心身徒然話

治療家から観た心身や日頃感じた事柄を書きとめました。
(左にあるブックマークの「創健整体治療室」から概要に飛びます)

運転免許返納

2022-11-25 12:53:43 | Weblog
2019年に池袋で、高齢者による自動車暴走による事故でその後、免許返納が増えたが段々その数も減って来ているそうです。
しかし福島での97歳の高齢者による人身事故が不幸にも起こってしまいました。
人生の最後に起こった出来事は、なんとも悲惨すぎて言葉になりません。
都会では車が無くても不自由しませんが、田舎は交通の便が悪く車は必需品であることは否定できなく、最近は乗合タクシーも走り始めてきていますが、高齢者になっても免許返納しずらいのも現実です。
高齢者になれば、視力・反射神経・体力など落ちて来るのは避けられません。
あまり自分の能力を過信せずに少しでも不安があったら、こんな不幸が起こらないように免許返納を考えるべきだと思います。


それぞれの役割とPSラインアクセス

2022-11-09 14:47:15 | Weblog
 この世界に存在する全てのものは、何かしらの役割を待っています。人間も一人一人個々の役割を持って生まれて来ていると思います。その私達の身体の臓器も、個々に独自の役割を持って生きています。
 そして感覚器官もそうです。その一つである目は、入ってくる光の量を調節し、見るものの距離に応じて焦点を合わせ、その画像情報を瞬時に脳に伝えるという働きを絶えず行っています。 耳は、周囲から伝わってくる音を集め増幅します。 その上で空気の振動である音波を電気信号に変換し、耳の神経を通じて脳に音の情報を伝える働きをしています。鼻は、においを感じたり、呼吸をするはたらきをしています。 また、空気の中のチリやゴミ、ウイルスなどが体のなかに入るのを防いだり、体に入ってくる空気の湿度や温度を調節するはたらきもしています。その中でも、PSラインアクセスにとって最も重要な皮膚は、暑さ、寒さ、太陽光線、摩擦(まさつ)や毒物などからからだを守るはたらきをしています。 また、表皮(ひょうひ)の内側にある真皮(しんぴ)には触覚、圧覚、痛覚、温覚、冷覚の5つを感じる受容器(じゅようき)〈センサー〉が備わっているといわれています。
 そこで脳は、目からの情報から今まで経験学習してきた知識から〇〇さんと判断します。また鼻からの情報から、同じく今まで経験学習してきた知識から、この匂いはカレーだと判断したり、耳の場合では、音の情報から同じく今まで経験学習してきた知識から、この声は〇〇さんと判断します。このように感覚器官は脳に情報を伝えることは出来ますが、そこから先の判断は脳の役割で感覚器官独自で判断は出来ません。
 なかでもPSラインアクセスで重要なのは、バランスチェックの際に真皮の触覚により骨格の位置を脳に伝え、骨格の歪みを自覚させることです。しかしそのままでは何も変化を起こすことは出来ません。そこで一次運動野ならびに体性感覚野である、PSラインを撫でることで真皮の触覚に訴えて、それが一次運動野と体性感覚野に伝わり骨格のアンバランスを整えてくれていると考えます。
 このことから言えることは、強制的に骨格を整えているのではなく、それぞれの役割があってこそ脳が自覚して自ら整えているということです。そのことからPSラインアクセスは誰にでも出来、安全な治療方法と言えます。