Sightsong

自縄自縛日記

ジョー・ヘンダーソン『Jazz in Marciac 1994』

2017-12-10 10:37:46 | アヴァンギャルド・ジャズ

ジョー・ヘンダーソン『Jazz in Marciac 1994』(Jazz Time、1994年)を聴く。

Joe Henderson (ts)
Bheki Mseleku (p)
George Mraz (b)
Al Foster (ds)

ジョーヘンにアル・フォスターとくれば、1985年のヴィレッジ・ヴァンガードでのピアノレストリオを思い出す。ベースは、弦がユルユルで好みでないロン・カーターではなくジョージ・ムラーツ。そして最初の2曲はトリオなのだ。

3曲目、上記のVV盤でも演奏していたサム・リヴァースの名曲「Beatrice」になって、ベキ・ムセレクのピアノが入ってくる。2008年に若くして亡くなってしまったが、良い作品をたくさん出していた人である。特に、『Beauty of Sunrise』は、同国人のアブドゥーラ・イブラヒムにも通じるピアノの芳香と、気持ちのいいアンサンブルと、エルヴィン・ジョーンズらの勢いが混じった、なかなかの傑作だった。ここではそれほど特徴的なソロを取るわけではないけれど、ドライな雰囲気に華やかさを与えているようで嬉しい。

そしてアル・フォスターの荒々しい豪放さにも魅かれる。今年の9月にNYに行ったときに、SMOKEに特別出演していた。無理しても駆けつければよかったか。

●ジョー・ヘンダーソン
ジョー・ヘンダーソン『Lush Life』、「A列車で行こう」、クラウド・ナイン(1991年)
ジョー・ヘンダーソン+KANKAWA『JAZZ TIME II』(1987年) 
マッコイ・タイナーのサックス・カルテット


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