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Blog・( 「 ワーキング・プア 」 The working poor )
「 ワーキング・プア 」 なる言葉は、いつ頃から使われ出したのか ・ ・ ・?
いや~、ニュースを毎日聴いている方だと思うのですが、ワーキング・プアなる言葉を知ったのは昨日です、わたしは遅れていま~す!!。
きのう( 25日 )、ネット上を・ぶらぶら・と散歩していて、検索ランキングなるサイトの項目を何気なく見ていたら「 ワーキング・プア 」が上位に並んでいた。
英語が苦手な私ですが、まあ、其れなりに現在の日本社会を表している意味が含まれている言葉である事は、な~んと無くは理解できる。 ただ、この言葉がランキングの上位にあったのに、ビックリとは言わないが初めて知った言葉なのに一般の関心が高い。そこで関心の大元を調べてみた。
とは言っても、「 ワーキング・プア 」なる語源ではない。なんで関心が高いのか?? 「 ワーキング・プア 」の検索で表示される数が何と、4万1千5百もあった。 改めて、私は遅れているな~!! と感じた。
検索された中に、「 NHK・スペシャル 」の文字がやたらと多い。その中に7月26日 0時から 「 NHK・スペシャル:ワーキング・プア 」 が再放送されると書かれてあった。 取り敢えず、皆さんのブログを読む前に、今日の深夜 0時なので再放送を視る事にした。
さて、視た感想をまとめるにしても、「 ワーキング・プア番組 」の中でデータ図表などは余り無く、勿論、簡単なメモは取りましたが私の感想としては、データ的な面で満足するまでには至らなかった。
大まかな内容を書きますと : 現在、就労者の三人に一人( 1600万人 )が非正規雇用社員であること、それも若者に多い。 また、バブル崩壊で雇用の場所を失った人達の収入が非正規雇用によって極端に悪くなった。 また、前々から言われている事ですが、地方に於いては少子高齢化による市町村経済の衰退などなど。
また、日本全国の世帯数の10分の 1に及ぶ 400万世帯が国が支給している生活保護以下で生活しているとも言われる中で、その様なデータを扱っている管轄の省庁には、その様な資料が無いとか・・・? しかし、ある程度のことは税務署によって各人の収入を把握している訳けであり、その点に於いての取材が十分とはいえない感じを受けました。
現実問題として、多くの小・中学校で教育費の補助を受けている児童が多いと言われている事からも理解できます。しかし、あるテレビ番組で、子供が多くて補助を受けている家庭を紹介したのを視た事がありますが疑問の点もあった。 この家族は年収430万円とかで公営のアパートに、約 2万円の家賃で住んでいた。 果たして、この様な生活状況に於いて学校給食等の補助は必要なのであろうか、そこにはどんな計算方式が存在するかは、私には分かりません。
また、例に挙げていた秋田県の場合、国の農政改革によって農業を離れる( 離農 )農家が昨年、6000戸とか、いろいろの事情( 少子高齢化、過疎化、農政の改革など )があるにしても、日本の農業は大丈夫かと思ってしまいます。
番組では、地方の現状、自営業、農業、フリーター、求職者など個人をリポートして、今、置かれている日本社会の現実を伝えておりましたが「 ワーキング・プア 」の言葉への関心度合いからすると、番組的にはイマイチの感がありましたが、まあ、1時間チョッとの番組では仕方ない面もあるといえるでしょう。
「 働いても働いても豊かになれない表現 」として 「 ワーキング・プア 」を番組タイトルにしたと思いますが、今後、この 「 ワーキング・プア 」なる言葉が政治やマスコミで頻繁に使われる事になるのは間違いないと言えるでしょう。
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2006年 7月26日 ”風の道草” -景趣-