カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~ラウディー・ラトール~

2020年08月31日 21時58分59秒 | 映画 / MOVIE

ポスターは古いけど2012年の作品、
タイトルは無秩序なラトール。
ラトールは主人公の警官の名前。
フルネームはビクラム・シン・ラトール。

アクシェイ・クマールとソーナークシ・シンハの共演。
「ホリデー」と同じキャスティング。

  <ストーリー> 

病院で母親を待っている女の子・・・・。

デーヴァガルと言う村:
ビクラムが生きている!と言う電話を受けて驚く男達・・・
男達は墓を掘り起こす・・・。
ビクラム(アクシェイ・クマール)は、
犯罪者が怯えて逃げ出すほどの、
勇敢な警官だったが、やくざ者に殺されていたのだった。

ところ変わってムンバイ:
シヴァ(アクシェイ・クマール二役)は友人の2G
(パレシュ・ガナトラ)と組んでケチな泥棒をしている。
ある日、町で美しい女性を見かけて声をかける。

パロ(ソーナークシ・シンハ)は親戚の結婚式の為に
ビハール州のパトナから来ていた。
シヴァは愛の為に泥棒を辞めると誓うが・・・・
駅で女性から大きな箱を盗んでしまう。

箱を開けると中から女の子チンキ(冒頭のシーンの)が出てきて、
シヴァの事をパパと呼んだ。箱の中を調べると、
シヴァにそっくりな男ビクラムとチンキの写真が出て来た。

シヴァは手がかりを元に2Gと一緒に女の子のパパを探し、
デーヴァガルと言う村に行くが、やくざ者に追われる事になる。

パロはシヴァが子持ちで騙されていたと思い込み、
怒ってビハール州に帰ってしまう。

ビクラムだと思われているシヴァはヤクザ者に襲われるが、
そこに本物のビクラムが登場し助ける。
ビクラムは殺された・・・と思ったのだが実は生きていて、
脳腫瘍の治療のためにムンバイに来ていたのだった。
しかしビクラムはシヴァとチンキを助けたが、
刺された傷が元で死んでしまう。最期にシヴァが、
チンキは自分の娘であると伝え、ビクラムは安堵した。

ビクラムの同僚の警官が事情を話す。
6カ月前、ビハール州のデーヴァガル村にビクラムが赴任し、
警察も丸め込み村を牛耳っていたやくざ者を懲らしめた。
それで殺されかかったのだった。シヴァはビクラムになり、
警官と一緒に村に戻る事にした。

シヴァは村でパロに会い経緯を話す。
ヤクザ者はビクラムだと思っているので、
パロとチンキを誘拐する。シヴァはヤクザ者を倒して
二人を救う。そしてビクラムになり切って、
村で3人で幸せに暮らすのだった。めでたし、めでたし。

 一人二役はインド映画では本当に良くある。
 そして相手が泥棒でも愛は揺るがない、驚。
 警察がヤクザと繋がっているのも普通にある話。
 特にビハール州の田舎では当たり前かもしれない。

 パロはビハール州の州都パトナーからムンバイに来ていたんだけど、
 どうしてデーヴァガル村でシヴァと再会したのか?謎。

 インド映画を観ていつも思うのは、
 夫婦や恋人同士、親子等の関係において、相手の話を聞かない事だ。
 弁解を一切聞かないから、話を聞けばわかるのになぁ・・・
 と思う事がほとんどである。私なら信じるかどうかは別にして、
 とりあえず相手の言い分は聞くけどなぁ。

 ビハール州からならムンバイの病院に行くより、
 近隣のコルカタかデリーだと思うけど、
 ムンバイの方が医療が良いのだろうか?

 デーヴァガル村が実在するか解らないか、
 この映画で観る限りでは岩山に遺跡があって、
 行ってみたいと旅人の心をくすぐられた。
 まぁ村だとアクセスが大変だと思うが・・・。

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マンゴー・プリンとストロベリー・プリン。

2020年08月30日 21時56分59秒 | デリーNCR / DELHI NCR

もう8月も終わりである。
早かったなぁ~。いつも思うのだが・・・・
なんでも折り返し地点を過ぎると、
後半は加速しているのではないだろうか?

例えば一週間・・・・水曜日を過ぎると
あっという間に週末である。
一年も・・・・8月は物凄いスピードで過ぎた。

さて、インドではヨーグルトは極めてポピュラーである。
何処の家庭でも必ずあるだろう。
昔は自宅で作っていたし、今でも朝食はパラタと言う、
チャパティに野菜を混ぜた物にカレー(やっぱりね)、
アチャールと言う漬物にヨーグルトである。

ビリヤーニと言う炊き込みご飯にもライタと言う、
ヨーグルトに野菜のみじん切りを混ぜた物がつきもので、
ラッシーと言うヨーグルトドリンクは、
どこのレストランにもある。

 

で、プリンは一般的ではない。
知らない人もいると思う。日本ではないので、
コンビニやスーパーでもヨーグルトはあっても、
プリンは売っていない。

しかし、最近よく行くスーパーで
このようなプリンの素を見かけるようになってきた。

そしてマンゴー味とストロベリー味と言うフレーバーは初めて見た。

 

ちゃんとカラメルソースもついている。
マンゴーとストロベリーの匂いはする。

牛乳500ccを鍋で温めてプリンの素を投入する。
溶けるようにまんべんなく混ぜる。
あとは容器に入れて冷ましてから冷蔵庫に入れる。

マンゴープリンを食べたところ・・・
味はマンゴーと言われなければ解らない。
カラメルソースをかけたからかなぁ・・・。

と思ってストロベリーにはかけなかったんだけど、
やっぱり味はしなかったのだった。
色だけだな、まぁ珍しいから良しとするか。

値段は50Rs(約90円)だから問題なし。
5個はできるし。定番入り決定だな。

コメント (2)
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【インド映画】 ~ガジニ~

2020年08月29日 22時07分59秒 | 映画 / MOVIE

2008年の作品で、タイトルは復讐相手の名前。
2005年公開の同名のタミル映画のリメイク。

アーミル・カーンの映画なので単純なものではないはず。
こう言う期待をさせてくれる俳優って他にいないかも。
脳に損傷を受けたため15分経つと記憶を失ってしまうと言う、
順行性健忘症になってしまったの男の復讐劇。

気づいた事はと言うと、
主なキャスティングがイスラム教徒だった事と、
スニタ(ジア・カーン)もカルパナ(アシン)も
背が低かった事かなぁ。

  <ストーリー> 

医学生のスニタ(ジア・カーン)は人間の脳を研究している。
ある日、興味深い資料を見つけ研究したいと教授に言うが、
犯罪関係の資料だと言う事でOKしてもらえなかった。
それはサンジェイ(アーミル・カーン)と言う男の、
進行中の犯罪の記録であった。

スニタは独自で調べ始める。
サンジェイは携帯電話会社エアボイス社の会長だったが、
15分経つと記憶を失ってしまう順行性健忘症であった。

サンジェイはある男を殺し写真を撮り、
名前が記載された郵便物を盗んで立ち去った。
警察のアルジュン(リヤズ・カーン)が、
その捜査に当たる事になった。

サンジェイは自分の家さえも忘れてしまうため、
全ての写真を撮り、やるべき行動さえも全てメモしている。
身体にはカルパナは殺されたと言う刺青をしている。
カルパナ(アシン)はサンジェイの婚約者だったが
ガジニと言う男に殺されていた。

スニタは病院でサンジェイを見かけ話かける。
アルジュンはサンジェイの家に忍び込み、
彼を殴り倒し、身体の刺青や所有物を確認する。
そして2005年の日記を読みサンジェイが、
携帯電話会社エアボイス社の会長だった事を知る。

サンジェイはCM制作会社でモデルの仕事をしている
カルパナ(アシン)のアパートの上に看板を設置するため、
部下に交渉に行かせたが、交際の申込みと勘違いされてしまう。
カルパナはサンジェイのGFになりすまし、
CMの主役の仕事を任せられるようになる。

サンジェイはカルパナに抗議する為に会いに行ったが、
一目で好きになってしまい、
身分を隠しサチンとして付き合い始める。
サンジェイはカルパナにプロポーズをし、
彼女がOKした場合に素性を明らかにすると
約束した所が日記の最後であった。

アルジュンが2006年の日記を読もうとした時、
サンジェイが目を覚まし、アルジュンを攻撃し、
縛りあげる。そして行動予定に従って出かける。
それはスニタの大学のイベントだった。

サンジェイはガジニ(プラディープ・ラワット)を、
電話で呼び出して殺そうとしたが、
誤ってやって来た別人を殺してしまう。

スニタはサンジェイの家を訪ね、
ガジニを殺すと書いた壁を見てしまう。
そして縛られたアルジュンを発見し助ける。
そこへサンジェイが帰って来たが、
二人が誰だか思い出せない。
アルジュンは逃げ出したが、バスに挽かれて死んでしまう。

スニタはガジニにサンジェイが命を狙っている事を、
知らせに行く。サンジェイはスニタを殺そうと
学生寮に忍び込むが警察に捕まってしまう。

スニタはサンジェイの家から持ってきた、
2年間の日記を読み状況を知るが、
カルパナがプロポーズをOKした後、
サンジェイは仕事でロンドンへ行った所で終わっていた。

警察は逮捕したサンジェイの身体の刺青を調べ、
ガジニに電話をし確認をさせたところ、
ガジニはエアボイス社の会長で友人だと嘘をついた。
警察は医師の確認の元、サンジェイを自宅に戻した。
ガジニはサンジェイの家に忍び込み、
身体の刺青を消し、証拠を全て始末した。

スニタは調査を開始した。

25人の少女が人身売買されそうになった時、
カルパナはゴアに旅行しており、
列車に乗り合わせていた軍人に助けを求め、
救ったのだった。その首謀者がガジニであったため、
カルパナは殺されたのだった。

ガジニはカルパナを刺し、鉄の棒でサンジェイの頭を殴り、
脳に損傷を与え、カルパナをも殴り殺した。
カルパナの最後の言葉は「ガジニ」だった。

スニタは病院のサンジェイを訪ね真実を話し、
サンジェイはスニタの協力でガジニを追う。
サンジェイはガジニを殺そうとするが、
途中で病気の為に何をしようとしていたのか忘れてしまう。
ガジニがサンジェイを刺し、スニタを殺そうとした時、
記憶が甦りカルパナが殺された様にガジニを殺す。

6ヶ月後・・・・回復したサンジェイは、
カルパナと名付けた孤児院でボランティアをしている。
スニタはサンジェイにカルパナとの思い出の品を贈る。

 カルパナがプロポーズをOKした後も、
 サンジェイはなかなか素性をあかせず、
 富豪と知らないカルパナがいろいろと
 頑張る姿がいじらしかった。結局、
 誰だか知らないまま死んでしまったのは可哀そうだった。

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【インド映画】 ~ホリデー~

2020年08月28日 22時13分59秒 | 映画 / MOVIE

2014年の作品。パキスタンとの国境に位置する
インド北部カシミールで任務に就いているインド陸軍の
兵士の休暇時の話。サブタイトルは
A Soldier Is Never Off Duty。
「兵士に休息はない」。タミル映画「トゥプパッキ」のリメイク。

  <ストーリー> 

ムンバイ駅でカシミールからの兵士を乗せた列車を待つ家族。
陸軍大尉のヴィラート(アクシャイ・クマール)も帰省してきた。
ヴィラートはそのまま、お見合い相手サイバ
(ソーナークシー・シンハー)の家に連れて行かれる。
しかし、ヴィラートは帰り道に、自分のタイプではないと
サイバの父親に断りの電話を入れる。

ところが友人の警官ムクンド(スミート・ラグハバン)
に連れて行かれたボクシング大会で出場している、
サイバを見て恋に落ちる。

 人の好みって解らんものだ・・・・・。

ある日、ヴィラートは と市バスに乗ったところ、
偶然テロリストが仕掛けた爆弾が爆発し犯人を捕らえた。
犯人は病院から脱走したため、
ヴィラートは自宅で監禁し情報を得るため拷問する。
ヴィラ―トはただの陸軍の兵士ではなくDIAと言う
インド軍の情報組織、国防情報部に属する諜報員だった。

同時多発爆弾テロが計画された日、
ヴィラートは犯人をわざと逃がし、
結婚式に参列した休暇中の隊員たちを動員し、
12人の爆弾を抱えたテロリストたちの行動を追う。
そして爆弾テロを阻止した。

テロリストは仲間を射殺した12人を調べ、
結婚式の事を突き止める。そして5人の隊員の女性の家族を
一人づつ誘拐する。

ヴィラ―とは自分の妹を一人の隊員の妹の身代わりにし、
妹の匂いを警察犬に追わせ監禁場所を突き止め5人を開放する。

テロリストは12人の行動を監視し始め、
1人の家族のいるモールを爆破し、ヴィラートを脅迫する。

ヴィラートはムクンドに指令を伝え、
自分の腕に追跡用マイクロチップを埋め、
テロリストの要求に従い車を乗り継ぎながら
ムンバイ沖の指定場所へ向かう。

乗り継いだ車には爆弾が仕掛けられており、
それをヴィラートが運転して各所へ爆弾を仕掛けたわけだ。

ヴィラートの後を追跡した警察によって、
洋上の船には爆弾が仕掛けられた。
ヴィラートは時間を稼ぐためにあえて銃殺ではなく、
なぶり殺しを要求し、主犯格を捕らえ船で脱出した。
そして船の爆破を見せた後、射殺した。

休暇を終えた隊員たちは家族と別れ、
再び列車で勤務地へ向かう。ジャイ・ヒンド!

 家族のいる自宅の自室に監禁するって・・・
 現実的にどうなのか? とは思うが、
 しかも手荒い方法で拷問・・・・。

 カシミール地方などの国境地帯は高地で自然環境も厳しいし、
 隣国やテロリストからの攻撃に対する危険もかなり高い。
 休暇を終えて任務へ向かう時は、
 もう会えないかもしれないと言う悲壮感が漂っていた。
 軍人とは結婚できんな、笑。

 インド映画でよくあるのだが、
 最後の対決シーンで銃で撃てば簡単に終わるものを、
 あえて1対1で素手で決闘する意味って何だろう。
 1対1で素手で戦って勝ってこそ男!って事かしら。

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【インド映画】 ~カービル~

2020年08月27日 22時17分59秒 | 映画 / MOVIE

2017年の作品、タイトルはヒンディー語で「有能な」。
妻を失った盲目の男の復讐物語であるが、
盲目の男がどうやって・・・・?
で、有能な男だったと言う事である。

盲目の者同士の結婚・・・難しそうだが、
何とかなるものなのかもしれない。

  <ストーリー> 

盲目の青年ローハン(リティク・ローシャン)は友人に、
やはり盲目の女性スプリヤー(ヤーミー・ゴウタム)を
紹介してもらう。スプリヤーはダンス教室でピアノを弾いていた。
ローハンはダンス教室に出かけて一緒にダンスを踊る。

ある日、二人は一緒にショッピングモールに出かけて、
お互いを見失ってしまう。ローハンはイベントのステージから、
呼びかけて再会する。その後、二人は結婚する事を決める。
そして新居となるはずの建設中のマンションを見に行く。
ローハンは何種類もの声色を使い分ける声優として活躍している。

ある日、政治家マーダヴラーオ(ローニト・ローイ)の
弟アミット(ローヒト・ローイ)がスープリヤーに目をつけ、
家に侵入し乱暴してしまう。ローハンは警察に届けるが、
権力による妨害を受けて届け出が遅れてしまう。

ショックを受けたローハンは帰宅しても、
スープリヤーに優しく出来なかった。
一番傷ついているはずのスープリヤーは、
そんなローハンを気遣い思いやりのある言葉をかける。
そしてあなたが一緒にいたくないのなら、
短い夢だったと思う事にするわ・・・と言う。

仕事から帰ったローハンはスープリヤーに、
謝罪の言葉をかけながら部屋に入るが・・・
スープリヤーは首を吊って死んでしまっていた。

スープリヤーは遺書を残していた。
レイプされた翌日にもアミットはワシームとやって来て、
再び・・・・。

警察はローハンを小馬鹿にし、
取りあおうとはしなかったため、
ローハンは自分で復讐しようと決める。

アミットとその兄の声を録音したローハンは、
声色を使って警察や関係者にに電話をかけ、
混乱を巻き起こさせる。
アミットは友達の父親から襲われ逆に殺してしまう。

ローハンはアミットの舎弟ワシーム(サヒブル・ラーマン)
を呼び出し暗闇の中で絞首刑にする。
アミットのハンカチが現場に残されていた。
しかしアミットはプネに行っておりムンバイにはいなかった。

警察のアモル署長(ナレンドラ・ジャー)はローハンを訪ねる。
アモルに容疑をかけられたローハンは、あなたが僕だったら、
どうしますか?と問う。

ローハンはアミットを倉庫に呼び出してオイルを撒き、
ドアを開けるとろうそくが倒れるように細工し焼死させた。

アモルは再びローハンを訪ね、24時間後に逮捕すると告げ、
自宅を監視しする。ローハンは家を抜け出し
マーダヴラーオを始末するために、
建設中のマンションに呼び出し全ての復讐を終えた。

逮捕まであと1時間、アモルはローハンが電話をかけていた、
公衆電話屋を訪ね写真を見せるが・・・電話屋も盲目だった。

そしてスープリヤーの遺灰を海に流す。

 盲目のローハンがどうやって復讐するのか?と思っていたが、
 声優なので声色を使い分けて電話をかけるとは、
 なるほどと思わせられた。音を聞き分ける聴覚で、
 相手を罠にはめたり、距離に対する感覚も優れていた。

 最後に公衆電話屋が盲目だったと言う設定だが、
 実はこれはインドにはけっこう多い。
 盲目の人や障害者が小物を売っていたりする事も珍しくない。

 政治家が警察を抱き込んでいるのも良くある話。
 インド映画につきものの職業は・・・
 警察官、政治家、弁護士、実業家、確かに良く出て来る。
 あとは教師、医者あたりか・・・権力があったり、
 ステータスが高い職業が人気か。

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【インド映画】 ~ガルブ~

2020年08月26日 21時59分59秒 | 映画 / MOVIE

2004年の作品、タイトルはヒンディー語で「誇り」。
法を守り、インドを良くしようと言う正義の警察官の話。

悪役ではないアムリシュ・プリは初めて見た。
サルマン・カーンは警官役多いなぁ。

  <ストーリー> 

「アルジュンは人殺しだ!」そう叫ぶ人混みの中を、
ムンバイ警察の監督補佐官アルジュン(サルマン・カーン)が、
裁判所に到着するシーンから始まる。彼は18人を殺害した罪で、
逮捕されたが弁護士も付けず死刑を希望した。

汚職がはびこるムンバイで長官のサマル・シン
(アムリシュ・プリ)は部下のアルジュンとハイデル
(アルバーズ・カーン)に命じてエンカウンター・キリングに
見せかけると言う方法でギャングの一斉殺害を始めた。

ところが州知事カシナート(ゴビンド・ナムデオ)は、
ギャングのザファル(ムケーシュ・リシ)ともつながっており、
サマル・シンを免職する。そしてアルジュンの家族を
襲い脅し始める。

アルジュンはカシナートの不正を暴いた書類を、
首相や主要官庁に送っていた。ザファルはアルジュンを
おびき出そうと電話をかけたが留守でハイデルが代わりに、
部下を率いて現場に向かったが警察の中に裏切り者がいて、
全員が殺されてしまう。

そしてハイデルはパキスタンのスパイだったと言う、
濡れ衣を着せられる。アルジュンは仇を討つために、
カシナートの屋敷に乗り込み18名を殺害する。

冒頭のシーンに続く・・・・。
拘留中のアルジュンの元にサマル・シンが現れる。
弁護士の資格を持つ彼はアルジュンの弁護を買って出る。

裁判でカシナート側の弁護士ティヤギ(アヌパム・ケール)が
アルジュンの妹ラーキー(アカンクシャ・マルホトラ)の事で、
アルジュンを挑発し、アルジュンはティヤギを殴ってしまう。
サマル・シンはラーキーに話を聞きに行き衝撃を受ける。

判決の日、サマル・シンはラーキーの話があまりにも残酷で、
本人のために公にできない内容であったため口をつぐむ。
そこへラーキーが現れ自分の口から真実を語る。

ラーキーはカシナート一味に誘拐され、
アルジュンに殺された18人によってレイプされていたのだった。
アルジュンは妹を救出に行き、そこで全員を殺害した。
そのためアルジュンは殺害の動機を語る事が出来ず、
死刑を希望したのだった。

アルジュンに対して無罪の判決が下りる。
裁判所の外に出たアルジュンにムンバイの警察官が整列し、
「アルジュン万歳!」のコールで歓迎した。

 アルジュンの恋人役でシルパ・シェッティが出ていたのだが、
 この役なくても良かったな・・・と思うほど影が薄かった。

 アルジュンはヒンドゥー教徒で仲間のハイデルはイスラム教徒。 
 途中でハイデルが左遷されそうになるシーンで、
 自分がイスラム教徒だからだと署長に食って掛かる、
 宗教に関わらずインド人なんだ、と言い、 
 アルジュンが上層部に物言いをつけ撤回させる。
 異教同士であるが法を守りインドを良くしようと言う事は、
 同じである。と。この友情も強調されていた。
 ちなみに実際は二人ともイスラム教徒である。

 <エンカウンター・キリング(超法規的殺人)>
 映画でもよく出てくるが、インドではよくある話で、
 犯人を抵抗したと言う理由で(正当防衛)、
 殺害してしまう事。実際は・・・抵抗してなくても、
 裁判をすると半端なく長い年月を要するとか、
 お金の力で有罪にできないとかの理由から、
 殺してしまう事も良くあるらしい。

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ごきぶりホイホイに・・・・。

2020年08月25日 22時14分59秒 | デリーNCR / DELHI NCR

日中の出来事である。
キッチンにいたところ・・・・
ごきぶりホイホイが動いた・・・。

日本製のこれである。
何の変哲もない普通のごきぶりホイホイである。
それが・・・動いたのであるから、怖い。

とてつもない大物がかかったのか?
我が家のゴキブリは日本のゴキブリとは違い、
コウロギみたいなやつだ。たぶんゴキブリではない。

すると・・・ヤモリ君が入り込んだのか?
と思い・・・・おそるおそる中を覗いて見たら・・・

うえっ!! 

ネズミである。ちっちゃい。
もがいてるのか、逃げようとしてるのか、
それとも紙が好きなのかは解らないが、
かなり嚙み切っている。

それでもホイホイの粘着からは逃れられないようだ。

どうしようもないので、ゴミ置き場に持って行った。
御冥福をお祈りします。

それにしても・・・すごい粘着。

その昔、ネズミに「うまかっちゃん」(袋のラーメン)を、
かじられて激怒した事があった。
その時は「ラット・キラー」と言う固形の駆除剤を
ラーメンに混ぜて数か所に置いてやったが、
引っかかったかどうかは不明。

気をつけよう・・・・。

 

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【インド映画】 ~ピヤール・トゥネ・キャー・キヤー~

2020年08月24日 22時04分59秒 | 映画 / MOVIE

2001年の作品で、タイトルはヒンディー語で。
「愛・お前は何をした?」。
2000年の「ジャングル」と同じファーディーン・カーンと
ウルミラ・マトンドカールの主演。。
ちなみに2002年の「オーム・ジャイ・ジャグディッシュ」
でも共演しているので3年連続。

  <ストーリー> 

ムンバイの実業家ジャイスワル(スレーシュ・オベロイ)
の娘リア(ウルミラ・マトンドカール)は旅行でゴアに行く。
そこでカメラマンのジャイ(ファルディーン・カーン)に
写真を撮られ断ったにもかかわらず雑誌に載ってしまう。

その後、ジャイはリアにモデルを依頼し
最初は拒んでいたリアも受け入れる。
そしてリアは次第にジャイに惹かれていく。

リアは父親に好きな人がいる事を打ち明け、
ジャイの家に行くが愛妻のギータ(ソナリ・クルカリニ)を
紹介されてショックをうける。

そしてジャイに、気持ちを打ち明ける。
ジャイはもし結婚していなかったら愛しただろうと嘘をつく。
リアは自殺をほのめかしジャイを呼ぶが、
ジャイはなだめすかしてリアを家に送って行く。
リアは次第に精神的に追い詰められていき、
ギータの心にも波風が立っていく。

ジャイは仕事を辞めギータと別の町に行く事を決め、
会社に辞表を出す。リアはジャイを呼び出し、
そのすきにジャイの自宅へ行き包丁でギータを襲う。
リアが現れないためジャイが自宅に戻り、
ギータを助けるためにリアを止める。
そこへリアの父親も現れる。

6カ月後・・・・ジャイの自宅にリアの父親が現れ、
リアの誕生日だからとジャイを連れて行く。
鉄格子がはめられ外側から鍵がかけられた病院の、
部屋の隅にリアは震えていた。ジャイが声をかけると、
激しく反応しジャイの元へ行こうとするが、
看護師と医者に止められる。

 もともと精神的にそういう傾向があったのかは、
 解らなかった。家庭のある人を愛してしまい、
 何らかの関係があったならまだしも、
 相手は自分に全く興味を示していないのだから、
 諦めるしかない。こういう人に好かれたら災難である。

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【インド映画】 ~ジスム2~

2020年08月23日 21時50分59秒 | 映画 / MOVIE

2003年公開の「ジスム」の続編で2012年の作品。
タイトルはヒンディー語で「身体2」。
タイトルが2となっているが主人公の名前が同じ以外は、
全く関連性はなかった。この後、3、4もあるらしい。

主演のランディープ・フーダは「ラブ・アージ・カル2」で、
主演を食ってしまうほど(私的評価)の好演であったが、
この作品に出ているとは知らなかった。

サニー・レオーネのボリウッドデビュー作品。
1981年カナダ生まれのインド人で、
元々はアメリカのポルノ女優(2002年デビュー)。
インド人のポルノ女優は他にいない。

  <ストーリー> 

イズナ(サニー・レオーネ)は諜報部員のアヤン
(アヌノデー・シン)と共に行動するために、
サルダナ(アリフ・ザカリヤ)に雇われた。
接触するターゲットの写真を見せられたイズナは動揺し、
仕事を引き受けられないと言った。テロリストと言われる
ターゲットはカビール(ランディープ・フーダ)だった。

6年前・・・麻薬捜査官だったカビールは、
取引の現場を押さえたが、そこに運び屋として来たのが、
イズナだった。イズナは事情を知らなかったため解放され、
カビールを愛し始めてしまっていた。
2人はしばらく情熱的な関係を続けたが、
ある日突然カビールは姿を消してしまったのだった。

全く手掛かりがなく6年が過ぎ、いきなりこんな形で、
イズナの元に現れたが、アヤンに諭されイズナは、
仕事を引き受ける。カビールから機密情報を引き出すため、
イズナはアヤンの婚約者に扮して二人はスリランカへ行く。

そして音楽家に扮するカビールの住む家の前の家に住む。
ある日、カビールはスミット(スミット・ニジャワン)と共に、
サルダナのオフィスを襲ったが、サルダナは何とか逃げ延びた。

イズナがカビールを誘い出し、アヤンがカビールに家の
PCからデータを盗むが、警報装置が作動しカビールは、
慌てて家に戻る。アヤンは逃げたがカビールは
犯人はアヤンではないか?と疑う。

カビールとイズナは接触するうちに再び愛が燃え上がり、
カビールはイズナに結婚を申し込む。イズナは全てを捨てて、
カビールの家に引っ越して行く。愛のために盲目になっている、
カビールはイズナを疑っていなかったが、
スミットはアヤンを襲い、逆に殺されてしまう。

スミットと連絡が取れなくなったカビールは、
アヤンの家に行きアヤンとイズナの関係を書いた
シナリオ本を見つけてしまう。

イズナはアヤンからカビールを殺害する指令を受け取る。
帰って来たイズナにカビールは自分はテロリストではなく、
腐敗している政治家や軍の将校や警察上部の人間を排除する、
愛国者であると語り始める。そしてイズナのために、
出国するためのパスポートやチケット、現金引き出しのできる、
スイス銀行の口座などを渡す。
君に罪はない、愛していると言いながら・・・。

・・・・イズナはカビールを撃ち、データを持って、
アヤンの待つ家に帰る。そこにはサルダナがおり、
データを受け取ってアヤンにイズナを殺すように言う。
イズナはそこでカビールが正しい人間で、サルダナやアヤンが、
腐敗した官僚だった事に気づく。
しかしアヤンはイズナを愛しており、サルダナを殺してしまう。

そしてイズナに自分と一緒に生きるか? と問うが、
イズナはカビールと一緒に死ぬ方を選ぶと言い撃たれる。
イズナもアヤンを撃つ・・・。

 全員、死んじゃったよ・・・・。ああぁぁ。
 サニーの演技だが、ワンパターンだった。
 期待はしてなかったし、顔も身体も綺麗だからいいか。
 ちなみにインド人男性はサニーが大好きである。笑。

 ランディープの方は、殺し屋役なので、
 全体的に表情を変えず、低い声で話す感じだった。
 「ワンス・アポンナ・タイム・イン・ムンバイ」の警官役でも、
 こんな感じだったけど、健康的な明るい役もみてみたいな。

 スリランカの風景もさることながら映像は綺麗に撮られていた。
 2003年の前作から9年経過しているからか、
 サニー・レオーネだからか、肌の露出と絡みのシーンは、
 かなり多くなっていた。映倫も少し緩くなったのかな。 

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【インド映画】 ~ジスム~

2020年08月22日 21時53分59秒 | 映画 / MOVIE

2003年の作品、タイトルはヒンディー語で「身体」。
主演のジョン・アブラハムのデビュー作。
脚本はマヘーシュ・バット。監督は娘のプージャ。
私は監督や脚本、音楽にこだわりはないので、
今まで全く気にしていなかったのだが、
マヘーシュ・バットは大御所だった・・・。

インド映画のジャンルとしてエロティック・スリラーと
言うのがあるのは知らなかった。
・・・と言っても、ヌードはご法度なので、
日本のTVドラマの方が露出も表現も凄いと思うけど。

舞台となったポンディチェリーはタミルナドゥ州にあり、
1954年までフランス領だった海岸の町。
旧市街地はインドであるが、海岸に近い新市街地は、
フランスっぽい町並みである。(フランスは知らんけど。)

劇中の挨拶がボンジュールだったりした。

 警官

  <ストーリー> 

傷ついたカビールが車で海岸に行き、
倒れ込むシーンから始まる。

ジョン・アブラハム演じるカビールは弁護士だが、
酒におぼれ自堕落な生活を送っている。ある日、
ソニア(ビパッシャ・バス)を見かけナンパするが、
人妻だった。それでもめげずにアタックする。

 インド人(に限らず?)のナンパ師は、
 相手が結婚してようがしてまいが関係ない。
 そしてシツコイ・・・・。イケメンならまだしも、
 そうでなくても根拠のない自信を持っているから、
 困ってしまうのだった。

億万長者のソニアの夫ロヒット(ガルシャン・グローバー)は、
旅行中であったため二人は留守宅で逢うようになる。
カビールは次第にソニアに夢中になって行くが、
当然ながらソニアは誰にも秘密にするように言う。

カビールはソニアに離婚するように勧めるが、
ソニアはロヒットは人を殺してしまうほど危険であると。

ロヒットはソニアを驚かそうと1日早く帰宅した。
年の離れたソニアの事をとても愛している様子に、
カビールは激しく嫉妬し益々酒量が増えて行く。

ソニアはカビールの部屋を訪ね自殺を図る。
カビールはロヒットを殺そうと提案し、
家に侵入しロヒットを殺害した。
そしてチェンナイのロヒットの工場で爆破を起こし、
事故に見せかけた。

ソニアは財産を相続するために相続に関する事は、
カビールに任せると言う書類を作成した。

ロヒットの財産の相続のためにやって来た、
ロヒットの妹のプリヤンカはソニアがお金のために、
5年前に前妻を殺しているとロヒットに告げる。

カビールの親友の警官であるシッダールタ
(ビネイ・パタク)と同僚のビシャール
(ランビール・ショーレイ)はカビールを疑い始める。 

チェンナイのホテルでのカビールのアリバイが崩れた事を、
シッダールタから聞いたビシャールはカビールに話す。
カビールはソニアに一緒に街を離れようと告げたが、
ソニアは待ち合わせ場所に殺し屋を差し向けた。
その男はソニアの家で見かけた男だった。

カビールは騙された事に気づきソニアの所に行くと、
ソニアはあなたを愛した事はないと言い、
カビールが全てを警察に話すと告げると、
ソニアはカビールを撃つ。
カビールは拳銃を取上げてソニアを撃つ。

カビールはシッダールタに電話をかけ、
ビシャールと3人で海岸で会う約束をする。
そして冒頭のシーンにつながる。
カビールは「最後にもう一度日の出を見たい。」と言い、
煙草に火をつけ日の出を見て微笑みながら力尽きる。

 ソニア・・・怖い・・・・・。
 カビールは最初は本気とは思えなかったんだけど、
 なんでハマっちゃったかな、人妻に。

 ジョンはこれがデビュー作とは思えなかった。
 1986年のハリウッド映画「ナインハーフ」の様に、
 氷を身体の上で滑らす描写があり、思わず
 ナインハーフじゃん。と言ってしまった。(笑)

 エロティック・スリラーとは、通常のスリラーと言うか、
 推理サスペンス物で、男女の肌の露出がかなり多く、
 ラブシーンが多めに入っていると言う事である。
 インド映画に期待は禁物。
 (全くしていないとは思うけれど、笑。)

 あとリアリティがあると言えば、
 主人公カビールがスーパーマンじゃなかった事。
 初老のロヒットとの格闘も強くなかったし、
 ソニアもそうだけど被弾1発で死んでしまう。
 場所にもよるけど1発でも痛いし立てないな・・普通。 

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【インド映画】 ~プレーム・アガン~

2020年08月21日 22時11分59秒 | 映画 / MOVIE

1998年の作品で、タイトルはヒンディー語で「愛の炎」。
この作品がデビュー作のファルディーン・カーンは、
俳優で映画監督のフェローズ・カーンの息子。
ちなみに共演のメグナ・コターリもデビュー作。

  <ストーリー> 

実業家で富豪のジャイ(アヌパム・ケール)は妻のシーナ
(ビーナ・バナルジー)、大学生の息子のヴィシャール
(サミール・マルホトラ)、娘のサプナ(メグナ・コターリ)と、
宮殿のような屋敷に住んでいる。

ある日、サプナの車が故障している所に同じ大学のスーラジ
(ファルディーン・カーン)が通りかかる。
そこから二人の心は近づいていく。

 どこだか判らないがお金持ちのご子息、ご令嬢が通う、 
 大学のキャンパスは広々としていて近代的な設備で、
 1998年の時代にボディコン、ミニスカの女学生が・・・。

ジャイはバレンタインデーに自家用ヘリで自宅に帰り、
サプナをビジネス・パートナーの息子ラジェッシュと
結婚させようと思っていた。自宅のパーティーでサプナは、
スーラジを紹介するが、ジャイの反応は悪かった。
ヴィジェイも空手で自分より上のスーラジを嫌っており、
父親と協力してスーラジを遠ざけようとする。

スーラジも両親にサプナを紹介し歓迎される。

 スーラジの父親は陸軍将校(大尉)であり、
 お国のために命を捧げる立派な職業である。
 しかし巨額の富を築くビジネスマンからすれば、
 どれだけお金を稼げるかで人間の価値が決まるらしい。

何でもお金の力で何とかなると考えているジェイは、
スーラジを退学させるように学長に伝える。
そしてサプナを海外に留学させる事を決めるが、
それを知ったスーラジはサプナに結婚を申し込み、
サプナもそれを受け入れた。

その夜、二人は一夜を共にする・・・。のだが、
まだ結婚式を挙げていないからと言う理由で、
スーラジは思いとどまる。(真面目だな。)

そこへジャイが部下を連れて乗り込んできて、
サプナを連れて帰る。スーラジはボコボコにされる。
サプナはスーラジの命を助けて欲しいと懇願し、
ジャイは今後一切の関係を絶つことを条件に命は助ける。

スーラジの家にスーラジの両親が訪ねてきて、
瀕死のスーラジを発見する。サプナはスーラジへ
手紙を残しオーストラリアへ旅立つ。
そこには夫となるラジェッシュも待っていたが、
心を閉ざしたままだった。

6カ月後、スーラジは父親の協力もあり、
オーストラリアへ向かう。そしてサプナと
ラジェッシュの婚約パーティにダンサーとして参加し、
サプナと会い経緯を聞く。

スーラジとサプナが会っている所へつけて来た、
ラジェッシュがやって来てサプナを連れ去って襲う。

スーラジはサプナの父親に撃たれるが、
父親はラジェッシュがサプナを襲っている現場にやって来て、
娘を救うためにラジェッシュを撃ち殺す。
そしてサプナにスーラジとの事を許すと告げ、
駆けつけた警察に逮捕される。

サプナとスーラジは結婚しスーラジの両親の待つ家に、
戻ったところでエンド。

 サプナの父がどこでどうしてスーラジの事を、
 許した(認めた)のかは全くもって不明。
 殺される事を承知で目の前に現れたので、
 愛の深さに気づいたのかなぁ?

 このように、自分のビジネスの発展や立場のために、
 娘や息子を利用する政略結婚は普通にある。
 子供の本当の幸せなど考えていないのである。
 またそのような家庭に生れたからには、
 結婚とはそう言う物だと思っているのかもしれない。

 この映画はハッピーエンドになったけれど、
 普通だったら家の名誉を守るために男性は、
 殺されても不思議ではない。

 そしてこの映画で発見したのは、
 富豪は自宅にシューティングレンジを持っており、
 そこで射撃練習をしていると言う事だ。
 なのでセレブ家族は全員が拳銃くらいは普通に撃てて、
 的を外さない腕なのかもしれない。
 インド映画で良く出てくる射撃シーンで、
 女性が普通に銃を扱っているのは当たり前なのかもしれない。

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【インド映画】 ~ダスタク~

2020年08月20日 22時18分59秒 | 映画 / MOVIE

1998年の作品、タイトルはヒンディー語で「拍手」。
英語タイトルはKnockであるが、
作品を観たところ最後のシーンで
拍手の方がいいかなと思ったので、拍手にした。

4月からほぼ毎日ヒンディー語映画を観ていると、
キャスティングは似通ってくるのだが、
スシュミタ・センは初めてだった。

主演のスシュミタ・センは1975年ハイデラバード生まれ。
1994年にインド人として初めてミス・ユニバーズに選ばれた。
マヘーシュ・バットが監督したこの作品が映画デビュー作。

  <ストーリー> 

ミス・ユニバーズのスシュミタ(スシュミタ・セン本人)は、
記者会見の後のファン・サービスで男に手をつかまれる。
その後、自宅に無言電話をかけられる。
そして楽屋に得体のしれない男がやってくるなど、
ストーカーに遭うようになる。

男はスシュミタの狂信的ファンのシャラッド
(シャラッド・カプール)でスシュミタに執着するあまり、
近づくファンを殺害し始める。

 シャラッド

スシュミタが危険にさらされているとみた、
警察署長のロヒット・マルホトラ(マクル・デブ)が警護につく。

 署長にしては若いんだけど・・・。
 あとスシュミタがロヒットと名前で呼ぶのが気になった。
 その後、二人が同級生だった事が判るんだけど、
 そうなると、ますます署長にしては若過ぎる。

 ロヒット

ロヒットがスシュミタをあだ名で呼んだ事から、
スシュミタはロヒットが小学校の同級生だった事を知り、
二人は急接近して行く。

シャラッドは、スシュミタの行く先に姿を見せ、
つけ狙う。そしてスシュミタの親友を殺し、
電話をかけてきた事で逆探知で家が突き止められた。

シャラッドは精神病で通院していたが紙一重の天才だった。
ロヒットはスシュミタをインド友好関係にある
セイシェルに脱出させることにした。
シャラッドはそれを聞き飛行機の貨物室に潜り込み、
着陸寸前に海に飛び降りた。

シャラッドはスシュミタとロヒットの前に現れ、
現地人を殺し自分が死んだ事に見せかけた。
(セイシェル警察も馬鹿ではないので)、
別人だと言う事が判るがスシュミタは誘拐されてしまう。

無人島に監禁されたスシュミタは、
あの手この手で脱出を試みるが失敗する。
ある日、ボートにHELPと書いたところ、
町で捜索中のロヒットの部下が発見した。

そして警察とシャラッドは銃撃戦となるが、
シャラッドはロヒットを撃って隠れ家に戻り、
スシュミタを殺して自分も死のうとする。
そこへロヒットが駆けつけ、最後はスシュミタが、
シャラッドを斧で倒した。

インドへ戻ったスシュミタは、
ダスラクと言うタイトルの本を出版し、
シャラッドのような人に捧げると話し喝采を浴びる。

 普通デビュー作なら、無難なラブストーリーだろうけど
 監督がマヘーシュ・バットだったからかな。
 恐怖におののいたり、監禁されたりして、
 綺麗なだけの役どころではなかった。

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【インド映画】 ~2001~

2020年08月19日 22時00分59秒 | 映画 / MOVIE

タイトルは2001と書いてヒンディ語では、
「ドー・ハザール・エーク」と読む。1998年の作品。
2001とは? 2001年の事かと思ったが、
FIR(財務情報)番号の事らしい。
全く知識なく・・・・理解できなかった。

  <ストーリー> 

バンガロールでジュリー(ウパサナ・シン)と言う、
コールガールが殺された。背中には2001と言う数字が、
刻まれていた。刑事のアニル(ジャッキー・シュロフ)が
捜査に当たる

この夜、ジュリーを呼んだのはバンガロール市長のラマスワミー
(サダシヴ・アンラプルカル)であった。

ある日、強盗が入った銀行の非常通報で現場に駆け付けると、
見知らぬ男が現れあっという間に犯人を射殺した。
アニルがその男を逮捕して署に戻ると署長から、
その男が相棒のラジャット(ラジャット・ベディ)だと告げられる

最初は気に入らなかったアニルだが。
慈善活動の名の陰で不動産で私腹を肥やしている
アミルチャンド(スレシュ・オベロイ)の集会に行き
帰りに一緒に酒を飲んだ事で意気投合し、
次第に良いコンビになって行く。

次の犠牲者は弁護士のサルカリ、同じくカージャル、
アミルチャンドの元の仲間のラオだった。アニルの自宅にも、
爆弾が仕掛けられるがラジャットが処理をした。

続いて、市長のラマスワミーも撃たれるが、
一命を取り留める。そして撃ったのは
ラジャットだったと指をさした。
署長はランジャットを謹慎処分にする。しかし、
その間に病室のラマスワミーは殺されてしまう。

ランジャットはラマスワミーが指をさしたのは、
自分の後ろにいたアニルではないか?と疑い始める。
アニルの妻ロシニー(ディンプル・カパディア)は、
アニルをかばい爆薬を巻いてアミルチャンドの屋敷に行く。

そこにアニルとランジャットが駆けつけ、
未然に防ぐがロシニーは全ては自分がやったと言い投獄される。
アニルはロシニーに自分が殺ると言い残して、
アミルチャンドの屋敷に行く。
ランジャットが駆けつけアニルを撃つが、
誤って殺害してしまう。

ランジャットはアニルが書いた手紙を読み、
経緯を知る。20年前アニルが少年の頃、
医者であった父親がアミルチャンド、ラマスワミー、
ラオ、サルカリ、カージャル、ジュリーに殺されていた。
その恨みを晴らすために犯行を重ねたと言う事を。
(それがFIRナンバー2001と言う事らしい。)

そして単独でアミルチャンドの屋敷に乗り込み、
屋敷もろとも破壊してアミルチャンドを殺してしまう。

 当時、ジャッキー・シェロフは40歳超えてたので、
 20年前の少年の頃と言うのはちょっと厳しかった。
 犯人が誰なのか? アニルかな?と思わせる所は、
 あったのだが、ランジャットの線も残されていた。

 インド映画でよくある復讐の物語であった。

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【インド映画】 ~ジャングル~

2020年08月18日 21時59分59秒 | 映画 / MOVIE

2000年の作品。
スニル・シェッティとファルディーン・カーンは、
2006年のファイト・クラブでも共演している。

単純なラブストーリーかと思ったら、
ジャングルで山賊に誘拐されて・・・・。
ここに出て来る山賊は女盗賊プーラン・デビのように、
州境の山間部に集団で住み強盗や殺人を繰り返す悪党である。

車のナンバーからマディア・プラデッシュ州と
アンドラ・プラデシュ州の州境あたりと思われる。

  <ストーリー> 

ジャングルの中を警戒しながら動く、
迷彩服の武装した集団のシーンから始まる・・・。

シッドゥ(ファルディーン・カーン)とアヌー
(ウルミラ・マトンドカール)は恋人同士。
ある日、アヌーの父親が友人の息子との縁談を勧める。

アヌー一家はタイガー・サファリに出かけるが、
現地にはアヌーの婚約者家族も来ていた。
アヌーの後を追ってシッドゥも同じリゾートにやって来る。
アヌーとシッドゥはリゾートのオーナーに打ち明け、
二人だけで別行動をする。

 

ジャングルの中には冒頭に出て来た迷彩服の集団(軍)が、
地元民らしい武装した山賊集団と銃撃戦となり、
シヴラージ司令官(スニール・シェッティ)は、
一人の敵の兵士を生け捕りにする。

リゾートの宿泊客はバスに乗ってサファリに出かけるが、
山賊に襲われ身ぐるみをはがされてしまう。
シッドゥは部屋で寝ており助かる。
警察と軍が出動し州知事もやって来る。
山賊は仲間の釈放を要求し、
人質を一人殺し見せしめにさらす。

(意外にも)山賊は約束を守り人質を解放するが、
アヌーは首領のチョードリー(スシャント・シン)に、
気に入られてしまい解放されなかった。

山賊はジャングルを熟知しており、
警察と軍は有効な対策を講じる事ができない。
リゾートのオーナーはチョードリーを知っているので、
自分がなんとかしようとシッドゥに告げ、
ジャングルに入って行く。その後を警官とシッドゥが追う。

オーナーがチョードリーに会った時、
シッドウが現れてアヌーをかばうが警官が現れ銃撃戦となり、
シッドゥはアヌーを連れて逃げる。警官は殺られてしまう。

チョードリー一味は二人を追う。そしシヴラージも
軍隊を率いてその後を追う。所々で銃撃戦になり、
最後にはチョードリー一人が残る。

シッドウとアヌは山の頂へ逃げるが、
そこでシッドゥが足を滑らせて転落する。
シヴラージが駆けつけて谷底へ手を伸ばすが、
そこへチョードリーがやって来てシヴラージを刺す。
そしてアヌーを連れて逃げる。
シヴラージは力を振り絞ってシッドゥを助け力尽きる。

シッドゥは二人を追いチョードリーを倒し、
アヌーと抱き合ったところへ軍隊が駆けつける。

 シッドゥとアヌーがジャングルの中を逃げるシーンは、
 ハラハラと言うよりムカついた。
 追手がいるのに大声を出したり泣きわめいたり、
 アヌーが我儘言ったり・・・・。
 もう面倒くさいなぁインド人は・・・と思った。

 それにジャングルの中は虎やワニ、コブラやサソリもいるし、
 山賊だけが敵ではない。道しるべもない所へ入るとは、
 シッドゥは本当に馬鹿。軍隊に任せておけばいいものを。
 それで助かったかどうかはわからないけれど。 
 少なくともチョードリーはアヌーを気に入っていたので、
 抵抗しなければ殺されはしなかったと思われる。 

 インド映画ではシリアスなシーンであっても、
 歌って踊ってが入るんだけど・・・・
 命かけてる状況で、やってる場合か? 
 と私的には賛成しかねるのだった。

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【インド映画】 ~アジェイ~

2020年08月17日 22時01分59秒 | 映画 / MOVIE

1996年公開、タイトルは主人公の名前。
ちなみにサニー・デオルの本名はアジェイである。

王宮はジョドプル、ウメイド・バワンと言う、
ラジャスタン州にあるヘリテイジ宮殿。
これだけでも見る価値があるが、
他のロケは砂漠地帯ではなく牧草地帯だったし、
車のナンバーはマハラシュトラ州だった。

カリシュマ・カプールはインド映画界で最も有名な
カプール一族であるランディール・カプールの娘。
ランディールはラージ・カプールの息子でリシ・カプールの兄。
カリシュマはカリーナの6歳年上の姉。
リシ・カプールの息子はランビール。

当時サニー・デオルは40歳、カリシュマは26歳。
実は私、カリシュマの映画は初めて観た。
1991年デビューだが2003年の結婚後は
あまり出ていなかった。離婚後はまた出てるみたいだけど。

1992~5年はアジェイ・デーブガンと交際、
2002年にアビシェーク・バッチャンと婚約したが破局、
2003年に実業家と結婚したが2016年に離婚。

  <ストーリー> 

王族の家系ブリッジラージ(スレッシュ・オベロイ)とランビール
(キラン・クマール)。ランビールはある女性を妊娠させたが、
結婚する意志はなく冷たく突き放すシーンから始まる。

ある日、兄弟の元へ姪のマノラマ(カリシュマ・カプール)が
外国から戻って来る。

牧場を営むアジェイ(サニー・デオル)は、
河でカヌーをしている女性が激流に飲まれてしまうのを、
助けるが、女性は例も言わずに失礼な態度を取る。
お互いの名前も聞かずに別れたが、女性はマノラマだった。

王宮主催の闘牛の大会で二人は再会する。
マノハラは挑発するがアジェイは牛を倒してしまう。 

 えっ!アジェイ~。そこで恋に落ちるっ!?
 まじか・・・・。ツンデレ好きだったのか・・・。

その後もマノラマはアジェイに突っかかって来る。
アジェイは相手が王族であっても特別扱いはしない。

ブリッジラージはマノラマに結婚相手の
ルーペッシュ(モーニシュ・ベヒ)を紹介し
二人は狩りをするために森に行く。
マノラマは途中でアジェイに婚約者を紹介する。

狩りの後で野宿をしている時にマノラマは、
同行者に襲われてしまうが、
そこに何故かアジェイが登場して助ける。
ルーペッシュは他の女性とお楽しみ中で・・・

 インドでは結婚相手とは結婚式当日までは、
 一線を越えないのが普通である(お見合い結婚の場合)。
 となると、一緒に泊りがけで狩りに行ったとしても、
 宿泊は別と言う事になる。

怒ったマノラマはルーペッシュを残し一人で帰り、
アジェイを想うようになる。

 でた!!定番の襲われた女性は助けた男性に惚れる。

アジェイはマノラマを母親に紹介するが、
王家の兄弟は当然のごとく大反対し、
マノラマを連れ戻しに来る。

その後もアジェイに対して次々に因縁をつけ、
妹の結婚式の際にマノラマから贈られたネックレスを、
アジェイが盗んだと警察を動員して逮捕させる。
そしてアジェイの母親を拷問し、命を助けたければ、
結婚をあきらめるようにマノラマを脅迫する。

アジェイの裁判にマノラマが出廷したが、
アジェイの母親を人質に取られているため、
本当の事が言えずネックレスは盗まれたと言う。
そして貧乏人のあなたと王家の私が本当に、
愛し合うはずがないとまで言わせ、
しかも偽証させておいて母親を殺してしまう。

アジェイは母親の火葬に立ち会うため脱獄し、
その足でマノラマの所へ行くが、妹に説得される。
そして全てを知り対決するために、
メヘランガル砦へ行く。兄弟は逃げる。

最終的に弟のランビールは、自分が捨てた女性に殺され、
ブリッジラージはアジェイの手で絞首刑になる。

 初めから釣り合わない恋愛には犠牲が伴うと思ってた。
 良くて連れ戻される。悪くて殺される。
 家の名誉を守るための殺人は罪にならないどころか、
 良くやったと言われる。
 庶民でもこうなのに、相手が王家では・・・・。

 しかし王様、心が狭いな。王家の気品もないんだな。
 こんな心の貧しい王様はいらんな。やる事がせこい。
 
 ジョドプルのウメイド・バワンもメヘランガル砦も、
 良く撮影が許されたと思う。最後の銃撃シーンで、
 砦に行く必要はなかったと思うけど、
 宮殿内でやるわけにいかなかったのだろう。
 爆破もあったけど、さすがにあれは別場所かな。

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