心身徒然話

治療家から観た心身や日頃感じた事柄を書きとめました。
(左にあるブックマークの「創健整体治療室」から概要に飛びます)

背中のゾクゾクを取ろう。

2019-11-21 16:44:27 | Weblog
今の季節、風邪の引きかけ時期に背中がゾクゾクするこがよくあります。

そのままにしておくと発熱し本格的な風邪に進行するわけですが、熱自体は悪いものではなく、身体に入り込んだウイルス(細菌)と戦ってくれているわけで、それがのどに入り込んだら咳きで出そうとしたり、鼻に入ったなら鼻水で洗い流そうとするように身体に入り込んだものには、体温を上げて対抗しているのです。

さて具体的にゾクゾクする背中の場所ですが、身体のツボでいうと「風門」第二胸椎の周囲にあるとされていますが、実際は少し下にあるように思います。

まあむずかしいことは考えなくても、ゾクゾクしているその場所が正しい場所ですので、その場所をストーブや貼るホッカイロなどで直接ゾクゾク感が無くなるまで温めてください。
それだけで、本格的な風邪にならずに経過することが出来ます。その後は、温かい汁物を取り身体を温かくしてお休みください。



吸引分娩の影響

2019-11-18 12:09:37 | Weblog
50代の男性ですが、右首から肩にかけて痛く時々頭痛の出現で治療に来ました。初めに身体のバランスチェックをすると、右頚椎2番の緊張に胸椎7番・腰椎1番・4番5番が右に捻れていて、右後頭骨が下がっていて右の胸が狭くなっており、右腸骨が上がり左腸骨が下がりながらが内側に巻き込んでいました。そこでPSラインアクセスを行ったのですが最終的に頭蓋骨の歪みが残っていました。その歪みとは、右後頭骨の陥没で仰向けになってもらうと顔が右を向く程の引っ込み具合です。比較的新しい歪みでしたら、1度2度の治療で整うのですがなかなか変化がありません。そこで、かなり古い歪みと判断し原因を尋ねてみましが、本人は思い当たることがなく気がついたらこの頭になっていたとのことでした。そこで、これはもしかして本人の記憶にない赤ちゃんの時期に原因があるのではないかと思い、そこの時期のことをお母様に尋ねてもらうことを提案しました。
 そして、お母様に尋ねたところ原因が出産時に吸引分娩での出産だったとのことが分かりました。母子ともに無事に出産を終えるには、どんな手段を使ってでも命を優先させたいという医療現場の判断には異を唱えるものではありません。がしかし、吸引分娩で起きた頭蓋骨の変形についての悩みを持つお母さん達は意外に多いと聞きます。そのお母さん達が専門医に尋ねてみるとほとんどの医師は、成長と共に自然に直るから心配いらないと答えるそうです。しかし現実は、ちゃんと凹凸となった痕跡は残っています。頭蓋骨の形に沿って中の脳も成長するもので、中には歪みが大き過ぎると脳が麻酔を出し続け痛みに鈍感になると言います。その箇所によっては言語障害、発達障害、視力障害を起こす要因になりかねません。
 50代の男性に話しは戻りますが、その方は目に影響が出ておりました。吸引分娩で出産された方には、何かしら目に影響が出ている方が多いようです。私達の身体は、歪みが長く続くとそれはそれで正常と判断します。それを正常に戻そうとすると、身体は痛みを出します。まだ固まらない、子供の時でしたらどうにか正常な形の頭蓋骨に戻せる可能性がありましたが、その歪んだ形で、50年もの間生活してきたのですから、身体はその形が正常と判断しておりどうにもなりませんでした。このPSラインアクセスを公開したいと思ったのは、そんなお子さんを持つお母さん達に、知ってもらい少しでもお役に立てたいと思ったからです。

 50代の男性ですが、右首から肩にかけて痛く時々頭痛の出現で治療に来ました。初めに身体のバランスチェックをすると、右頚椎2番の緊張に胸椎7番・腰椎1番・4番5番が右に捻れていて、右後頭骨が下がっていて右の胸が狭くなっており、右腸骨が上がり左腸骨が下がりながらが内側に巻き込んでいました。そこでPSラインアクセスを行ったのですが最終的に頭蓋骨の歪みが残っていました。その歪みとは、右後頭骨の陥没で仰向けになってもらうと顔が右を向く程の引っ込み具合です。比較的新しい歪みでしたら、一度二度の治療で整うのですがなかなか変化がありません。そこで、かなり古い歪みと判断し原因を尋ねてみましが、本人は思い当たることがなく気がついたらこの頭になっていたとのことでした。そこで、これはもしかして本人の記憶にない赤ちゃんの時期に原因があるのではないかと思い、そこの時期のことをお母様に尋ねてもらうことを提案しました。
 そして、お母様に尋ねたところ原因が出産時に吸引分娩での出産だったとのことが分かりました。母子ともに無事に出産を終えるには、どんな手段を使ってでも命を優先させたいという医療現場の判断には異を唱えるものではありません。がしかし、吸引分娩で起きた頭蓋骨の変形についての悩みを持つお母さん達は意外に多いと聞きます。そのお母さん達が専門医に尋ねてみるとほとんどの医師は、成長と共に自然に直るから心配いらないと答えるそうです。しかし現実は、ちゃんと凹凸となった痕跡は残っています。頭蓋骨の形に沿って中の脳も成長するもので、中には歪みが大き過ぎると脳が麻酔を出し続け痛みに鈍感になると言います。その箇所によっては言語障害、発達障害、視力障害を起こす要因になりかねません。
 50代の男性に話しは戻りますが、その方は目に影響が出ておりました。吸引分娩で出産された方には、何かしら目に影響が出ている方が多いようです。私達の身体は、歪みが長く続くとそれはそれで正常と判断します。それを正常に戻そうとすると、身体は痛みを出します。まだ固まらない、子供の時でしたらどうにか正常な形の頭蓋骨に戻せる可能性がありましたが、その歪んだ形で、50年もの間生活してきたのですから、身体はその形が正常と判断しておりどうにもなりませんでした。このPSラインアクセスを公開したいと思ったのは、そんなお子さんを持つお母さん達に、知ってもらい少しでもお役に立てたいと思ったからです。



素晴らしいアニマルセラピー

2019-11-15 10:58:46 | Weblog

アニマルセラピーの効果が素晴らしいとは知っていましたが、実際にこんな素晴らしい施設があったとは知りませんでした。

「俺はチロに看取ってもらいたいんだよ」犬猫と“老春”を過ごせる特別養護老人ホームで起きた奇跡
2019年10月14日 18時0分 ダ・ヴィンチニュース
 
 犬や猫には人の心を癒す力がある。人の感情を読み取って、嬉しいときは一緒にはしゃぎ回り、辛いときはそっと寄り添って頭を寄せてくる。それに気づいて私たちは、手を伸ばす。ただ、撫でるだけ。小さな体を抱きしめるだけ。それだけなのに、なぜか心が温かくなる。犬や猫には科学じゃ証明できない不思議な力があるはずだ。
みんなをしあわせにするだっこ/『しばいぬのあたちたち』①
 神奈川県横須賀市に少し変わった特別養護老人ホームがある。犬や猫と一緒に“老春”を過ごせる「さくらの里山科」だ。この施設では動物愛護団体から保護された犬猫が共に暮らしていて、入居者が望めば自宅で飼っていたペットを連れてきて一緒に生活できる。
「さくらの里山科」では、愛と優しさに満ちた不思議なことがたくさん起きていた。それを小説仕立てに、15のストーリーにして収めたのが、『看取り犬 文福の奇跡』(若山三千彦/東邦出版)だ。私自身が犬好きということもあってか、読み進めるほど目に涙がじんわりとにじんだ。これを感動と呼ぶのだろうか。奇跡と呼ぶのだろうか。言葉で表現しようとするほど陳腐になる。
 本書には、それぞれドラマを抱えた入居者や犬猫が登場する。たとえば施設に入居した時点で余命3カ月の末期がんにかかった伊藤さん。本来ならば延命治療をするはずだが、伊藤さんはすべてを捨てて、愛犬チロと過ごす生活を選んだ。
 がんに体力を奪われ、だんだん体が動かなくなる。それでも伊藤さんはチロとの散歩を欠かさなかった。どんなに時間がかかっても、どれだけ足が前に進まなくても、必ず一緒に歩いた。一瞬でも長く命を燃やすため食事も懸命に食べた。
「チロと少しでも長く一緒にいられるよう頑張るぞ」
 この言葉を理解するかのように、チロも毎晩一緒のベッドで寝て、散歩に出かけて、一緒にくつろいで、仲睦まじい時間を過ごした。入居した時点での余命は3カ月。しかし伊藤さんはチロのために春を越え、夏を越え、入居10カ月目を迎えられた。小さな命が大きな力を与えたのだ。
 ところが10カ月目を迎えて、ついに伊藤さんの体力がガクッと落ちる。寝たきりになってしまった。ベッドの上にはチロが寄り添う。伊藤さんが微笑みながら震える手で小さな体を撫でる。
「俺は、チロに看取ってもらいたいんだよ」。生前にそんな願いを口にした伊藤さんは、枕元に座ったチロに優しくなめられながら、「……チロ……」という言葉を残して旅立った。
 高齢者がイキイキと残りの人生を楽しむことを「老春」という。伊藤さんとチロは、残されたわずかな老春を一気に駆け抜けた。これを奇跡と言わず、どう表現しよう。
「さくらの里山科」ではこんな奇跡がいつくも起きた。日常生活が難しくなるほど難病が進行し、一時的に有料老人ホームに入って、愛犬ナナと会えなくなった渡辺さん。歩行も困難な状態だったが、施設でナナと涙の再会。希望と活力を取り戻してリハビリに励み、再び歩けるようになった。
 認知症による幻覚と不安症で夜も眠れなかった山田さん。あるとき施設で、虐待を受けていたテンカン発作の持病を持つ保護犬アラシと出会う。やがて2人はどんなときも一緒に過ごすようになり、それにつれ山田さんは夜を眠れるようになった。多臓器不全でアラシが先に旅立った後も、「アラシが守ってくれる」という笑顔を浮かべて、山田さんは夜を眠ることができた。
 犬や猫には人の心を癒す力がある。アニマルセラピーの効果だと指摘する人もいるだろう。しかし本書を読んだ私には、もっと大きな力が働いているように感じてならない。もっと温かくて優しくて、抱きしめて離せなくなるような、一生見つめていたい力だ。
 その最たる例が、本書のタイトルにもなった柴犬の文福。このストーリーはぜひ読者に読んでほしい。だからちょっとだけ紹介するに留めたい。驚くべきことに文福には、入居者の最期を察知する力がある。そしてベッドから旅立つ彼らのため、最期まで一緒に傍にいて“看取る”のだ。文福が起こした2つの奇跡は、きっと涙なしで読めない。
 世界中のペット愛好家の間で広く知られる伝説がある。「虹の橋」だ。亡くなったペットたちは、天国の手前にある虹の橋で楽しく過ごしながら、大好きな飼い主との再会を待つ、という伝説だ。
 本書を読むと感じる。きっと「さくらの里山科」から旅立った人々も虹の橋で待っているのではないか。人も犬猫も関係ない。大好きだった名前を呼びながら、みんなで仲良く首を長くして待っているはずだ。そんな気持ちになる。そう信じていいと思う。私だけかな?
 科学じゃ証明できない、言葉にならない奇跡が横須賀の施設で起きている。今までも、これからも。ずっと、ずっと。
文=いのうえゆきひろ



「創健教室」PSラインアクセス指導

2019-11-12 10:27:29 | Weblog
自分の健康は自分でという趣旨で、一般の方を対象に月に1度、
第4日曜日(11月24日)に開催しております「創健教室」。
今回から、日々の健康維持に役立てていただきたく、出版を記念して、PSラインアクセスの技術を指導したいと思います。
驚きの体の変化を体験しませんか。


PSラインアクセス勉強会
◎氣功の練習
氣は誰でも持っている能力で特別なものではありません。訓練しだいで誰でも自分や家族の健康管理に使えるようになります。「手当」と言う言葉があるように昔から無意識に使っていました。もし、急に子どもが、お腹が痛いとかいったらお母さんは本能的に自分の手を子どものお腹に当てるでしょう。
非常に原始的なものですが、その手に氣を込めることによりその子どもの本来持っている能力に感応してお腹の痛みを快復に導きます。お互いに持っている能力を高めて家族の健康維持に役立ててみませんか。
そして氣功の練習を続けることにより、PSラインアクセスに必要な手指の感覚が敏感になり正確な骨格バランスを調べる事がたやすくなります。
◎骨格バランスチェック
PSラインアクセスは、そのアンバランスの状態をバランスの整った状態に戻すことを目的としております。そのためには、現在体がどのようなバランスの状態かチェックをし、体に自覚してもらわなければなりません。事実、体は異常を自覚することにより、その異常を改善するために働き出します。もし腰痛で苦しんでいる時、骨盤のバランスをチェックしてみるとかなり左右バランスが崩れていることに気づくと思います。また痛みが出ている場合は、全身に歪みが現れていると考えるべきです。実際、他の関節のバランスを見てみると、膝・腰を始め背中の椎骨・首の椎骨・頭蓋骨と全身にバランスの歪みが見受けられます。よって腰が痛いからといって、腰椎や骨盤のバランスを整えただけでは治療としては完全ではないのです。影響を受けている他のバランスも整えておかないと症状がいずれ戻って来ます。この勉強会では、正確な体全体のバランスチェックと椎骨の数え方を学習し身に付けます。
◎PSラインアクセス
なぜ、頭からのアプローチが最善の方法かを、PSラインアクセス開発への動機やPSラインアクセスに重要な要素から説明します。また、どんな人に有効か説明します。そして正確なPSラインを確認し、アクセスの姿勢ならびに指の圧と動作を学習します。

◎注意事項
1. 服装は動きやすい服装でお越し下さい。
2. 集中力が要り静かな環境が必要ですので、小学生以下の参加はご遠慮ください。
3. 汗を拭いたり、うつぶせの時に使用するタオルかハンカチをご用意ください。
4. 開催日の変更がある場合は、「お知らせ」もしくは「ブログ」でご案内いたします。

勉強会の詳細
日時: [毎月第4日曜日]11月24日午後1時から約2時間
場所: 創健整体治療室
東京都目黒区祐天寺2-3-2 シティハイツ祐天寺103号室
TEL:03-3760-2797
参加費用: 3,000円(当日受付)
定員: 8名(限定)前日22日の午後3時まで予約受付
予約・申込: 創健整体治療室(東京都目黒区祐天寺2-3-2 シティハイツ祐天寺103号室)
TEL:03-3760-2797
E-mail:soken@sokenseitai.com
交通: 東急東横線
祐天寺駅 徒歩2分
交通: 東急バス 三軒茶屋・JR目黒循環
祐天寺駅下車2分



手の感覚を敏感に

2019-11-04 14:33:39 | Weblog
治療は、治療される側と治療に当たる者の共同作業であり、決して治療する側の一方的な作業であってはなりません。身体の自覚が大事で、治療する人は頭上のPSラインから身体の治癒能力にアクセスするだけです。
 それには、治療される人の身体自身、今現在どのような状況になっているかを自覚してもらわなければなりません。そのためには、正確に身体の状況をチェックする必要が有ります。そしてそれは、治療後の変化を潜在意識に自覚させるための大切な作業でもあるのです。
 正確なチェックには、敏感な手が必要になります。ではどうすれば、敏感な手を持てるようになるだろうかと言えば、意識を手に集中することしかありません。具体的には、整体の勉強に入って先ず手指の感覚を鍛えるために、合掌行氣という両手を合わせて手のひらで呼吸をすることから始めます。とにかく、時間があれば何処でも電車に乗っている時でも目立たないように工夫して練習したものです。手のひらでの呼吸から今度は、指1本1本で呼吸することをしました。この練習で大事なことは、イメージ(いま息が何処から入ってきて、何処にとどまり何処を通り何処から出て行ったか)と集中力です。訓練を続けて敏感になると、潜水艦のセンサーのように前方のものを感じたり、テーブルのコインの厚みを感じたり出来るようになります。
 病院に勤めていた頃、サーモグラフィーカメラがあったので自分の手を写し、親指だけで呼吸をし始めた時のことです。親指の芯に赤い筋が現れ、呼吸を続けるとその赤い筋が拡大してきて、親指全体が赤くなりました。これから分かったことは、意識を集中することにより、血流が増し皮膚温度が上がっただけではなく、何かしらのエネルギーが集中してくるということでした。私たち治療家は、そのエネルギーを患部に当てて相手の身体との感応を引き起こし、治療に当たっているのです。
 このように、鍛えれば人間の感覚は敏感になります。身体の歪みを調べるのに、最初は皆さんゴリゴリ押したりして力を入れすぎる傾向にありますが、それでは、身体に負担を掛けることになり正確な診断はできません。そうではなく、そっと触る程度で診断がつくように手の感覚を敏感にしていただきたいのです。