心身徒然話

治療家から観た心身や日頃感じた事柄を書きとめました。
(左にあるブックマークの「創健整体治療室」から概要に飛びます)

よいお年をお迎えください。

2020-12-29 15:44:18 | Weblog
 今日は仕事納めです。今年は年始早々から、見えない者の脅威(新型コロナウイルス)と見えない者の大切さ(免疫力・心)を再認識する年でした。まだまだ新型コロナウイルスは蔓延途中で、また国内でも変異種のコロナウイルスが発生したりと、終息には程遠い状況です。そしてこのウイルスの猛威で新たにこの国の弱点や問題点が浮き彫りになり、真に大切なことも見えてきた年でした。今年は新型コロナウイルスの長期化により、仕事や育児などの問題が深刻化し20代と40代の女性の自殺者が増えています。今までのように、不正規雇用者などの弱者の困窮の上に立った経済成長は、真の成長の姿とは言えません。本来、自然や社会は建設と破壊の繰り返しでバランスを保ってきました。今回のウイルスによる世界的な出来事も、高い視点から見れば意味のあることかもしれません。私達はこれを社会的にも人間的にも成長するチャンスと捉え、この状況を真摯に受け止めて、浮かび上がった弱点や問題点を改善すべく立ち上がるしかないと思います。そしてその先に、素晴らしい未来が待っていると信じて。
 本年もブログを読んで頂きありがとうございました。 良いお年をお迎えください。



転ばぬ先の杖としてのPSラインアクセス

2020-12-24 12:27:27 | Weblog
 人間は、与えられた環境や置かれた状況によって、体を変化させ適応する能力を持っています。スポーツや職業によって動作が違うように、使用する筋肉もおのずと違い、それによって体型も違ってきます。そのようにスポーツや職業によっての偏った体の使い方は仕方ありませんが、偏り疲労が積み重なり体の歪みが固まった状態になると、いろいろ不調をおこすことになりかねません。
 それから偏り疲労は、運動から来るものだけではなく内臓の働きから来る場合もあります。その疲労が積み重なって行くと、それに関連した椎骨の歪みが現れます。歪んだ椎骨に弾力があるうちは良いのですが、その弾力がなくなって硬直して来ると痛みを伴ってきます。そうなる前に自分でPSラインアクセスをすることによって偏り疲労を早い段階で処理し、持ち越すことを避けることで、後の大きな体調不良を回避することができます。
 すでに体の歪みが原因で、痛みが出現している状態でもPSラインアクセスは有効ですが、そうなる前の日々の健康管理が大切と考えます。特にこの調律は、大事になる前に自分自身や友人または家族同士で、お互いの体をチェックしていただき、その日の偏り疲労を取り除いて健康管理に役立てていただきたいのです。その他にも、偏り運動をしているスポーツ選手や舞踊家の方達にも、偏り疲労の積み重から来る体調不良を避けていただき、整った体で技術を高めていただきたいのです。
 それにはバランスチェックが必要です。私は治療とは、自分と自分の体との共同作業と考えます。体を壊したのも自分であり、それを治すのも自分なんです。「自分の身体は自分で治す」の精神を忘れずに、先ず自分の現状を知るためと体にも自覚していただくためにバランスチェックが大切になります。最初は慣れない作業で分かりづらいかもしれませんが、じきに分かるようになります。それが、自分の体との対話の始まりであり、自分の体との信頼関係を結ぶきっかけとなるのです。とにかく自分自身や多くの人のバランスチェックをして経験を積むことが上達の秘訣です。今年早々今まで経験したことのない、新型コロナウイルスの蔓延で健康のありがたさを痛感した年はなかったと思います。今年も終わろうとしております。健やかに穏やかな新年を迎えるためにも、転ばぬ先の杖としてPSラインアクセスをお役立て頂ければと思っております。

症例3「左顎関節痛」

2020-12-11 14:50:02 | Weblog
三十代の男性です。朝起きたら、突然左の顎関節に痛みがあり口を大きく開けることができなくなっていたとのこと。本人いわく原因がわからないとのことで、早速頭部の土台でもある顎関節はもとより全身のバランスをチェックしたところ、左顎関節が上に上がり、左後頭骨も上に上がっていました。それからうつ伏せの状態で左腸骨が上がり、仰向けの状態で左腸骨が内側へ巻き込みながら前方に傾いていました。改めて、最近生活に変化がなかったのか聞きましたら、ひと月ほど前に歯の治療で、右で噛んでいたのを左に変えたことを思い出してくれました。原因がわかりましたので、PSラインアクセスを行ったところ、1回で全身のバランスが整い左顎関節の痛みも消え口を大きく開けることができるようになりました。
 この症例は、比較的早期に治療が出来たので1回で痛みは消えましたが、何ヶ月も何年も痛みを我慢してそれが原因で頭痛まで併発する状態までこじらせると、なかなか治療が困難になりますので、PSラインアクセスで早期にバランスを整えてあげると良いと思います。

もっと危機感を持とう

2020-12-04 13:35:51 | Weblog
20歳代の6人が鍋パーティーをして、参加者全員がコロナに感染したとか。何故もっと危機感を持ち合わせていなかったのか、理解出来ないことが全国で起きています。
昨日とうとう大阪で、通天閣に非常事態を示す赤信号が点灯されました。大阪の病棟では重症病棟が逼迫して来て、医療環境は私達が思う以上に過酷な状況で、精神的
にも肉体的にも疲弊して来て医師や看護師の退職が起こっており、重症病棟を確保してもそれに対するマンパワー不足で稼働できない状態です。
 その影響は感染関連の病棟だけにとどまらず、それ以外の医療環境にも及んでおり、病院本来の機能が停止して医療崩壊が現実味を帯びて来ている状況です。
 想像してみて下さい、もしも自分が急に心筋梗塞や脳梗塞や事故に遭い、緊急手術が必要な状態になったとします。その時にコロナで病院が医療崩壊していて対応してくれ
なかったらどうでしょう。今まで助かっていたものが、病院に搬送されても適切な緊急対応出来なく命を落とすことにもなりかねません。考えたくはありませんが、もしかし
て救急車が来てくれても対応してくれる病院が見つからず、病院にたどり着くことも出来ず命を落とすことにもなりかねないのです。
 地方での感染者が増加している状況ですが、GoTuキャンペーン続行に舵を切ったことで、これからは私達個人個人が危機感をもっともっと持ち、感染させない感染しないた
めの行動をとって行かなければならない時期になって来ているのではないでしょうか。