・ジャハンが、
妻のムムターズ(本名:アルジュマンド・バーヌー・べーガム)
の死を悼み、22年の歳月と2万人の職工を投じて建てたお墓。

全て白大理石で出来ている。
お陰で国の財政は傾いてしまったのだが・・・。

シャー・ジャハンは、城の中で宝飾品を売りに来ていた
ムムターズに一目惚れをした。
その時、彼は15歳、彼女は12歳だった。
そして5年後に二人は結婚した。

13人の子供に囲まれて幸せな日々を送っていたが、
ムムターズは14人目の子供を出産した時に、
産褥熱で死んでしまった。37歳だった。

シャー・ジャハンは哀しみにくれ、
国民と共に2年間も喪に服した。
そして・・建築狂であったシャー・ジャハンは、
ムムターズの為にタージ・マハルを建築したのだった。

さらにシャー・ジャハンは、ヤムナー河の対岸に
黒いタージ・マハルを自分の墓として建設するつもりだったが、
息子アウラングゼーブによって幽閉され、夢と終わった。

         

このお墓・・かなり大きい。
一辺が95m四方の基壇の上に、
57m四方で高さ67mの本体が乗る。

四方のミナレット(塔)は43m。
しかも倒れた時にお墓を壊さないように、
少しだが外側に傾いている。

この写真は、故ダイアナ妃が座ったと言う、
ダイアナシートから撮影した。
ここからでもかなり遠い。


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◆豆知識◆

ムガル帝国は、インド史上最大で最後のイスラム帝国。

第1代皇帝:バーブル(在位1526~1530年)
第2代皇帝:フマユーン(在位1530~1556年)
第3代皇帝:アクバル(在位1556~1605年)
第4代皇帝:ジャハンギール(在位1605~1627年)
       (アクバルの長男)
第5代皇帝:シャー・ジャハーン(在位1628~1658年)
       (ジャハンギールの3男で兄弟と抗争の末、皇帝となる)
第6代皇帝:アウラングゼーブ(在位1658~1707年)
       (シャー・ジャハーンの3男で兄弟と抗争の末、皇帝となる)

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コメント (2)
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