ブラモル・ホール Bramall Hallの奇妙なフラワー・フェステバルの続きです。
(3月の写真です)
前回、「明日につづく」なんて明記しておきながら、昨日は休刊してしまいました。
ブラモル・ホールのいちばん古い部分、1400年代後半の建築の、チャペル(家族用礼拝堂) Chapel。
1400年代のステンド・グラスが奇跡的にのこっています。
壁絵も見どころです。
そんな建築細部の紹介はとりあえずおいておいて・・・
結婚式スポットとして、今も大人気。
細い紐で作ったスクリーンに絡めたスプレーマムと、バラ・・・結婚の象徴・・・陳腐です。
普通に通路を飾っちゃいけなかったのか??
むしろ、素直に高さを強調して盛っただけの、伝統的な「英国式」アレンジメントのほうが、独創性にかけるかもしれないけど、花の美しさを引き立てる効果大。
つぎ、階段室をはさんで、宴会室 Dining Room。
これも古い部分です。
テーブル・デイスプレイがもちろんメインですが、部屋中花でいっぱい。
確かに、花はきれい・・・
すごくたくさんのフラワー・アーティストがこの部屋の装飾にかかわったようです。
高すぎてジャマ、な気がしないでもないですがこういう普通のテーブル・デコレーションにはもんくのつけようがないです・・・
椅子のピンクのオーガンジーのリボン結びとテーブルを縦断するラナーは絶対に余分だと思います。
天井や壁を水平、垂直に走る樫のビーム、16世紀のオリジナルです!
素朴で力強く、そのままで充分美しい。
ゴテゴテ飾ると魅力半減。
百合の花の豪華な盛り花はたしかにきれいでした。
だけど、強烈に匂うんです。
部屋にはいったとたん、デパートの香水売り場のようににおいました。
食堂にどうかと思うんですけど。
次、チャペル外の階段室 South Stairs。
狭い踊り場の窓辺に飾った前衛いけばなみたいな、ボールに貼り付けた苔。
キャンドルにまで貼り付けられている。
1階から3階まで続きます。
統一性を評価すべきか、くどさにうんざりすべきか・・・
2階、国宝級の16世紀の壁絵がのこる太陽の間 Solar、の、これだけは勘弁してほしい、等身大の貴婦人人形のドレスに花がびっしり貼り付けてあります。
何体あったかおぼえていません。4体ぐらいです。
よっぽどの自信作なのか、他の部屋やスペースは数多くのアーティストによる作品が共存しているか、同じテーマを共有する別々の作品が所狭し、とならんでいるのにここだけはこの西洋菊人形群がスペースを独占していました。
家具も片付けられていました。
壁や床に反射する日没前の太陽光線がほんとうにきれい。古い建物の美を堪能しました。
西洋菊人形、いらない!
ウィズドローイング・ルーム(家族用居間)Withdrawing Room。
国内有数の精巧さを誇る、漆喰の「ペンダント」(鍾乳洞のような天井飾り。先っちょの飾り、ボスのデザインがすべて違います!!!)で有名な、エリザベス朝室内装飾の素晴らしい例。
なんか意味があったみたいだけど、抽象的でわかりません。それにどうでもいいです。
鳥居と巨大な張り扇と蛇の目傘で構成される狂気の和風ディスプレイ。
この部屋は、実にたくさんのさまざまなテーマが混沌として展開していました。
好みの問題だと思うんです。
わかってます。好きな人は好きなんでしょう・・・
実際、伝統的な飾り方は、古い調度によく調和して、花の美しさを強調しているのがよくわかります。
観光バスで次々と見学者が訪れていました。
フェスティバル開催中、カフェレストランに来るお客さんは、上品なおばあさんが多かったです。
入場料10ポンドは高いです。
フェアのことを知らずにただ邸宅見学に来た多くの人は、また今度、フェアが終わってから通常の4ポンド75ペンスで入館できる時に戻ってくるっていっています。
フラワー・フェスティバルときいて、よくある園芸博覧会だと誤解してくる人もけっこういます。
明日に続く。
明日は、なかなかいいな、と思ったフラワー・アレンジメントもお見せします。
一昨日の日報記事のリンクを貼りました。↓
英国式??フラワー・アレンジメントの祭典、チューダー様式の邸宅、ブラモル・ホールで2016年9月24日ブログ
↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。
(3月の写真です)
前回、「明日につづく」なんて明記しておきながら、昨日は休刊してしまいました。
ブラモル・ホールのいちばん古い部分、1400年代後半の建築の、チャペル(家族用礼拝堂) Chapel。
1400年代のステンド・グラスが奇跡的にのこっています。
壁絵も見どころです。
そんな建築細部の紹介はとりあえずおいておいて・・・
結婚式スポットとして、今も大人気。
細い紐で作ったスクリーンに絡めたスプレーマムと、バラ・・・結婚の象徴・・・陳腐です。
普通に通路を飾っちゃいけなかったのか??
むしろ、素直に高さを強調して盛っただけの、伝統的な「英国式」アレンジメントのほうが、独創性にかけるかもしれないけど、花の美しさを引き立てる効果大。
つぎ、階段室をはさんで、宴会室 Dining Room。
これも古い部分です。
テーブル・デイスプレイがもちろんメインですが、部屋中花でいっぱい。
確かに、花はきれい・・・
すごくたくさんのフラワー・アーティストがこの部屋の装飾にかかわったようです。
高すぎてジャマ、な気がしないでもないですがこういう普通のテーブル・デコレーションにはもんくのつけようがないです・・・
椅子のピンクのオーガンジーのリボン結びとテーブルを縦断するラナーは絶対に余分だと思います。
天井や壁を水平、垂直に走る樫のビーム、16世紀のオリジナルです!
素朴で力強く、そのままで充分美しい。
ゴテゴテ飾ると魅力半減。
百合の花の豪華な盛り花はたしかにきれいでした。
だけど、強烈に匂うんです。
部屋にはいったとたん、デパートの香水売り場のようににおいました。
食堂にどうかと思うんですけど。
次、チャペル外の階段室 South Stairs。
狭い踊り場の窓辺に飾った前衛いけばなみたいな、ボールに貼り付けた苔。
キャンドルにまで貼り付けられている。
1階から3階まで続きます。
統一性を評価すべきか、くどさにうんざりすべきか・・・
2階、国宝級の16世紀の壁絵がのこる太陽の間 Solar、の、これだけは勘弁してほしい、等身大の貴婦人人形のドレスに花がびっしり貼り付けてあります。
何体あったかおぼえていません。4体ぐらいです。
よっぽどの自信作なのか、他の部屋やスペースは数多くのアーティストによる作品が共存しているか、同じテーマを共有する別々の作品が所狭し、とならんでいるのにここだけはこの西洋菊人形群がスペースを独占していました。
家具も片付けられていました。
壁や床に反射する日没前の太陽光線がほんとうにきれい。古い建物の美を堪能しました。
西洋菊人形、いらない!
ウィズドローイング・ルーム(家族用居間)Withdrawing Room。
国内有数の精巧さを誇る、漆喰の「ペンダント」(鍾乳洞のような天井飾り。先っちょの飾り、ボスのデザインがすべて違います!!!)で有名な、エリザベス朝室内装飾の素晴らしい例。
なんか意味があったみたいだけど、抽象的でわかりません。それにどうでもいいです。
鳥居と巨大な張り扇と蛇の目傘で構成される狂気の和風ディスプレイ。
この部屋は、実にたくさんのさまざまなテーマが混沌として展開していました。
好みの問題だと思うんです。
わかってます。好きな人は好きなんでしょう・・・
実際、伝統的な飾り方は、古い調度によく調和して、花の美しさを強調しているのがよくわかります。
観光バスで次々と見学者が訪れていました。
フェスティバル開催中、カフェレストランに来るお客さんは、上品なおばあさんが多かったです。
入場料10ポンドは高いです。
フェアのことを知らずにただ邸宅見学に来た多くの人は、また今度、フェアが終わってから通常の4ポンド75ペンスで入館できる時に戻ってくるっていっています。
フラワー・フェスティバルときいて、よくある園芸博覧会だと誤解してくる人もけっこういます。
明日に続く。
明日は、なかなかいいな、と思ったフラワー・アレンジメントもお見せします。
一昨日の日報記事のリンクを貼りました。↓
英国式??フラワー・アレンジメントの祭典、チューダー様式の邸宅、ブラモル・ホールで2016年9月24日ブログ
↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。
このフェステバルなるもので気になったのは、くどさより、ひとりよがりの芸術性ねらい。