心身徒然話

治療家から観た心身や日頃感じた事柄を書きとめました。
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ストレートネック矯正方法

2018-08-03 14:35:06 | Weblog
昔は、電車の中で一人ですることは新聞や本を読んでいるか寝ているかでしたが、最近は周りを見渡すとほとんどの人がスマホを見ています。その影響なのでしょうか、今では10代でもストレートネックになっている人が多く見受けられます。
その姿勢は、腰に例えると中腰の姿勢に匹敵しこの姿勢が長時間続くと、腰痛を発症します。首は腰に比べて筋力は弱く、それでも5〜6kgの頭部を支えています。そこで頚椎は、自然に前弯という形状を作り頭部の重量を橋のように分散しています。
最近のデーターでは、無症候性健常者の女性の場合、非前彎型が10代で63~4%、20代で70.7%、30代で40%くらいで無症候性健常者の男性の場合は、20代が50%くらいだが、その他の年齢分布ではいずれも30%台、とくに40代、50代では15%くらいである(以上、見た目の数値で厳密な数値ではない)。つまり、女性の場合だと、何も症状がなく患者でもないにもかかわらず生理的前彎を消失しているがふつうにみられるということになると判断されています。
これは整体的に見れば、頚椎の形状が生理的前弯消失であるが、その椎骨を支えている筋肉には弾力があり、柔軟性を維持しているとみます。問題は、その支えている筋肉の柔軟性が消失して極端な場合丸太ん棒の様にカチカチになっている首です。実際にそういう首の人がおりました。その人は、常に肩が凝り首自体にも痛みを感じており、時折頭痛も訴えていました。
そこで、その方に指導し効果のあったバスタオルを使用した体操を紹介いたします。そんな丸太ん棒の様な首でも、真面目に1週間続けていただいたら見違える様に首の筋肉に弾力が出てきました。是非、気になる方は試してみてください。
体操の方法
1. バスタオルを約10センチ幅に折りたたむ。
2. それを首にかけて、バスタオルの両端を両手でしっかりと緩まない様に前方に引っ張る。
3. バスタオルは緩めないで、息を吸いながらゆっくり頭部を後ろに倒します。吸いきったら、その息を今度は吐きながらゆっくり頭部を前に倒します。
4. これをゆったりした呼吸で10往復、出来れば朝昼晩と1日3回行う。