昨年は馬インフルエンザの余波でレース表記上の重賞としては行われなかった第28回白山大賞典(動画)ですが,今年は無事に施行されました。
ダイナミックグロウもかなり押していましたが,外からスマートファルコンが前に出ての逃げ。2番手は内にダイナミックグロウ,外にマルヨフェニックスで,4番手にサカラート,1頭おいてヤマトマリオン。隊列が決まると2周目の向正面までは淡々と流れていきました。
最初に動いたのがヤマトマリオン。サカラートを交わし,マルヨフェニックスに並び掛けるとペースアップし,ダイナミックグロウは後退。3コーナーを回るとヤマトマリオンが2番手に上がって直線に。しかしスマートファルコンにはまだ余裕があり,ヤマトマリオンに並ばれることなく逃げ切って優勝。ヤマトマリオンが2着。ヤマトマリオンが動いたときには対応できなかったサカラートでしたが,直線は追い上げ,マルヨフェニックスを交わして3着に入りました。
優勝したスマートファルコンは前走のKBC杯からの連勝で,重賞は初制覇。2勝目までダートで上げた後,芝のジュニアカップを勝ったのでクラシック路線を走りましたが苦戦。休養を挟んでダートに戻り,ジャパンダートダービーで2着の後,KBC杯を勝っていました。今日は斤量面で少し恵まれていたと思いますし,わりと楽に逃げられたのもよかったのでしょう。逃げなくてもレースはできる馬で,重賞はまだ勝てるでしょう。長距離タイプではないような気がします。
鞍上は岩田康誠騎手で,一昨年も勝っていてこのレースは2勝目。小崎憲調教師は白山大賞典初制覇です。
明日は大井で東京盃。中心はヴァンクルタテヤマ◎も,フジノウェーブ○,リミットレスビッド▲,ベルモントサンダー△まで勝機はありそうで,ディープサマー△とアグネスジェダイ△も。
人間の身体というのは物体ですから,それがなすこと,あるいはなし得ることというのは,運動ないしは静止に限られます。一方,スピノザが考える力というのは,可能的なものではなくて現実的なものですから,人間の身体の完全性を規定するような力というのは,そうした人間の身体がなす運動であり静止であるということになります。しかし,このことは僕たちがそれこそ経験的によく知っていることですが,個々人の人間の身体というのは,必ずしも同一の事柄をなし得るとは限らず,ある人間の身体にはなし得ても,別の人間の身体にはなし得ないこともありますし,あるいは同一の人間の身体であっても,かつてなし得なかったことをなし得るようになるとか,逆に,以前はなし得ていたことがなし得なくなるということもあるわけです。そこでこうした諸々の運動や静止のうち,何が一般的な意味で人間の身体の本性に属し,また何が諸個人の身体の本性に属すると考えるべきなのかということを,スピノザの哲学に訴えることによって決定しておく必要があるといえるでしょう。
このために僕はここでは,第三部定理七を援用したいと思います。万全を期すためには,ひとつ前の第三部定理六とセットで援用するべきなのですが,定理六の方はまだこのブログで扱ったことがなく,このことのためにわざわざ扱うにはあまりに煩雑ですので,ここでは定理七の方だけを利用します。するとこのことから,人間の身体というのは,一般的な意味で考えられようと,個別の意味で考えられようと,現実的に実在する限り,それ自身の実在性を維持する傾向を有するということが理解できます。
ダイナミックグロウもかなり押していましたが,外からスマートファルコンが前に出ての逃げ。2番手は内にダイナミックグロウ,外にマルヨフェニックスで,4番手にサカラート,1頭おいてヤマトマリオン。隊列が決まると2周目の向正面までは淡々と流れていきました。
最初に動いたのがヤマトマリオン。サカラートを交わし,マルヨフェニックスに並び掛けるとペースアップし,ダイナミックグロウは後退。3コーナーを回るとヤマトマリオンが2番手に上がって直線に。しかしスマートファルコンにはまだ余裕があり,ヤマトマリオンに並ばれることなく逃げ切って優勝。ヤマトマリオンが2着。ヤマトマリオンが動いたときには対応できなかったサカラートでしたが,直線は追い上げ,マルヨフェニックスを交わして3着に入りました。
優勝したスマートファルコンは前走のKBC杯からの連勝で,重賞は初制覇。2勝目までダートで上げた後,芝のジュニアカップを勝ったのでクラシック路線を走りましたが苦戦。休養を挟んでダートに戻り,ジャパンダートダービーで2着の後,KBC杯を勝っていました。今日は斤量面で少し恵まれていたと思いますし,わりと楽に逃げられたのもよかったのでしょう。逃げなくてもレースはできる馬で,重賞はまだ勝てるでしょう。長距離タイプではないような気がします。
鞍上は岩田康誠騎手で,一昨年も勝っていてこのレースは2勝目。小崎憲調教師は白山大賞典初制覇です。
明日は大井で東京盃。中心はヴァンクルタテヤマ◎も,フジノウェーブ○,リミットレスビッド▲,ベルモントサンダー△まで勝機はありそうで,ディープサマー△とアグネスジェダイ△も。
人間の身体というのは物体ですから,それがなすこと,あるいはなし得ることというのは,運動ないしは静止に限られます。一方,スピノザが考える力というのは,可能的なものではなくて現実的なものですから,人間の身体の完全性を規定するような力というのは,そうした人間の身体がなす運動であり静止であるということになります。しかし,このことは僕たちがそれこそ経験的によく知っていることですが,個々人の人間の身体というのは,必ずしも同一の事柄をなし得るとは限らず,ある人間の身体にはなし得ても,別の人間の身体にはなし得ないこともありますし,あるいは同一の人間の身体であっても,かつてなし得なかったことをなし得るようになるとか,逆に,以前はなし得ていたことがなし得なくなるということもあるわけです。そこでこうした諸々の運動や静止のうち,何が一般的な意味で人間の身体の本性に属し,また何が諸個人の身体の本性に属すると考えるべきなのかということを,スピノザの哲学に訴えることによって決定しておく必要があるといえるでしょう。
このために僕はここでは,第三部定理七を援用したいと思います。万全を期すためには,ひとつ前の第三部定理六とセットで援用するべきなのですが,定理六の方はまだこのブログで扱ったことがなく,このことのためにわざわざ扱うにはあまりに煩雑ですので,ここでは定理七の方だけを利用します。するとこのことから,人間の身体というのは,一般的な意味で考えられようと,個別の意味で考えられようと,現実的に実在する限り,それ自身の実在性を維持する傾向を有するということが理解できます。