将太の日記

将太の日記は、将太の非日常等、気の向くままに「書き留めておこう」と思ったものをアップしています。

都名人戦予選の結果

2024年02月11日 17時27分12秒 | Weblog
今日は都名人戦に参加してきた。例年、参加できる時は参加するようにしているものの、レベルが高く、一度も予選通過したことがなく、決勝敗退が2回あったくらい。よってあまり気負わずに強い人に教われれば、くらいの気持ちでいた。

朝、御徒町将棋センターに着くと、同じく今日申込していた葛山の姿が対局開始の11時になってもなかったので、どうしたのかと思っていたら、数分遅れてやってきた。組み合わせ抽選の結果、葛山のすぐ隣のブロックを引いてしまったが、葛山と当たる前に自分が撃沈する可能性も結構高いと思っており、まずは目の前の1回戦に集中することに。

1回戦:対今泉さん

今日の初戦は今泉さんと対戦。戦形は今泉さんの中飛車対私の居飛車となり、序盤で今泉さんが自陣角を放ってこちらが一歩損する展開になり、やや作戦負けを意識していた。その後、後手番ながら気合で打開しに動いた直後、今泉さんに疑問手が出て、そこからは徐々にこちらのペースになったように思う。終盤、どうしても読み切れない変化があって、そこに残りの持ち時間のすべてをつぎ込んだものの、それでも読み切れないまま秒読みとなった。内心結構焦っていたのだが、どうにか堪え切ったようで、最後は相手玉をしっかり詰まして制勝。少し危ない将棋だったような気はするが、何とか初戦突破することができた。

隣では葛山が松本さんとの相穴熊で中盤葛山の飛車が窮屈で居飛車が苦しいのかと思っていたが、そこから葛山が手を尽くして盛り返し、最後は松本さんの攻めを切らして葛山が制勝。途中の内容はあまり把握できていないが、相変わらずこの男は強い。ということで、準々決勝の相手は葛山に決まった。


準々決勝:対葛山

公式戦ではこれまで3勝8敗と大幅に負け越しており、途中3勝1敗だったはずが、気がつけば7連敗中だったので、自信があるはずもなく、酷評されないことだけを考えて指していた。しかし・・・。
戦形は葛山の矢倉対私の右玉。矢倉から菊水矢倉に組み換えようとされたため、このまま黙って見ていては作戦負けは明らかと思い、無理攻めを承知で右玉の玉頭から攻めかかったものの、案の定無理攻めで早くも苦しくしてしまった。しかし、そこから葛山の攻めが雑になった感は否めず、こちらはすぐに潰されることだけは回避しようと左金を守りに参加させ、少し大変になったのかなと思っていた。どうもこの辺りで逆に葛山の方が全然ダメになった、との感想を対局後聞いてびっくり。実際、帰宅後にAI解析した感じだと、葛山がダメと感じた局面はまだ葛山側にわずかにプラスであり、問題はその後の指し手だったようであるが、これはあくまでもAIの評価であり、人間的には先手が大変な局面ではあるだろう。元が悪かっただけにまだあまり自信がなく、自分の大局観も悲観的だったようには思う。

その後はこちらのパンチが次々と入って一方的に攻めまくる展開になり、葛山の受けが利かなくなったところで葛山投了。対局後に「数十年ぶりに負けた」などと言われてしまったが、実際自分が前に葛山に公式戦で勝ったのは2001年の春合宿以来と思われたので、あながち間違いではなかった(苦笑)。
何はともあれ、昨年の令和最強の男相手に勝てる自信など全くなかったので、望外の逆転勝ちだった。


準決勝:対大岩君

昼食休憩を挟んで準決勝は明治大OBの大岩君と対戦。将棋は角換わりから手厚く指して潰されないように・・・と神経を遣っていたはずが、開始早々大岩君が仕掛けて来られた。正直全く予想しておらず、もう仕掛けてくるのか、などと思ったりしていたが、全く警戒心が足りなかった。どうも仕掛けられてからはダメにしてしまった感が否めず、一方的に攻めまくられ、どうにもならず超ど圧敗。令和最強の男を倒した勢いを活かしたかったが、根本的に実力が不足していたようで、今回はベスト4で撃沈。

準決勝は全く将棋にならず残念だったが、まぁそれでも今日は自分の実力を考えれば頑張った方であろう。慶應名人戦の決勝戦も近づいてきたので、今日の結果を良い弾みにして、決勝戦に臨みたいと思う。
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