わたしが一番きれいだったとき、
わたしはとてもふしあわせ
わたしはとてもとんちかん
わたしの頭はからっぽで
(茨木のり子・「わたしがいちばんきれいだったとき」より)
いまもとんちんかんでからっぽじゃない、というツッコミは無視しますね。
「わたしが一番きれいだったとき」はモンペばかりで、きれいな着物には縁がなかったせいか、いまだに、若いころにはできなかった格好に憧れます。(いつの時代のことだ!?)
可愛いアンティークとか可愛い帯結びとか
ブログ村でも、なんと、なんと、なんとが百回くらい出るくらい「可愛い!」と、おばさんは見とれてしまいます。
書店で可愛い本を見つけました。
「花結びとコットン着物」(文化社)
私ら年配のものには「花結び」といえば、どうしても振袖と結びついてしまうのですが、これをコットンのきものにしようという発想が新鮮でした。
若い人のあいだでは、当然なのかもしれませんが。
やり方は難しいものではなく、スカーフをどんどん輪ゴムで止めていくだけなのです。
面白かったのは、同じ布で三種類の帯を作り、それを使って華やかな帯にする方法です。
半幅帯とお太鼓の後ろの部分、つまり作り帯のお太鼓の部分を作っておき、それで変わり結びをしていくのですね。
そんな帯を作ったことがあります。
絽の襦袢を、半幅帯とお太鼓の部分に分けました。
二部式を作るつもりが、生地が余ったのでついでに作ったのですが、これが便利
結んだとき、お太鼓の部分にボリュームができ華やかになります。
で、今回、早速、本を少しだけマネてみました。(本は三本ですから)
表紙のような花結びはできないのですが、半幅の部分を華やかに結んでみました。
この結び方は、ゴムのついた三重帯紐を使って、どんどん輪を作っていけば簡単にできますね。
私は半幅はほとんどしませんが、それは後ろのお尻の部分が出てしまうのが心もとないからです。
そこで、お太鼓の部分を、この帯の下に着けます。
わかり易いようにあえて裏を。
これを使えば、たとえば一人では難しいこんな帯も簡単?にできます。
花の部分は半幅を開いて先に作っておき、あとでお太鼓を付ければ出来上がり。
あっ、結ぶときは前結びです。スカーフなど滑りやすいものを巻いておき、後ろに回します。
お太鼓の部分は後ろに回してから、銀座結びのようにタレを繰り上げていきます。
袋帯の結び方をカジュアルにするには、いい方法だと思うのですが、アンティークを着る方には周知のことかも
夏の浴衣やカジュアルきものを着るときに、試してみようかな~。
あなたがいちばんきれいなとき、何をしていました?
そう、それはもちろん今、ですけど
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