心身徒然話

治療家から観た心身や日頃感じた事柄を書きとめました。
(左にあるブックマークの「創健整体治療室」から概要に飛びます)

感受性

2023-06-26 15:53:55 | Weblog
私は長い間、活元運動(無意識の体操)をしているせいか人よりは感受性が少し高いと思っています。

誰でも経験したことがあるとおもいます。今日〇〇が食べたいなと思っていたら、何となく食べたいものを感じて夕食に用意されていたなど、夫婦の中ではよくあります。

また電車に乗っていて、視線を感じて振り向いた向こうでもこちらを向いていて視線が合ったことなどもよくあることだと思います。

それとはちょっと違い、危険が迫っていて目線で危険な状態を感じ脳がそれを判断して行動を起こす、そんな通常のプロセスをたどっている時間の余裕がない状況の時、とっさに無意識に体が動いて危険を回避したこと。

またちょっと違った危険回避行動と言いましょうか、ある日、駅の券売機で銀座へ行こうと銀座までの金額のスイッチを押そうと思い手を伸ばしたのですが、指が不意に別のスイッチを押そうと動いたのです。アレ!と思い二度三度、押そうと試みたのですがやはり別のスイッチに指が動くのです。これは行ってはいけたいのではと感じ、その日はまっすぐ家に帰りました。

また病院のベットに横になったとき、背中がザワザワとしてベットから離れたこと。これは前に使用した人の辛い状態を感じ取ったことによる反応と理解できました。
そして友人なんですが、人一番敏感な人で急に具合が悪くなり、その場で治療をしたのですが良くならず、とりあえず帰ることにしてタクシーに乗りその場を離れたのですが、その場から離れるに従って体調が落ち着いて来て無事に自宅まで送り届けることができました。ほっとして友人が座っていた席に移動したとき、その席が今までドライアイスでもあったかのように冷たかったこと。死体でもこんなにも冷たくなることはないくらい冷たかったこと。よほど辛かったのででしよう。

また最近のことですが、ちょくちょく全国で地震が多発していますが、ある時背中がザワザワし出した2〜3秒後、震度3の地震が起きたこと。

このようなことは脳内の神経細胞が起こす化学的・電気的な相互作用によって生まれてくるのか、別の何処からかのメッセージなのか科学的に説明の難しい不思議なこともあります。

量子科学ではこの世界の本質は物質ではなく、波動でありエネルギーだと説いています。

今まで科学的に説明がつかないことは非科学的とはなから否定し、研究しようとして来ませんでした。

このような未だ解き明かせない不思議な事柄を、現代の最先端量子科学によって近い将来解き明かされる時代が来るかも知れません。

アポトーシスを妨げてはいないか。

2023-06-23 14:29:10 | Weblog
フリー百科辞典によると、アポトーシスとは、多細胞生物の体を構成する細胞の死に方の一種で、個体をより良い状態に保つために積極的に引き起こされる、管理・調節された細胞の自殺のことと書かれています。

よく例として出されるものに、人の指の形成過程でも、始めは指と指の間が埋まっている状態であるものが、アポトーシスにより指の間の細胞が壊死して一本一本の指ができることや、生体内で、癌化した細胞のほとんどは、アポトーシスによって取り除かれ続けており、これによって、ほとんどの腫瘍の成長は未然に防がれていることが知られています。

そこで最近気になっていることに、検査技術のめざしい発展がアポトーシスによって癌化した細胞の成長を防ごうとしているのに、本来備わっている体の働きを妨げることになっていないかということです。

以前患者さんから聞かせていただいた癌細胞の声から、自ら進んで癌になったのではなくできることなら元の健康な細胞に戻りたいと思っているということから、見つかったから無闇に取り除いたり薬で攻撃したりせず、原因と思われる私生活や環境を見直し改めることこそが、細胞に寄り添った根本療法ではないかと考えます。



PSラインアクセスの変化のスピード

2023-06-19 14:02:10 | Weblog
 PSラインアクセスで重要なのは、現在体がどのようなバランスの状態なのかをバランスチェックの際、真皮の触覚によって骨格の位置を脳に伝え、骨格の歪みを自覚させることです。事実、体は異常を自覚することにより、その異常を改善するために働き出します。しかしそのままでは何も変化を起こすことは出来ません。
 そこで脳にある一次運動野ならびに体性感覚野の、PSラインを撫でることで真皮の触覚に訴えて、それがスイッチとなり一次運動野と体性感覚野に伝わり骨格のアンバランスを整えてくれていると考えます。実際どのようにして骨格が整うか実験をしてみて分かったことは、1〜2秒かけてゆっくりとじわーっと変わっていくことが感じ取れました。
 まさに脳が自覚して自ら整えてくれているということです。そのことからPSラインアクセスは誰にでも出来、安全な治療方法と言えます。



梅雨時の整体

2023-06-16 13:28:43 | Weblog
 暑くなると汗が出るのは、体温を分散する自然の法則です。
気候が暑くても、体を動かしても、心理的に気持ちが緊張して
も、汗を出すことで体は体温の調節をして、いつでも平温を保
っています。
 また、体がくたびれても、頭が疲れても、寝た時に汗が出て、
その疲労を調整しているのです。このように、生き物は環境の
変化に合わせる働きを意識しないでやっているのです。
 梅雨の時期は、寝ると首に汗をかき、明け方になって冷える
から、その汗を引き込みやすいのです。首の汗を引き込むと体
に故障が起こる。例えば咳がなかなか止まらないとか、手や足
の痺れ、食欲の異常(食べ過ぎ、減退)また下痢が続くとか、
風邪がなかなか抜けないのも、首の迷走神経の緊張具合と関連
のある胃の働きに変化が起こるからです。
 生理的に頭が疲れると、首に余分に汗が出やすい体癖の人は、
特にそうなりやすいが、そうでもない人でも冷えのために疲れ
が抜けにくいのは梅雨の時期だけです。
                        野口晴哉
 梅雨時期になると、一番影響を受けやすいのは泌尿器と呼吸器
です。普通でもあまり湿気が多いと蒸し暑く、息苦しく感じます。
 そんな蒸し暑い時は体を積極的に動かし、息苦しくだるい時は
深呼吸すると、そういう感じは薄らぎます。

2023-06-09 17:10:08 | Weblog
 涙には大きく分けて3種類の涙があります。1つは常に眼球を潤して、乾いたり固まったりするのを防いでくれている基礎分泌的な涙。2つ目は、外部の刺激から目を守るもので、玉ねぎを包丁で切った時に出る物質からの刺激、煙、ほこり、砂などが目に入ると流す反射的な涙。そして3つ目は、感情的な涙です。
 
 中でも感情的な涙の中で、流した後スッキリしたことありませんか。それは流した涙の中に含まれる、不安やイライラの元になるホルモンを体の外に出してくれた結果です。以前治療でその人の背に手を当てて気を送っていた時、突然泣き出しました。本人いわくなぜ涙が出ているのか分からないが止まらなく、20分ほど泣き続けていました。後で尋ねてみたら、人に言えずずっと一人で悩んでいたことがあったようで、泣き止んだ後ずっと続いていた頭痛がなくなっていたそうです。何かがその方の琴線に触れたのでしょう、思いっきり涙を流しスッキリしたのか、晴れやかな顔になって帰って行きました。

 交感神経が働いている涙か、副交感神経が働いている涙かで味が違うこと知っていますか。悔しい時や腹が立っている時は、塩辛くしょっぱい味になります。また嬉しい時や悲しい時は、水っぽく少し甘めの味になります。前者は交感神経が働いいていて、後者は副交感神経が働いた涙です。