『ベルナールトス嬢曰く』第7巻に出てきた本、何冊読んだ?

2024年03月15日 | 

 施川ユウキ『バーナード嬢曰く』が好きである。
 
 読書を題材にした日常ギャグだが、本好きだとついつい、
 
 
 「オレ、この中の何冊読んだっけ?」
 
 
 みたいなことが気になってしまうもの。
 
 そこでこれまでも、「何冊読破したか数えてみよう」とやったことはあるのだが、今回第7巻も出たことだし、久しぶりにやってみたい。
 
 


 ★『ドラえもん0巻』藤子・F・不二雄(未読)
 
 『ドラえもん』は子供のころ友達に借りて、飛び飛びだけど30何巻かくらいまでは読んだ。
 
 第1話は、おもちがうまそうだった記憶があるけど、それ以外にもエピソードがあったとは知らなんだ。

 私のバージョンだとエゴむき出しで歴史を変えようとする、ドラたちの言い訳が苦しすぎて憤ったのもおぼえてるなあ。

 他人の人生をなんだと思ってるんだ。ネットのインフルエンサーとかレベルの詭弁で、ガッカリこの上なく、四次元ポケットだけ置いて、とっとと消えやがれ! とタンカを切ったものである。
 
 あと、言うまでもなくこの作品で一番の名セリフはやはり、
 
 
 「ジオラマにかかせない『三感』」
 
 「12チャンネルで4機ばらばらに動かせるんだ」

 

 ラジコン大海戦、マジで参加してー!

 円谷英二教のオレはマレー沖海戦がいいな。プリンス・オブ・ウェールズとレパルスを秒で沈めてやりたいぜ!
 


 ★『中学校 国語 平成24年度版』光村図書(未読)
 
 
 本を読みまくる人生を送っていたにもかかわらず、とにかく国語の成績は良くなかった私。
 
 なので、どんな教科書で勉強してたか興味津々だったが、中学で最初にやったのが
 
 『あの坂をのぼれば
 
 これはよくおぼえていて、なんかアイドルが出てこない「全力坂」みたいな話だよね(ホントにおぼえてるのか?)。
 
 ただそれ以降は、全然記憶になくてビックリ。
 
 最初のインパクトが過ぎれば、それ以降は内容はおろか、どの作品で授業をやってたのかもサッパリ記憶にない。
 
 これはヒドイと2年、3年のも見たがやはり全滅
 
 さすがに『走れメロス』は読書感想文に
 
 
 「メロスみたいな真正バカに、人生をあずけなければならなくなったセリヌンティウスが、とてもかわいそうだと思いました。王様は彼をとっとと死刑にすべきだと思いました」
 
 
 とか「感じるまま素直に書きましょう」という先生のアドバイス通りに書いたら、書き直しさせられたからおぼえていた。

 メロスで思い出すのが、たしか『3年奇面組』で、

 

 「『走れゴメス』は読んだな」

 「メロスだろ!」

 

 とかいうのがあって、メチャおもしろそうだな『走れゴメス』って思ったものだ。

 やっぱシトロネラアシッドから逃げてるのかしら。結城昌治さんの『ゴメスの名はゴメス』読んだときも、

 

 「そこは『ゴメスの名はゴメテウス』にしてほしかったな」

 

 とか思ったもの。教科書、全然カンケーねーや。

 あと魯迅の『故郷』もえらいこと辛気臭い話で、それはそれでうっすら記憶にあって、大人になってちゃんと文庫本買って読んだら、やっぱり辛気臭かった。
 
 「豆腐屋小町」ってワードがたしか出てきたはず。
 
 町一番の美女だったんだけど、人生で苦労しすぎて、ヨボヨボの意地悪ばあさんになってるという救われないエピソード。
 
 当時の中国の問題点を浮き彫りにした作品なんだけど、どこまでいっても辛気臭かった。

 今なら読書感想文に、

 

 「とても暗い話でイヤになったと思いました。映画化したときには故郷に帰ったら地底怪獣が暴れてて、それを魯迅とか孫文がみんなでやっつけるという話にしたら、すごい友情とか恋とかも生まれて、メッチャ盛り上がったと思いました」

 

 とか書くな。やっぱ書き直しか。

 

 (続く

 



 (『バーナード嬢曰く』の感想はこちら

 (1巻に出てきた作品についてはこちらからどうぞ)

 


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