イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

英国式??フラワー・アレンジメントの祭典、チューダー様式の邸宅、ブラモル・ホールで

2016年09月24日 09時00分00秒 | ストックポートとその周辺
チューダー様式の大邸宅、ストックポート日報ですっかりおなじみのブラモル・ホール Bramoll Hall が新装再オープンしてから、2ヶ月たちます。


(3月の写真です)

9月22日から25日まで、ホール全館でフラワー・フェスティバル Flower Festival なるものが開催されています。

夜8時までオープンしている初日、木曜日の夕方、「パーク内のカフェで働いている」といったら、なんと一人で無料入館させてもらいました!!

再オープンしてから、入ったのは初めてです。

一般は大人1人、10ポンド。高いっ!

さて、フラワー・フェスティバル・・・もらったフライヤー(チラシ)によると、ヴィクトリア時代のパーティーがテーマなんだそうです。

抽象的でよくわからない。

丘に面した裏口から入場です。


これも作品。階段下の両側に並んだポット、左側。


右の低いほう、上から。


クリスマス風のアレンジです。

まず入った、グレート・ホール Great Hall (大玄関)がこんなです。


暖炉の両側に置かれた、首吊り縄をかけられた、罪人の胸像が興味深いですね。フラワーアートはどうでもいいです。





試験管が一輪挿しになっています。気をつけないと、見落とします。


悪くないアイデアですが、やりすぎると、くどいとおもいませんか。


通常の入館料は、大人が4ポンド75ペンス。

このわけのわからないフラワー・アレンジメントの展示会に10ポンド払って入ったら、かなり失望!するだろうな~というのが、最初の一部屋を見終わった感想です。

いえいえ、ただで入れていただいてこんなことを言ったらバチがあたりますが。

翌日の金曜日、カフェに来たおおぜいのお客様には、「素晴らしかったです。独創的で、芸術的で、邸宅の美しさをひきたてる素晴らしい演出です!ぜひ、いらっしゃいな。」とほめまくって(たぶん、少なくとも)3人は送り込んだはずです。

グレート・ホールをぬけて、廊下。




16世紀の家族用チャペル Chapel に続く小さなホールなんですけど、チャペルといえば、ウェディング・・・

あまりに陳腐じゃないですかっ!!!!!!!!!!!

このウェデイング・ベール(?)、どうみてもカーテン生地にしか見えません。


チャペルの写真は明日お目にかけます。

白い漆喰壁に黒い木の骨組みが露出する、チューダー様式の内装、木製パネルの彫刻、ステンドグラス、天井に渡る梁・・・
何もかも息を呑む建築美、なんですけど、ただで見せていただいてるのは、奇妙なフラワー・アレンジメント

建築は次の機会にまわして、お花の写真をどんどん行きます。

私見ですが、草花は自然に咲く姿がいちばん美しい。
芸術的にアレンジされた花はなぜか力強さに欠ける、と思えてしまいます。

見終わってから、案内の人に聞きました。なんと!800人ものプロのフラワー・アーティストが参加してるそうです。


ホール正面、先月の写真です。


明日に続く。



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なぜ? (八幡@若林の弟)
2016-09-24 22:06:13
暖炉の脇に罪人が???
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胸像 (kakowaka)
2016-09-25 14:35:58
なぜかわからないけど、昔からあった。
写真も撮ったっけ・・・。

花がないほうが建物がよく見えていいなあ・・・。
返信する
なぜか (江里)
2016-09-25 18:14:59
kakowakaさんのコメントを待ってました!建築の・・・わだいではありませんね。
kakowakaさんといったのは、20年前。私は妊娠中でした。大海はもうすぐ20歳になります。
600年間このあたりの土地を所有したデボンポート家は世襲制の地方判事だったんだそうです。300年ぐらい前までだとおもいますが・・・土地のお代官さまですね。首に縄をかけられた罪人の上半身が、初期の紋章にもつかわれています!!そのセンス、りかいできませんね。
1970年代に邸宅をストックポートに寄付するまで100年ほどすんでたお金持ちの家族も玄関先に、この先代家族の暗い遺物をかざったままだったようです。
昨晩忙しくて、日報を休刊にしてしまいました。明日に続きます。
建物の写真は、あらためて、入館料を払ってのんびり行ってとってきます。
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