塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 翔べ日本の翼 YS-11の開発

2017-10-31 05:50:07 | ミュージアム巡り_2017
 国産初の旅客機「YS-11」が誕生するまでは、数々のドラマがあ
った。
 まず、1956年、通商産業省で中型輸送機国産化構想が作成され、
翌年に東京大学内に(財)輸送機設計研究協会が設立。58年には木村
秀政や堀越二郎、土井武夫等を中心に基礎設計が行われ、年末に実
物大のモックアップが出来上がる。

 59年には運輸省の型式証明を取得し、量産機の納入が開始される。
同年には全日本空輸にリースされた試作2号機が、東京オリンピッ
クで使用される聖火の国内輸送を行っている。
 その後、1973年までの間に試作機を含め182機が製産されてい
る。これにより、YS-11は高い信頼性で知られ、現在でも一部の機
体が運用されている。

 展示資料は、輸送機設計研究会が作成したYS-11製作に関する説
明書と、YS-11販売のために英語で印刷された販売用カタログ。
国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)

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