ブラック・アート・ジャズ・コレクティヴ『Presented by the Side Door Jazz Club』(Sunnyside、2014年)を聴く。
Black Art Jazz Collective:
Wayne Escoffery (ts)
Jeremy Pelt (tp)
James Burton III (tb)
Xavier Davis (p)
Vincente Archer (b)
Johnathan Blake (ds)
これが80-90年代のことであったなら、スイングジャーナル誌的なものを中心にとてももてはやされていたに違いない。つまりハード・バップの正統的な子孫としての「どジャズ」である。
ただし、かつてのリヴァイヴァルの一部がそうであったようには、ジャズの模倣などではない。「どジャズ」のフォーマットを据えて、その中で奔放に「どジャズ」をやっている。従って何度聴いても退屈ではない。
特に、ウェイン・エスコフェリーのスーパードライなテナーの音や、堂々たる体躯から余裕をもって繰り出されるジェレミー・ペルトのトランペットの音に惹かれる。
●ウェイン・エスコフェリー
ウェイン・エスコフェリー『Live at Smalls』(2014年)
ウェイン・エスコフェリー『Live at Firehouse 12』(2013年)
●ジェレミー・ペルト
ジェレミー・ペルト『#Jiveculture』(2015年)
ジェレミー・ペルト『Tales, Musings and other Reveries』(2014年)
ジェレミー・ペルト@SMOKE(2014年)
ジャズ・インコーポレイテッド『Live at Smalls』(2010年)
ジェレミー・ペルト『Men of Honor』(2009年)
ルイ・ヘイズ『Dreamin' of Cannonball』(2001年)