ストックポート・タウンセンターを抜けて、マンチェスターに向かう国道A6の急な坂道,丘のてっぺんに石造りの教会の塔が見えています。
石段を数段あがった(丘のてっぺんにあってさらに)盛り土をしたような高台にたっています。
廃墟です。
門扉が閉まっていて入れません。
私は20年近くずうっと、この教会は戦争中にドイツ軍の空爆にあって破壊され、広島の原爆ドームや、リーズの大聖堂のように戦争の惨禍を後世に伝えるために保存されている建築物件だと、なぜか勝手に思っていました。
窓の内側に同素材の石材を積んだりして明らかに補強しています。
たしかに重要なモニュメント扱いです。
夜間にはライトアップされて神々しく威厳をたたえています。
調べました。ちゃんとウィッキピーディアにまで載っていました。
クライスト・チャーチ Christ Church。
1844年から1846年にかけて建てられた、ゴシック・リバイバル様式。正確にはアーリー・イングリッシュ様式(12世紀から13世紀にかけてのイギリス独自のゴシック様式)を忠実に踏襲しています。
なんだ~!!
1977年に火事で前部と側廊の一部を残して消失したんだそうです。
思わせぶりにライトアップなんてしちゃって!!
第二級保存指定建築です。
National Heritage List for England(国選の文化遺産建造物リスト) にも、火事にあった後の焼け残りが(!!)指定されたので取壊せないんですね。
ドミノ牌のような墓石に囲まれていますが、鉄の門が閉まっているのでお墓参りの人が入れません。
横から・・・
焼け落ちた後ろの部分が見たいのですが、入れません。周りを歩けません。
横から写真を撮った私道はすぐ行き止まり。
まわりは住宅が密集しています。
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