日本郵政社長の続投問題、鳩山総務相の真の目的は離党→兄弟連立？！

鳩山総務相が日本郵政の西川善文社長の更迭を求めている問題、
個人的にはオリックスらと怪しい動きを続ける西川社長は辞めて頂きたいが
今や、日本郵政は立派な民間企業、
若し政府が人事について口を出すのなら、
所管大臣の鳩山総務大臣が許認可権を振り回すのではなく
株式会社において取締役を選任する株主総会であるのだから
大株主の立場として与謝野財務大臣が発言するのが筋ではないか？

いや、鳩山総務相はそんな事はどーでも良いのである、
日本郵政でも、日本郵船でもどっちでもよいのだ。
目的のまず第一は「とにかく目立つ事」
マスコミに出来るだけ取り上げられる事であれば、とにかく何でも吼えてみる。
歴代総務相で事ある毎に、これだけマスコミに登場した大臣がいたであろうか？
前職の増田寛也の名前を記憶されている方がどれだけいるか？

それともうひとつ
自民党内、しかも閣内に居ながら
「反麻生のイメージ」を定着させようとしているのではないか？
元々はこの麻生内閣発足当時は側近中の側近、
総裁選の論功行賞で総務相になったようなものなのだが
支持率が一気に急降下すると共に、鳩山総務相の態度の一気に変わった。
更には、西川社長のクビを斬るという事は
郵政民営化の小泉批判にも繋がる。

現政権も批判し、小泉構造改革も否定する
鳩山総務相はいったい何をしたい、何処へ行こうとしているのか？

実は鳩山総務相は、辞任ではなく
総務大臣を「罷免」される事を待っているのではないか？
そうしたら、党内で現政権とも、小泉構造改革派とも組しない
次の選挙で危機感を持っている一派と共に離党し
新党結成して総選挙に望む。
民主党の勝利は確定的だが、単独過半数は難しいとも言われているので
ここで兄弟連立、
政界再編のキャスティングボードを握ろう、という訳。

だからこそ、麻生総理はおいそれと鳩山総務相のクビを斬れない。
さりとて、言うことを飲んで西川社長の続投を認めない訳にはいかない。
う～ん、これは難しい判断だ。
ここはＣＥＯだけれと、社長じゃない、
代表権のある会長にでも祭り上げる？