ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

「アリスのままで」鑑賞・夏塩沢&カエル帯

2015-06-30 08:42:16 | 映画・演劇

 

映画「アリスのままで」を観ました。

「海街diary」とどちらにしようかと迷ったのですが、こちらのほうが差し迫った課題なので。

 

緑の夏塩沢に蛙のつづれ帯。先の半幅を作った余りの生地を帯揚げにしました。

でも前帯には蛙いないね

主演はジュリアン・ムーア。

アカデミー主演女優賞受賞。

この人、「羊たちの沈黙」の続編で、ジュディ―・フォスターの代わりに出演したことを覚えています。

ジュディの印象があまりに強すぎて、ミスキャストじゃない?と思ったことも。

でも、今回はすごかった。

顔が、本当に徐々に老けていき、表情やら生気やらが抜け落ちていくのね。

でも、ときどき、雲間から太陽が顔を覗かせるように、笑顔が戻ってくる~~。

言語学者という知性も教養もある女性が50歳で、若年性アルツハイマーにかかるというもの。

言語学者なんて、普通の人以上に言葉を使っているので、そういうのあり?なんて思っていたら、彼女は「遺伝性」なのです。

「知的職業についている人のほうが、発見が遅れる」と医者。

「脳の機能が衰えても、自分でコントロールするから」ですって。

皆さま、気を付けてくださいませ。

症状が進むにつて、「自分が自分ではなくなっていく」、これは怖い。

お涙頂戴的な要素を極力抑えて、でも、やはり、ずっと喉に熱い塊ができて、飲み込むのに苦労しました。

「人は死んで魂となって、宇宙に浮かぶ。でも魂とオゾンは同じ分子でできているのよ。だから人は死んでもずっと宇宙に~~」という話は、「千の風になって」と同じ考えですね。

荻原浩さんの「明日の記憶」、これもアルツハイマーの小説。

こちらも身につまされた。

ラストがどうなるのか、これはもう、見るしかないでしょう~~。

 

後ろの蛙ちゃん、ボケ写真でやはり見えない、のでアップ写真。

記憶が、よみカエル?

出がけに、公園で撮ってもらいました。

アリスの旦那さま、遠い昔に見たことがあるわ。

こんなに太ってなかった気がするけど。

誰だったかしらと、ワタシも一緒に記憶力のテスト。

~~ええと、別れた旦那だったかしらん~~。ナワケナイカ。

途中で「そうだ、アレックス・ボールドウイン、すごくきれいな女優さんと結婚したわ」

でも、その女優の名前が思い出せない、あーあ。

私もマジ、検査に行ったほうがいい、今度行ってきます、いや、本気。

元気であれば、いい。

半襟も蛙ちゃんです。

帰って調べたら、キム・ベイシンガーだった。でも、二人もう別れたんだって~~。

そうなんだ。

原題「ステイ・アリス」

「自分が自分であること」「自分が自分であり続けること」がどんなに恵まれたことか。

怒って、笑って、泣いて、それができること自体が素晴らしいこと。

「自分に問題あり?」、それがわかるのも、またいいことなのね。

 

映画のなかで娘との喧嘩が、わが家のケンカと似ていて、どこも同じなんだなあと、これも身につまされました。

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2 コメント

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Unknown (うまっち)
2015-06-30 22:14:07
カエルさんコディ、素敵ですね。

何時も何処で見つけるのって、(@_@)です。

若年性アルツハイマー、夫婦でお付き合いしていたご夫婦の奥様が50代でかかられて

色々な病院に行かれて

最初は自律神経が悪くなったと思われていたのです。

早くわかれば、遅れさせることもできたと言われますが


診断が下ったのは、結構経ってからでした。

私はその頃住民投票の署名活動に、一生懸命の時期で
未だに悔んでいます。

もっと、度々会いに行けば、良かったと

わかった時には、もう忘れられていましたが
時々、わかる時もあると言われていました。

なぜか?悦実のことを覚えておられて(@_@)したことも

愛する家族のこと、自分のこと

こんなに早く忘れるのは哀しい、自分だったら怖い
お友達 (紫苑)
2015-07-05 09:01:20
うまっちさん
コメントありがとうございます。お友達若年性に罹られたのですね。友達が病気や死を迎えると、そういうものがぐっと身近に感じられます。記憶が人を作っているんですね。

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