塩哲の色不異空

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ミュージアム巡り 和食 神饌

2024-04-07 04:57:06 | ミュージアム巡り_2024
 神に捧げる食べ物を神饌(しんせん)といい、調理する「熟饌」と
調理しない「生饌」がある。熟饌は飯や餅、酒などを神へのもてな
しに、生饌には魚介類や海藻、野菜、果物、根菜、茸類などを豊穣
への感謝と次の豊穣を祈願するための供物。一般的に仏前も含めて
“お供え”という。
 熟饌で神に捧げた後、人が食すことで神と共に食事をする“神人
共食”が行われていた。神へのもてなしのため、美しい切り方や盛
り付け方が工夫された。その代表的な例が、伊勢神宮では祭礼ごと
に200品目をこえる神饌が伝えられてきた。
 神を祀るにあたってはお米が貴重な供え物で、昔から米は貴重な
食材だった。江戸期の年貢米制度や戦時中の配給米制度などがある。
 現在でも伊勢神宮では、神宮御料鮑調整所において熨斗鎌という
専用の道具で薄く削ぎ、乾燥させて竹筒で延ばしたあと、わらの紐
で束ねて作られた熨斗鮑が、宮中祭祀である月欠祭と神嘗祭に奉納
される。
NMNS(台東区上野公園7-20)
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