心身徒然話

治療家から観た心身や日頃感じた事柄を書きとめました。
(左にあるブックマークの「創健整体治療室」から概要に飛びます)

無題

2008-12-26 10:11:30 | Weblog
前回にひきつづき、この詩が少しでも貴方にとって、この混迷の時代を生き抜く羅針盤となることを願い紹介致します。

人は その信ずる如く在る
その心の如き 生活をもつ
憎まば憎しみを得 愛さば愛を得
生活を変えんと努むるより その心を改めよ

意志を頼るな 空想せよ
空想し そして欲求しつづければ いつも実現する
現実とは 心の反映に他ならぬ
常に倦かず欲求しつづけること
希望は いつも実現する
実現するまで 希望をもちつづけること
空想は 現実の最初のスタート
空想に向上なければ 現実に向上なし

野口晴哉「風声明語2」より

今年10月から始めたこのブログを読んで下さり、ありがとうございました。新年は貴方にとつて実のりある年でありますように。心よりお祈り申し上げます。



無題

2008-12-24 14:05:59 | Weblog
100年に一度といわれる世界同時不況のこの世の中だからこそ、私の好きなこの詩をここに紹介致します。

問題は、体ではなく心である。
人を責め、追求し、他人の過ちのために自分の労力を消費するが如きことをなさず、自分を楽しく他人を快くすることの空想を、いつも心の中に拡げて生きることが養生というものである。

意志は、体に対し脈一つ多くすることもできなければ、涙一滴流させる働きもない無力なものであるが、空想すれば血行を変え、涙を出し、胃液を分泌し、体中の働きをいろいろと方向づけることができる。
楽しきことの空想、嬉しくなるようなことの空想、それぞれ、その空想している如き体の状態を創り出す。
空想は創造する力である。

野口晴哉著「風声明語2」より



ナチュラルハイジーン

2008-12-22 10:22:26 | Weblog
改めて自分の食生活を考えてみました。私は、東京へ出てくるまでの18年間、父の宗教上の理由で鶏以外の動物の肉(牛・豚・羊など)は食べたことがありませんでした。

肉と言えば、魚が主で年に数回鶏肉が食卓に上がる程度です。ですから我が家のカレーライスは野菜カレーになります。

当時の体型は当然ガリガリで中学生の頃などそれがコンプレックスで、夏に向けてエキスパンダー・腹筋・腕立て伏せと頑張っている自分が思い出されます。でも体調は快調で便などは朝晩2回食事の後にちゃんと出ていました。

それから、銀座三越に日本で始めてマクドナルドがオープンした丁度1970年代上旬の頃、東京の学校に入学するため上京。それからの私の食生活は180度変化し、野菜中心から肉中心へと変化して行きました。

そして今は、体脂肪30パーセント台の小太り中年となり、何かと生活習慣病という文字に目が行く自分がいます。

そろそろ田舎にいた頃の野菜中心の昭和30年代の食生活に戻らなくちゃと頭の何処かで囁く自分の声が日に日に大きくなり始めています。

そんなおりナチュラルハイジーンダイエットという、アメリカから生まれた食生活の考え方が気になり始めています。それは大きく3つの約束事がありすごくシンプルです。

(1)午前4時から正午までは、排泄の時間とみなし朝食は果物と
   水のみとします。(果物はなるべくその土地の季節のものがベスト)

(2)正午から午後8時までは消化・吸収の時間とみなすので充分に食べます。
   ただし、炭水化物と蛋白質、または炭水化物と脂質を一緒に摂取すること
   は避けます。
   なぜなら、消化時間が異なるため、消化の遅い方が体内で腐敗し、
   腸内環境を悪化させる為です。

(3)午後8時から翌朝4時までは何もお腹に入れない様にします。

以上の内容です。(3)がこの中では私にとって難度が高いですが、みなさんはどうでしょう。それと食生活の問題点を考えると、残留農薬・添加物など食材の事も無視できません。そんな時代ですが、土産土法が食の原点だと思います。



創健整体勉強会

2008-12-19 10:13:16 | Weblog
●無意識(錐体外路系)の体操
身体の動きには大きく分けて二通りの動きがあります。
無意識に動かす動き(錐体路系)と無意識に動いている動き(錐体外路系)で、これは私達の生命を維持する働きの大部分を司っており、
内蔵などの無意識の働きなどはこの良い例です。

その無意識の働きをもっと活発にし、自然治癒能力を高め元気溌剌とした生活を取り戻すための体操が「無意識の体操」です。
基本的には畳の部屋で正座で出来るため場所も取りませんし、
お年寄りから子どもまで出来る優しい体操です。
この体操を身に付け健康的な生活を送りませんか。

● 骨盤の歪みリセット体操
私たちにとって骨盤は家でいえば土台と同じといえます。
その土台が傾いたり崩れたら家は崩壊してしまいます。
体もバランスを取るためいろんな処に歪みが現れ、それが元で体調を壊したり痛みを感じたりします。
そこで、自分で出来るリセット体操で安定した骨盤をキープしませんか。

●氣功の練習
氣は誰でも持っている能力で特別なものではありません。
訓練しだいで誰でも自分や家族の健康管理に使えるようになります。
「手当」と言う言葉があるように昔から無意識に使っていました。
もし、急に子どもがお腹が痛いとかいったらお母さんは本能的に自分の手を子どものお腹に当てているでしょう。

非常に原始的なものですが、
その手に氣を込めることによりその子どもの本来持っている能力に感応してお腹の痛みを快復に導きます。
お互いに持っている能力を高めて家族の健康維持に役立ててみませんか。

◎注意事項
1. 無意識の体操に関して、身体に異物(金属・ペースメーカーなど人工の物、歯の金属は大丈夫です。)が入っている人は身体が異物として認識し体外へ出そうと働き出しますのでこの体操はお進めできません。
(コンタクトは外してください。)
2. 服装は動きやすい服装でお越し下さい。
3. 集中力が要り静かな環境が必要ですので、小学生以下の参加はご遠慮ください。
4.汗を拭いたり、うつぶせの時に使用するタオルかハンカチをご用意ください。

日 時:2009年1月18日(日)午前10時30分~午後12時
場  所:恵比寿区民会館
    東京都渋谷区恵比寿西2-8-1
    TEL 03(3461)3453
参 加 費 用:3、000円(当時受付)
定 員:20名
連  絡  先:創健整体治療室(東京都目黒区祐天寺2-12-19-402)
        TEL03(3760)2797
        E-mail:soken@s-o-y-a.com
交通:JR・東京メトロ日比谷線
   恵比寿駅 徒歩5分
交通:ハチ公バス 恵比寿・代官山循環
   夕やけこやけルート「13・25恵比寿区民施設」すぐ


病の元

2008-12-16 14:37:54 | Weblog
整体協会の創設者である、故 野口晴哉氏は次の様な言葉を残しています。

「病の元は、人間の無意識の中にある劣等感と無意識の中にある不安感である。」

また、同じく野口晴哉氏の著書「風声明語」の中に「豊かな心」と言う詩があります。

豊かな心とは、
無い時は無いように生きることを楽しみ、
有る時は有るように楽しんで、
それにこだわらず、いつも生々溌剌とした気分で一日を暮らせることだ。
無くて困り、有って困って、
持たない為に陰気になり、
持って、その番をして気が苛立つ人は、
どうしても豊かとはいえない。 

本来、人間はビクビク、クヨクヨするために産まれてきたものではないはずです。日々健康に生きる秘訣は「愉快」に有るようです。



2008-12-12 10:07:21 | Weblog
無駄使いとはどんなことか。スッパリ代用薬で治るものなら慢性病などあるものではない。

代用薬で治らぬから慢性病が慢性病なのだ。それなのに多くの慢性病患者は、何だとかかんだとか言いながら、毎日いろいろの薬を飲みかじりしている。そしていつも代用薬に寄りかかって自分で立つことに気づかない。

又食い過ぎて慌てて消化薬を飲む人がいる。どうも胃の働きが悪いのでと弁解するが、その胃袋相応に食べていることの方が賢明である。不安は紛れるだろうが、胃袋そのものはいよいよ弱くなる。
 
乱用とは何か。病気だから熱も出、又痛みもあることが分かっていながら、病気が怖い余り、その痛みや熱までを怖がって、少しでもあるとこれをなくしてしまわないと気が納まらないで代用薬にすがりつく。産むまで待てないで促進薬を注射する。その他いろいろ焦りのためにもちうることしきり。
 
病気というものが人体の於ける緊急的な大掃除作用であり、弛んだ器官の引き締め作用であり、弱い体の練成行為であり、疲れた体の積極的休養法であることに納得がつかないから、その経過を自然に経過することを考えられないのだ。

それ故、その途中で中断させようなどとする。だから、薬の用い方に無理があり、焦りがあるのだ。落ち着いていろいろの先入主的恐怖なしに、静かに新しく、病気とその治療というものを見直したいものだ。
 
代用薬の代用薬ということが分からないから、その用い方が代用薬の道を踏み外すのだ。だから今まで薬物療法と言われているものを、率直に代用薬療法とでも称した方がよい。
そして無薬療法とでも言うべきだろう。

野口晴哉著「療病談義」全生社より抜粋

※代用薬(人間には胃液。膵液・胆汁・アドレナリンなどの自家薬が備わっており、重要な働きをしている。その他の人工的に人間が作った薬のこと。)



忘年会疲れの貴方に

2008-12-08 10:52:23 | Weblog
「こんにゃく療法」を紹介します。
この時期になりますと、忘年会などでお酒を飲む機会が多く胃や肝臓に多大な負担をかけております。そんな時期には自分で出来る一番の療法と思います。以下に説明を記しますので、お試しください。

「用意するもの」
・こんにゃく(200グラム、又は500グラム)を2丁。
・乾いたタオル2枚。
・ジッパー付きのビニール袋2枚。

1.まずは、こんにゃくを熱湯で30分ほどしっかり煮詰める。

2.ジッパー付きのビニール袋に入れる。それを2組用意してください。

3.それをタオルにくるみます。(くれぐれも火傷をしないようにタオルの厚みで調整すること)

4.一つは患部に、もう一つは臍の下に当て、温もりがさめるまでリラックスした姿勢で休んで下さい。こんにゃくの温もりがじんわりと患部の緊張をやわらげ、楽になるはずです。

「注意点」
1.こんにゃくの煮汁はかなり熱いので、ジッパーはしっかり閉めること。

2.約2~3回は使用出来ますが、使ってゆくとこんにゃくは固くそして薄くなります。そうしたらそれを食べず捨てて下さい。

・飲み過ぎるこの時期は、一つは臍の下もう一つは肝臓(みぞおちの右側)がベスト。

それでは、忘年会のこの時期を楽しく健康で乗り切りましょう。



太陽が元気ない

2008-12-03 10:23:39 | Weblog
最近、朝日新聞に「太陽元気なし」という記事が出ていました。

太陽活動が低下すると、太陽から吹き出す陽子などの流れ(太陽風)が弱まり、銀河からきた宇宙線がじゃまされず、地球に降り注ぎます。

欧州宇宙機関(ESA)と米航空宇宙局(NASA)は9月、太陽風が約50年前に観測を始めて以来最低レベルなっていると発表しました。

オゾン層の破壊が広がっている地球では、宇宙線の一つである有害紫外線が増加し、皮膚がんや白内障の発症が増加しているといわれています。

オゾン層破壊の影響により、南半球のニュージーランドやオーストラリアなど紫外線の増加が大きな問題になっている、そんな時代に私達はどう対処したら良いでしようか。

冷蔵庫やエアコンの冷媒、スプレーの噴射剤などに広く使用されてきたフロンという化学物質、その他には消火剤として使われているハロン、洗浄剤等に使われているトリクロロエタン、農薬として使われている臭化メチルなどが、大気中に放出され、成層圏に達するとオゾン層を破壊します。

私達の対処の方法として、フロンが使用されていない製品かを確かめて選ぶようにしたり、またフロンを使用したスプレー商品などはできるだけ使わないようにする。また新たに冷蔵庫などの製品を購入する場合には、フロンが使用されていない製品か確かめて選ぶようにすることから始めたいと思います。




ありがとうございました。

2008-12-01 10:43:55 | Weblog
昨日はお休みの貴重な時間、第一回の教室にお越し頂きありがとうございました。
最初の講義ということもあり、講師である私が少し緊張してしまい、皆さんにも
その緊張(氣)が伝わり初めは固い雰囲気でしたが、時間が経つに従い少しずつ
体操も手伝い固さもほぐれ、後半には和やかな雰囲気になったと感じました。

今後は、初回の経験を生かしより良い講演になるよう勤めたいと思いますので、
乞うご期待くださいませ。