将太の日記

将太の日記は、将太の非日常等、気の向くままに「書き留めておこう」と思ったものをアップしています。

社団戦3日目の結果

2018年08月26日 21時40分18秒 | Weblog
今日は社団戦3日目。2日目まででチームは何と8連敗で1部リーグダントツの最下位。チームが入替戦に進むためには残り7試合のうち5勝くらいはしないといけないと思われる。そんな中、今日は藤原大王とO関が不参加。普通に考えれば戦力的にダウンと言わざるを得ないところだったが、藤原大王・O関2人合わせてここまで0勝8敗と信じ難い不調だったこともあり、「戦力ダウン」が正しい表現かどうかは分からない(苦笑)。その藤原大王・O関に代わって今日はエース森本が戻ってきた。これは非常に大きく、久々の登場とはいえ、不調葛山よりも期待値は高そうだと思っていた(笑)。

9回戦:対北千住ひよこ

 今日の初戦は北千住ひよこチームと。2日目までで1勝7敗とこちらも苦戦されており、お互い残留に向けて重要な対決となった。自分の将棋は森田氏の三間飛車対私の右四間飛車。後手番ながら突っ張った駒組をしたのだが、自然体では作戦負けになると思われたか、森田氏がこちらの駒組途中で強引に暴れて来られた。さすがに無理気味では(?)と思っていたが、実戦的には中々うるさい攻めで、途中こちらの疑問手も重なって見事に捌かれてしまい、終盤は苦戦を意識していた。しかし、ギリギリのところで何とか踏ん張って相手の攻めをいなすことに成功し、最後は何故か相手の攻めが完切れとなって終了。危ない将棋だったが、どうにか勝つことができた。

 チームの方は、関向さんが負け、斎藤優も勝ちだったはずの将棋で攻め駒を一層されて逆転負けしたものの、田村さん・ケンローさん・葛山・森本・私が勝ち、5-2勝ち。長らく続いたチームの連敗はようやく8でストップした。


10回戦:対RG

 昼食後はルーキーゲートチームと対戦。大学同期の清水上君を柱として、若手有望株中心のチームだが、2日目までで6勝2敗と好調のようで、かたや我々はようやく1勝目を挙げたばかり。昨年はルーキーゲートチームに5-2勝ちしていたことも事実ではあるが、今期は完全に自分達が格下という意識が皆強かった。自分の将棋は塩見氏の中飛車対私の居飛車穴熊となった。正確には、穴熊に組みに行こうとした矢先に機敏に仕掛けられてしまい、その攻めを受けながら穴熊に潜ったという展開だったが、序盤からかなり神経を遣わされて息苦しい展開だった。しかし、相手にも攻め損ないがあって、途中からは穴熊ペースとなり、最後は何とか寄せ切ることができた。最終盤まで1手詰め頓死の罠もあったりして、最後まで神経を遣わされた将棋で苦しんだが、どうにか勝ててホッとした。
 
 チームの方は大学同期対決で注目だった清水上ー葛山戦を落としたのと、田村さんが強豪阿部さんに敗れたのはやむを得ないとして、ケンローさんが池田君に敗れたのと斎藤優の負けが痛く、関向さん・森本・私が勝ったものの、またもや無念の3-4負け。(結果的にはやむを得なかったとはいえ、ルーキーゲートチームに急遽助っ人参戦した阿部さんにしてやられた感も否めず。何故ルーキーゲートチームに阿部さんが参戦?)
ここまでチームはトータル1勝9敗で、入替戦にすら進めない可能性がいよいよ高まってきた。


11回戦:対光OKACHI

 いよいよ苦しくなってきた、というところでの対戦は、過去社団戦1部リーグ優勝経験もある光OKACHIチームと。いつもならば塩津さんにあれこれ絡まれそうなところだったが(笑)、どういうわけか塩津さんは出てこなかった。その代わりではないであろうが、元アマ王将の樋田さんが参戦され、更に厳しさを増すことに。
 自分の将棋は私の矢倉対野依氏の左美濃急戦となったが、この将棋は序盤でこちらの駒組が優ったこともあって、開始早々大優勢になった。終盤の追い込みで一瞬冷や汗をかいたものの、持ち時間が大幅に残っていたこともあって、冷静に相手の攻めが届かないことを何度も確認して必至をかけ、終了。この戦形も近年は先手番側が神経を遣わされる展開が多いが、この将棋に限っては結果的に快勝だったと思う。

 チームの方は葛山が池田将さんに勝ったのと、森本が伊藤氏に勝ったのが大きく、ケンローさんも本間氏に勝ち、斎藤優もようやく初勝利を挙げることができ、蓋を開ければ田村さんが樋田さんに負け、関向さんが狼谷君に負けただけの5-2勝ちとなった。これでもまだチームは2勝9敗で苦しいことに変わりはないが、徐々に上向きになりつつあるのを感じていた。


12回戦:対蒲田大嘉

 今日の最終戦は蒲田大嘉チームと。遠藤さん・秋山太郎さん・森村君を中心に強豪が揃っており、過去にはやはり社団戦1部リーグ優勝経験もある強豪チームだが、2日目までで1勝7敗とこちらも苦戦されており、またもやお互い残留に向けた大一番となった。葛山は相手のエース遠藤さんとの対決を避けようと五将で出たが、何と遠藤さんも五将で出て来られ、遠藤ー葛山戦ができてしまった。また、エース森本もアマ王将の森村君と対戦することとなり、斎藤優も秋山さん相手では苦しいと思われたため、このオーダーではチームが勝つためには関向さん・ケンローさん・私は勝たなければならず、後は田村さん・葛山・森本のどこかで1つという感じだと思っていた。
 私の将棋は目黒氏の四間飛車対私の右四間飛車となり、9回戦同様こちらがかなり強引な駒組をしてしまい、目黒さんに機敏に咎められてしまった。一方的に馬を作られ、少し苦しいと思ったが、何とか反撃の形を作って攻め合いに持ち込み、難解な終盤戦に突入した。終盤、私がかなり危険な踏み込みをしてしまい、秒読みの中で後悔した瞬間もあったのだが、目黒さんの方も秒読みに追われて疑問手が出たこともあり、ギリギリのところで踏ん張って最後は即詰みに討ち取って制勝。この将棋も危ない将棋だった感は否めないが、どうにか勝つことができて良かった。

 チームの方は、葛山が遠藤さんに相穴熊で負け、斎藤優が秋山さんに敗れ、勝ちで計算していたケンローさんが西上氏に敗れて危なかったのだが、エース森本が森村君に勝ったのと、田村さんが笛木君に勝ったのが大きく、関向さん・私が勝って4-3勝ち。


・・・ということで、今日はチームとして何とか3勝1敗と巻き返すことができた。強いていえば、ルーキーゲート相手に3-4負けしたのはもったいなかったが、初日・2日目までの怒涛の連敗を思えば今日はエース森本の4連勝の活躍のおかげで健闘した方だろう。私個人も今日は4連勝と好調で、2日目の6回戦から何と7連勝中である。これまで1部リーグで7連勝もしたことがなかったので、個人的には初めての記録でもある。
これでもチームは3勝9敗と厳しい状況に変わりはないが、関向さんによると、4勝8敗のチームがいくつもあるらしく、最終日を前に入替戦にすら進めないことが決まったわけではない。2日目終了時点を思えば1部リーグ残留は奇跡かもしれないが、ここにきてチームの残留の可能性が出始めたので、最後まで諦めずに頑張りたいと思う。

社団戦終了後は何故か和歌山の白井君と葛山・私の3人で夕飯へ。いつもならば葛山は私の将棋の内容を酷評するところだが(笑)、今日は成績の差もあってか、いつもの酷評はなりを潜めていた。それに代わってというわけではないが、白井トークの面白さが光っていた。
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将棋ウォーズ

2018年08月19日 21時24分21秒 | Weblog
ここ最近、将棋ウォーズの戦法コレクションを増やそうと、普段はまず指さないであろう戦法も色々と使ってみた。元々は随分前にも同じようなことを試みて、106戦法あるうち80くらいまで開くことができたのだが、そこから中々進められずにいた。今般、何の戦法があるのか、どの局面でどの手を指すと戦法コレクションに追加されるのかを調べ、ようやく全106戦法がコレクションに追加された。最初のうちは無意識に将棋を指すだけでどんどん戦法コレクションが増えていくが、マニアックな戦法も結構あり、最後の方は「戦法コレクション追加のため」という意識で将棋を指していた。対局は普通に行われる関係で、戦法コレクションを意識して不利な戦形になるのを承知で無理な作戦選択をしたりした結果、無駄に負けまくったが、ようやく無意味な作業(?)も無事終了したので、これからは普通に将棋を指すことにしよう。
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平成最強者戦の結果

2018年08月11日 22時51分00秒 | Weblog
今日は平成最強者戦に参加してきた。朝、渡辺誠君に会ったので、昨日の将棋ウォーズ棋神戦の優勝について「おめでとう」と声をかけたところ、誠君からも「ブログどうしたんですか?」と言われてしまった。一応8月に入ってからブログ再開したつもりだったのだが、やはり日記がサボり気味だった時期が多少長かったためか、またもやブログサボリについて突っ込まれることに。

そうそう、今回の平成最強は、来年元号が変わる影響もあり、「平成最強」という名前での最後の開催になるのだとか。次の元号は何になるのだろう・・・。


予選1回戦は昨年の小学生名人である圓谷君と対戦。戦形は私の矢倉対圓谷君の左美濃急戦。最近は先手番で矢倉を指すと大抵この左美濃急戦になることが多い。それだけ後手番矢倉として優秀な作戦だからなのであろうが、先手番矢倉の巻き返しを期待したいと個人的には思っている。ただし、現在はこの左美濃急戦の優秀さ故か、プロ棋戦での矢倉が激減しているだけに、今後が気になるところ。ただし、この将棋は圓谷君の序盤の駒組に問題があり、開始早々で1歩得に成功し、後手から急戦を仕掛けられなくなり、大優勢になる。その後圓谷君も必死に食いついて来られたが、序盤でのリードが大きかったこともあり、最後はこちらが一方的に攻めまくって快勝。幸先の良いスタートを切ることができた・・・はずだった。

続く予選2回戦では元奨励会三段の池田さんと対戦。1回戦での快勝で気を良くしてしまい、「積極的に攻める」という意識だけをもって臨んだのが良くなかったか、池田さんの矢倉に矢倉中飛車で猛攻を仕掛けたものの、厳密には少々無理だったらしい。しかし、思ったよりも差は開いていなかったようで、終盤にチャンスが訪れる。このチャンスを活かすことができず、粘りを欠いてしまい、最後は急所の馬を素抜かれ、圧敗。最終版で手拍子で指した手の罪が重く、正確に指せばもう一山あったのは間違いなく、これを逃したのが残念だった。


予選通過・予選敗退をかけた3回戦で再び圓谷君と対戦。今度は私が右玉の駒組をし始めようとした矢先、圓谷君が速攻を仕掛けてきた。大体こうした速攻はそれだけで潰されるはずがなく、うまくいなしたいと思っていたのだが、相手の攻めを封じ込めるつもりで飛車先を連打した手が指しすぎとなってしまい、以下は圓谷君の切り返しが見事で、徐々に差を広げられ、完敗。


・・・ということで、気がつけば1勝2敗で予選落ちとなってしまった。先ほど、過去のブログを読み返してみるに、平成最強での予選落ちは2011年以来7年ぶりのこと。そこそこ勝てたのは2日目に勝ち残った2012年くらいで、後はあまり大したことはなく、朝日アマやアマ王将戦などでも予選落ちは何回かあるので、それほど気にしてはいないが、原因は実力不足としか言いようがないので、また鍛え直そうと思う。

その後は残って葛山の将棋を中心に観戦していたが、葛山も今日の最終局で遠藤さんとの相穴熊の熱戦で敗れ、2日目に残ることはできず。

前回ブログの社団戦から少ししか経っていないようであるが、また少しすると社団戦3日目もやって来る。既にチームは1部リーグ残留に向けて極めて厳しい状況と言わざるを得ないが、また鍛え直して頑張りたいと思う。
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社団戦

2018年08月01日 22時51分53秒 | Weblog
またもや随分長いこと日記をサボってしまった。この拙いブログの読者が相当数いることもあってか、先日一部の方々から「日記どうしました?」「日記ちゃんと書いてください」とのお叱りを頂戴する羽目に。ブログの読者が沢山いることはありがたいことで、こんな拙いブログでも楽しみにしている人がいるのか、ということを思い知らされたが、特段非日常に関する出来事があまりない時期の日記はこれまでにサボったことはあっても、社団戦の日記のように将棋大会の記録をつけなかったことはほとんどなく、異例のブログサボリゆえか手厳しいご意見までいただいた。

・・・ということで、遅くなったが社団戦のここまでの結果をまとめて振り返ってみたいと思う。

1回戦:対紅萌

 社団戦初日は藤原大王・関向さんを欠き、戦力的にはやや厳しい状況であったが、それでも田村さん・ケンローさん・小林さん(前半2局)・葛山・O関・優(後半2局)・スズケン・私と一応メンバーはどうにか7人揃ったこともあり、何とかなると思っていた。ところがこの日のチームは結果だけを見れば異常なまでに崩壊することに。
 自分の将棋は相手の三間飛車対私の左玉となり、うるさい攻めで喰いつかれて相手ペースだったところから、うまく切り返して優勢になったはずが、終盤でのこちらの指し手がチグハグになってしまい、最後はいつの間にか一手負けになってしまった。自分が負けてもチームは何とかなったと思っていたのだが、蓋を開けると小林さんが勝っただけの1-6負け。戦力的に揃っていなかった感はあるも、それでもある程度勝負になるメンバーは集まったはずが、まさかここまで大敗するとは・・・。初戦から重苦しい空気が漂ってしまった。


2回戦:対SG

 2回戦はスーパーゴールドチームと。こちらはフルメンバーとは言い難い状況ではあったものの、相手チームもまたフルメンバーが揃ってはいないようであり、勝負だと思ったが・・・。自分の将棋は相手の向飛車対私の左玉。この将棋は序盤から相手に機敏に動かれて、玉が薄いこちらが神経を遣わされる展開となってしまい、最後まで立て直すことができないまま押し切られて完敗だった。
 チームの方はというと、スズケンが勝っただけの1-6負けとまたもや大敗。さすがにケンローさん・葛山・O関は勝つと思っていただけに、まさかの大敗となり、まだ2回戦終了時点というのに暗雲が立ち込めていた。


3回戦:対翔風館ROB

 3回戦は翔風館ROBチームと。チームも私個人も2連敗で自信喪失しかけていたところ、自分の相手は強豪早川君に決まった。その早川君との将棋は、私の矢倉対早川君の銀矢倉となり、この将棋は珍しくこちらの序盤構想が優ったようで、終盤の入口で大優勢となり、いつしか必勝形となっていた。ところが決めに行ったつもりが相手の玉を逃がす最悪の手順で一気に流れが悪くなってしまい、それでも冷静に見ればまだ勝ちそうな将棋だったが、一度悪い流れにしてしまってからは立て直すことができず、最後は無念の投了。日頃、「必勝」と言ってはいけない程度の将棋を「必勝」と思い込みがち、と葛山から厳しく言われているのはさておき、この将棋は本当に負けようのないところから負けてしまった。
 そしてチームの方は何と0-7負けの完封負け。当たり的にはさすがに0-7負けするような感じではなかったはずだが、どうもこの日のチームはどうかしていた。


4回戦:対リコー

 4回戦はリコーチームと。あまりにも大差での完敗が続いたこともあって、チームは意気消沈していたように思う。自分の対戦相手は馬上さんに決まった。馬上さんとの対戦は大学1年の夏合宿以来19年ぶりで、その時は最終盤でこちらが唯一詰まない手を指し、馬上さんが唯一詰む応手を指して私が拾い勝ちしたひどい将棋だったので、少しはまともな将棋を指したかったが・・・。戦形は私の矢倉対馬上さんの左美濃右四間となった。馬上さんの構想が酷く、序盤でど作戦勝ちとなり、気がつけば相当優勢になっていた。ところが全然攻めになっていないはずの馬上さんの指し手を咎め損なってしまい、つながるはずのない攻めをつなげられて無念の逆転負け。この日は最後まで将棋を立て直すことができなかった。
 さらにチームの方はまたも0-7負けと完封負けを喫してしまった。

 初日の結果がチームも自分も4連敗とこれにはさすがにこたえた。それだけならまだしも、チーム全体で2勝26敗とは何事だろうか。あまりに酷い結果だったので、後日社団戦の結果表を見たところ、1部リーグから7部リーグまでの全チームを通じてダントツの最下位の成績だった。何せ小林さんとスズケンが1勝しただけで、田村さん・ケンローさん・葛山・O関・私の5人が4連敗で、後半出場した優も2連敗という有様。皆勝ち方を忘れてしまったかのようだった。中でもケンローさんと葛山の4連敗は過去に見たことがなく、葛山自身も「人生初の公式戦4連敗」と言っていた。この日の葛山の将棋はほとんどが序盤で終了しており、序盤構想で破綻という葛山の負けパターンがモロに出てしまっていた。


5回戦:対オール明治

 5回戦はオール明治チームと。初日の成績が酷すぎたため、二日目は是非とも挽回しておきたいところ。この日のメンバーは藤原大王・田村さん・関向さん・ケンローさん・葛山・優・私の7人。O関の欠場は痛いが、初日よりメンバーは集まった・・・はずであった。
 自分の相手は大岩君に決まった。対戦前に大岩君から「ブログどうしたんですか?」と言われてしまったが、まさか大岩君からそのようなツッコミを受けるとは思っておらず、びっくりした。将棋の方は私の矢倉対大岩君の左美濃右四間となり、中盤までは構想通りこちらのペースで事が運んで一時は優勢になったと思う。ところが大岩君から予想外の手が飛んできて動揺してしまい、そこから指し手が乱れて逆転負けを喫してしまった。途中まで内容は悪くなかっただけに、早く結果(勝ち)を出したいところだったが、連敗街道を抜け出すことができず。
 チームの方は藤原大王・田村さん・関向さん・優・私の5人が敗れ、2-5負け。連敗街道からケンローさん・葛山が脱したものの、またもや大敗を喫してしまった。


6回戦:対東工大OB

 6回戦は東工大OBチームと。自分の相手は昨年の社団戦で敗れた水野氏に決まった。水野氏との将棋は相矢倉となり、私が先手番らしく積極的に仕掛けて行ったが、中盤は水野氏の対応が上手く、中々攻め切ることができずもどかしさを感じていた。終盤に入って水野氏に何度か疑問手が出て勝つことができたが、途中まではかなり難しい将棋であり、この将棋は今後の研究課題としたい。
 チームの方は関向さん・葛山・私が勝つも、藤原大王・田村さん・ケンローさん・優が敗れ、無念の3-4負け。私個人としてはようやく連敗街道を脱したが、チームは未だにトンネルを抜けることができず。


7回戦:対野島道場

 7回戦は野島道場チームと。元奨励会の強豪が多く、厳しい展開になることは避けられない。私の相手は元奨励会三段の野島氏に決まった。
 野島氏との将棋は、野島氏の三間飛車対私の左玉。序盤左玉には組めなさそうだったところ、かなり変わった手順で左玉に組みに行ったのが功を奏し、作戦勝ちに。そこから積極的に指せば優勢になりそうだったが、意味なく何度も自重したため、後で棋譜を並べた際に葛山から酷評されたが、これには返す言葉なし。しかし、自重して流れを悪く仕掛けたものの、終盤に野島氏が疑問手を連発したこともあって、最後は何とか勝つことができた。内容はかなり酷かったが、それでも強豪野島氏に勝つことができ、初日の悪夢からは完全に脱した感触を得ることができた。
 しかしチームの方は、私が勝っただけの1-6負けと、またもや大敗を喫してしまった。葛山は元奨励会三段の菅野君相手にこってりとしばかれ、ケンローさんは強豪栗尾氏の痛烈なパンチを浴びて圧敗、関向ー村上戦も落とすなど、勝負所を悉く落としてしまったのが痛かった。


8回戦:対WA研

 8回戦はWA研チームと。泉對姉妹+5人の超アマ強豪というチームのため、我々のチームが勝つためには泉對姉妹と当たった田村さん・私が勝つのは必須条件であり、残り5人のうちどこで2つ勝つかがポイントだと思っていた。
 自分の将棋は相矢倉になりそうだったが、泉對さんが後手番ながら積極的に攻勢に出て来られ、その対応に失敗し、相手ペースとなってしまった。中盤、形勢を相当悲観していたのだが、後の感想戦では細川さん・小林君から「微差」と言われびっくり。正確に指せば手も足もでないまま圧敗してもおかしくない将棋だと思ってかなり苦しいと感じていたが、一方的に潰されるのを防ぐために、端角から少しずつ反撃に転じていたら、いつの間にか逆転し、どうにか勝つことができた。最後は何とか勝てたものの、かなり危ない将棋だったように思う。
 さて、チームの方はというと、予定通り田村さん・私が勝ち、ケンローさんが北川君に勝ったものの、残りをすべて取られ、無念の3-4負け。昨年はWA研相手に4-3勝ちすることができたが、今回は一歩及ばず敗れてしまった。


・・・ということで、二日目は個人的には3勝1敗と持ち直してきたのだが、チームは連敗が止まらず8連敗でダントツの最下位。さすがにここまで負けがこむと、既に1部リーグ残留すら絶望的にも思え、早くも「来期2部リーグで頑張ろう」などという声が飛び交っていた。まだ降級が決まったわけではないが、たしかに現状は入替戦に進むことすらかなり厳しい状況であることに変わりはない。過去、社団戦2日目終了時点で最も苦しかった2014年ですら、1勝7敗だったわけで、8連敗というのは過去例がない。前代未聞の惨憺たる結果となってしまっているが、今後どこまで巻き返せるであろうか。

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