この世界に存在する全てのものは、何かしらの役割を待っています。人間も一人一人個々の役割を持って生まれて来ていると思います。その私達の身体の臓器も、個々に独自の役割を持って生きています。
そして感覚器官もそうです。その一つである目は、入ってくる光の量を調節し、見るものの距離に応じて焦点を合わせ、その画像情報を瞬時に脳に伝えるという働きを絶えず行っています。 耳は、周囲から伝わってくる音を集め増幅します。 その上で空気の振動である音波を電気信号に変換し、耳の神経を通じて脳に音の情報を伝える働きをしています。鼻は、においを感じたり、呼吸をするはたらきをしています。 また、空気の中のチリやゴミ、ウイルスなどが体のなかに入るのを防いだり、体に入ってくる空気の湿度や温度を調節するはたらきもしています。その中でも、PSラインアクセスにとって最も重要な皮膚は、暑さ、寒さ、太陽光線、摩擦(まさつ)や毒物などからからだを守るはたらきをしています。 また、表皮(ひょうひ)の内側にある真皮(しんぴ)には触覚、圧覚、痛覚、温覚、冷覚の5つを感じる受容器(じゅようき)〈センサー〉が備わっているといわれています。
そこで脳は、目からの情報から今まで経験学習してきた知識から〇〇さんと判断します。また鼻からの情報から、同じく今まで経験学習してきた知識から、この匂いはカレーだと判断したり、耳の場合では、音の情報から同じく今まで経験学習してきた知識から、この声は〇〇さんと判断します。このように感覚器官は脳に情報を伝えることは出来ますが、そこから先の判断は脳の役割で感覚器官独自で判断は出来ません。
このように皆、自分の役目をわきまえて決してその範囲からはみ出すことはしません。ただ一部の臓器の不調が起こった時、臓器同士でコミニケーションを取りバランスを整えようとします。何故、人間は自分の役割を知りそれを全うし、足るを知ることができないのでしょう。今年も戦争が終結することはできませんでした。世界で起こっている異常気象や天変地異なども、原因を突き詰めれば我々の行動の結果に行き着くと思います。今年も残すところ後3日となりました。本年もありがとうございました。良いお年をお迎えください。