スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

マイナビ女子オープン&脚

2009-07-15 19:17:39 | 将棋
 矢内理絵子女王が一気に防衛を決めるのか,岩根忍女流二段が踏みとどまるのかという戦いとなった第2期マイナビ女子オープン五番勝負第三局。
 岩根二段が先手で三間飛車。矢内女王は第一局のような作戦で第1図に。1筋の位を先手が取っているのが,後に関係してきます。
           
 第1図。先手はもう少し攻撃態勢を整えたく,後手はもう少し玉を囲いたいところ。しかるにそうした展開は不満とみたかここで△6四歩と仕掛けました。ただし,ここで仕掛けるのは後手としては本意ではない筈で,序盤は先手の方がうまくやったとみるのが妥当ではないでしょうか。
 先手は穏やかな指し方もありましたが,ここをチャンスとみて激しく対応。後手の攻めに自然に対応しながら飛車を1筋に転回しました(第2図)。1筋を突き越したのも生きた形となり,優劣は別に,先手にうまくできている将棋と感じます。
           
 第2図からは手筋の攻めがあります。▲1四歩△同歩▲1三歩△同香▲同角成△同桂▲1四飛△1二歩▲1六飛(第3図)。
           
 このように角を切るのはこの形の常套手段。駒損でも端攻めはこれで成功です。
 部分的なものですからこれで先手が圧倒的によくなったというわけではなく,将棋はまだまだ難しいです。この後,先手が詰みを逃してしまい,将棋は後手が勝っています。
 矢内女王が3連勝で防衛。棋力だけでいえば岩根二段もそうも差はないと思えるのですが,やはり経験の差が大きかったと感じるシリーズでした。

 僕にはあまり関係のないことですが,世間はクリスマスムードに包まれていました。そしてこのクリスマスの前後から,僕の体調ははっきりと自覚できるくらいに悪化し始めていきます。
 ちょうどこの頃のことです。僕は風呂に入って普段のように脚を洗っていたのです。するとその脚がやけに細いように思えました。もともと体重がある方ではない,というかやせっぽちですから,自分の脚を太いと感じたことはただの1度もなく,むしろ細いと思ってはいました。しかし,このときはそれに輪をかけて細いと感じたのです。
 体重を量るという習慣は僕にはありませんでしたから,この頃に一遍に痩せてしまったのか,あるいは徐々に痩せてきていて,このときになってようやくそれに気付いたのか,どちらであったのかは僕にははっきりと分かりません。ただ,ただでさえ軽すぎる僕の体重が,さらに減少していたのは事実です。もっとも,この脚の細さに気付いてなお,僕は体重を量らずにいまして,実際に測ったのは入院してからですので,この頃の体重が何キロであったかまでは分かりません。入院後に量った体重についてはまたそのときに書くことにします。
 すでに説明したように,体重の減少は糖尿病の数少ない自覚症状のひとつです。したがってこのクリスマスの頃の時点では,口渇とそれに伴う多飲のほかに体重減少もはっきり出ていたということになりますから,僕の糖尿病の症状はかなり進行していたと考えていいのではないかと思います。
コメント
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