泰緬鉄道は、戦時中に日本軍が連合国の捕虜を酷使し、タイからビルマに軍事物資を補給するために建設した鉄道である。特にクウェー川(「クワイ川」は発音が間違いだそうだ)に架ける橋が有名で、現存する橋は終戦後に戦後補償として日本の手で修復したものであるらしい。鉄道を待っている間に見物した。タイ人や外国人の観光客だらけだ。
ところで、いまだ『戦場にかける橋』を観ていないのだが、この撮影はスリランカで行われたという。
近くには、建設のために亡くなった捕虜たちの共同墓地や、泰緬鉄道博物館(「Death Railway」と!)がある。
鉄橋のバイオリン弾き
15分くらい遅れて鉄道が到着した。ほどなく、遠足の子どもたちで賑やかになった。車窓からはサトウキビやタピオカが見える。
泰緬鉄道
遠足
いまでは線路はビルマ国境よりはるかに手前で途切れている。昼食を取り、川辺に下りたり、線路を歩いてみたりする。線路際の断崖に小さな洞窟があり、仏像が据えられていた。
木の橋桁
※すべてペンタックスK2 DMD、M 35mmF2.0、FUJI PRO 400で撮影
19、20日と所用で沖縄に行っていました。金正日が死んだり、那覇空港で自衛隊機が事故を起こしたり…
それはともかく、「泰緬鉄道」建設に伴う捕虜虐殺事件は、日本であまり知られていませんね。アジア太平洋戦争中の出来事を、特に日本軍の犯罪を学校で教えないようにしている傾向があることが問題です。
僕の沖縄史に久米島事件が欠落していると、大田元知事から指摘され、赤面でした。自分も含めて知らないことが多すぎます。
ソクラテスではありませんが、知るほどに知らないことが増えていきます。
ところで、DVDは再生できそうですか?
お礼が遅れました。再生できます。早速、時間を作って観たいところです。ありがとうございます。
金正日死去には驚きましたね。1994年の金日成死去のニュースを街角で見たときには、きっとクーデターだと思ったものでしたが。
泰緬鉄道、断崖の鉄道敷設や橋の建設など、この地獄はどのようなものだったろうと考えるとぞっとします。歴史として、これらをありのままに教えるべきですね。