心身徒然話

治療家から観た心身や日頃感じた事柄を書きとめました。
(左にあるブックマークの「創健整体治療室」から概要に飛びます)

「未来」

2017-05-17 10:35:32 | Weblog
連日、北朝鮮の新型ミサイルの報道を見聞きします。先日のミサイルは、高高度のロフテット軌道で落下速度が速く今の日本の技術では、迎撃が難しいとされています。早急に弾道ミサイル防衛体制の見直しをせざるおえない、不安な状況です。そして、5月末に迫ったアメリカ大使館のエルサレム移転に関した問題。このエルサレムへの大使館移転の法案は米連邦議会で可決されていますが、歴代の大統領はこれを拒否し今まで凍結ててきました。今回トランプ大統領は大統領令を発動し、エルサレムへの大使館移転を決行しようとしています。これが決行されれば、第5次中東戦争が起こり最悪は第3次世界大戦の火種になるかもしれません。そんな事を考えていると、未来はあるのだろうかと不安になり、これから何十年後を見据えた生活設計が無意味に思える今日この頃、大弦小弦に掲載されている「未来」という詩を思い出しました。そして、どんな未来が待っていようと信じて努力する事が、この世に生かされている私たちの使命と再認識させられました。

「未来」

 人間に来世はあるか。
 判らず。ただそのあるを信じて生活を設計することによってのみ、理想を人間のものにすることができる。
 明日のあることは明日にならねば知ることはできないが、しかし信じることはできる。未来を信じる者は現実に捉われない。美しい未来のために努力しつづける。その限り未来はいつも美しい、又楽しい。
 未来を信じて生きる者は幸せである。現代日本の病根は未来を信じられぬことにある。そのために目の前の利を追い、手のとどくことしか考えられない。しかし未来は立証できない。ただ信じる者にのみある。
 しかし十年信じる者より百年信じる者は、より深い慎みで今日を生きる。
                                            野口春哉



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