38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

冬の人参、終了。

2008年04月15日 | 農と暮らしの日記
夏までに片付ける予定の、春から初夏向けの野菜畑。
左から小松菜2列、白菜系の葉もの、ほうれん草、中央のトンネルが枝豆、右手はキャベツが数列ぶん、などなど。小松菜やほうれん草は5月のGW頃までに一気に生長して出荷され、遅れたものはトウ立ちする。キャベツは虫がそろそろつきやすい作型なので、手がかかることが予想される。

……けれど、いずれも、夏野菜までのつなぎに必要な葉ものたち。
7月には片付けて、秋冬野菜の畑になる予定。なので、夏の草の時期に一度トラクタを入れることになり、ということは、真夏に草の管理の面で手がかからない1枚を確保することになる。枝豆はたまたまこの1列があいたので。



火曜、新居浜方面のセット配達のある日。
朝:6時すぎから収穫、ごはん、市街出荷。
午前:セット荷造り、配達。
午後:冬野菜の片づけの終わっていなかった畑で刈払い機、マルチはがし、など。
夕方:上記の畑をトラクタで耕耘、途中までで日没、19時あがり。



明日は昼頃から、また雨の予報。
水曜は野菜セット出荷が休みなので、今日トラクタ耕耘ができなかったぶんを朝から作業して、雨の前に済ませたい。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、葉つき新玉葱、太葱、春キャベツ、小さいレタス類セット、ほうれん草、まびき小松菜、菜の花、ブロッコリィ側花蕾、など。
※冬の人参がついに終了。通常0.5kg250円ぶんがセットから抜けるのは痛い。
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人参除草、本格開始。

2008年04月14日 | 農と暮らしの日記
3月播き人参の除草を本格的に開始。
まず今日はひと畝5条のうち2条半の半分、つまりひと畝の1/4を終了。所要約3時間。先日のトンネル人参より時間がかかっている。写真のように、この畑には全部で5畝ぶんの人参があり、さらに白い不織布をかけてある葱の育苗床の除草も待っている。この畑は「とにかく除草大会2008初夏」の会場である。



雨上がりの月曜、気温が高い一日。
朝:6時半から出荷準備、ごはんのあとも。
午前:10時すぎに出荷に出て、昼前戻り、セット仕上げ。
午後:エンドウ類の誘引、人参除草、明朝ぶんの一部収穫。18:30あがり。



昨夜の雨は予報どおりだったが、雨量は少なかった。
そして日中の高温とも相まって畑はかなり乾いてくれたので、人参の除草には最適の状態。予定では、雨後で畑に入れないから温室で苗の移植作業でも……というところだったが、とても座り込んでいる気にはなれず、畑に出た。移植も待ったなしだけれど、畑でできる仕事があれば、やはりそちらが優先する。

人参の除草は有機菜園の仕事のなかでも特殊だと思う。
これほどじっくりと畑に座り込んでする仕事はほかにない。とにかく一箇所にとどまることなくあちこち走り回るのが常なのだが、人参の除草とまびきだけは、どっかと腰を下ろして、「やるときゃやる!」と覚悟を決めてやるのである。

写真のような状態でも、焦ることなく、「さあ、やるか…」と取り組める。
それは、研修中に同じような畑を経験しているからだと思う。こんな草だらけでも、「なんとかなる」「たいしたことない」「これがあたりまえ」と思えるのは、経験しているからこそ、だと思う。経験していなくて、種を播いていきなりこんな畑になったら、「失敗! だめだ、やり直し!」と思ってしまうはず。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、葉つき玉葱、太葱、春キャベツ、小さいレタス類のセット、ブロッコリィ側花蕾、など。
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ズッキーニ、今年は。

2008年04月13日 | 農と暮らしの日記
ズッキーニの定植開始。
苗がまだ若すぎるような気がするが、瓜系の野菜は苗の成長が速く、あっという間に定植適期を迎え、また過ぎていくので、この先しばらくの天気予報を踏まえて、本葉が出始めたものはどんどん植えていくことにした。このあと不織布でトンネル被覆。防霜・防寒と防虫(ウリハムシ)を兼ねて。



日曜、夕方か夜に雨が降り出す予報。
朝:6時起床、収穫、荷造り、ごはん、市街出荷。
午前:ズッキーニ定植、じゃが芋の手除草、育苗用の畑土とり。
午後:田んぼの耕耘(荒起こし)、明朝出荷の泥もの収穫(雨なので)、18:40あがり。



午前中、「援農Sさん」が久しぶりに来訪。
同行の子どもたちは各自が鯉のぼり持参で勇ましい。ズッキーニの定植とじゃが芋の除草をしっかり手伝ってもらい、大助かり。草だらけの人参の畝もしっかり見てもらったので、この先の活躍が大いに期待される。



昼過ぎから雨がポツリポツリ。
本降りにはならず、夕方まで時折、ポツリポツリ。夜になって少し雨だれの音が聞こえていたが、今回はいまのところ小雨で終わりそう。しかし水曜からまた雨の予報。これほど周期的に雨が降るのは、「三日の晴れなし」の春でも珍しいのではないだろうか。過去2年の教訓を生かして早め早めに春の畑を準備してきたが、その“貯金”もそろそろ食いつぶす局面に入ってきた。
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雲間縫い、定植続く。

2008年04月12日 | 農と暮らしの日記
藤田家族のメインの畑の現在。
ここには9枚、約4反の畑があり、この写真にはそのうち6枚が映っている。

中央、端に空豆のある畑はこの夏、茄子・ピーマンの畑になる予定。
右の畑は左端が茎ブロッコリィで、白い被覆紗をかけてあるのが葱の育苗床。同じ畑に春播き人参がある。写真にはないが、この畑の右(東)に3枚の畑が並ぶ。

奥(中ほど)に2枚の畑が並び、さらに奥にまた2枚。
中ほどの2枚は左がトマト(予定)とサブのじゃが芋。右は春の葉ものとレタス類。
いちばん奥の2枚は左が冬の太葱(予定)とズッキーニ(予定)など。右がじゃが芋のメイン。

とりあえず冬の片づけが終わった、の写真。
春夏の野菜が植えてあるか片づけが済んで耕耘済みかのどちらか、はっきりわかる状態にようやくなったということで、これでもこれがうちの畑としては一年でいちばんすっきりした瞬間のような気がするので、載せてみました。



土曜、また明日は雨になる予報。Tシャツはやや寒い。
朝:5:40起き、そのまま収穫に出る。食後、真と市街出荷。
(渚はバレーボールの大会応援で、会場校なので薫も終日手伝い)
午前:定植(枝豆、水菜、レタス類各種)、真は人参の除草。
午後:定植(レタス類、カリフラワー、春菊)。真も手伝い。
夕方:トラクタ耕耘(冬の片付け仕上げ、夏作の準備)。18:40あがり。



真とカリフラワーを植えていて。
今年はレタスと混植(コンパニオンプランツ)にしてみたのだが、真にその説明をしていて、僕が「だけど、青虫のお母さんは『カリフラワーばっかり食べないで、レタスも食べなさい! 好きなものばっかり食べてたら病気になるわよ!』とか言わないのかなぁ」とか言ってみたら、真はすでにレタスばかり植えてある別の畝の、1株だけ欠株になっているところにカリフラワーを植えた。

これは、どうなるのだろう?
レタスに完全防御されたカリフラワーは青虫を寄せ付けないのか、逆に、まわりがレタスだらけの畑で砂漠のオアシスのように1株のカリフラワーを見つけた青虫の大群が、ここぞとばかりに食い尽くすのか……。小学校1年生の自由研究としてはなかなかおもしろそうだ、と思ったのは僕だけのようで、真はそういうことにはあまり興味がなく、単に空いているところがもったいないから植えただけだったようだ。
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果菜の移植、続く。

2008年04月11日 | 農と暮らしの日記
成育中のサラダ菜。
サラダ菜という野菜は農業を始めるまで意識の中になかった。サラダ菜をサラダ菜として買ったことも食べたこともなかった気がする。食べたことがあるとすれば、なんとなく「生野菜」として。少なくともそれが「レタス」の一種だという認識はなかったように思う。いまこうして眺めていても、レタスという感じはしない。

レタス類は有機農業向きと言われる。
アブラナ科の小松菜、白菜などと違って蝶の幼虫による食害がない。無農薬でも作りやすいとされ、それは就農2年間で実感している。ただ、生食が一般的なのに、ここ愛媛のような暖地では真夏には栽培が困難なようで(自分ではその限界点を試してはいない)、からだを冷やす生野菜を寒い(または涼しい)時期にわざわざ食べることになるレタス類は、栽培面では有機農業向きでも、販売面ではあまり積極的におすすめできない、という矛盾を抱えた野菜でもある。

ただし、「レタスは生野菜」というのも一面的な見方らしい。
サニーレタスは割と古くから「チシャ」として茹でて酢味噌和えなどにして食べられていたようだし、玉レタス、ロメインレタスなど肉厚のものは中華風の湯引きなど火を通す食べ方もかなり一般的になっている(実は僕はこの食べ方がいちばん好き)。



雨上がりの金曜、セットは市内配達と宅配便。
朝:6時過ぎから収穫、セットほか朝いちばんの出荷・配達の仕上げ。
午前:ごはんのあと市街へ。出荷・配達と買い物。戻って残りのセットの仕上げ。
午後:温室内でトマト、ピーマン類の移植、育苗の種播き。
夕方:雨後の畑の見回り、葉ものなどの中耕(三角ホー)、明朝ぶんの一部収穫、18時あがり。



スーパーの棚からバターが消えたと、薫が言う。
生協でも乳製品が信じられないような値上がりをしている。こういうことが現実に起きるのだなぁと思う。あたりまえにそこにあると思っているものが、手に入らなくなる。バターのように単品で目に見えやすいものはまだいいけれど(困る人も多いと思うが)、「○○が足りないから△△が全面停止。なんで? 何の関係があるの?」というようなことが、これからいろいろ出てくるように思う。

自分の手の届く範囲にあるものが、実は手の届かないものに支えられている。
……のだという、当たり前だけれど日頃は意識しない(ようにしている)ことが、これからは(いつまで?)出てくる。意識しないで済んでいた、よき時代。ただ、そのよき時代に、もう少し意識する訓練をしておいたほうがよかったかもしれない。急激な変化には何者も弱い。いや、人間は案外強い、しぶといものだという人もいる、けれど、弱い立場にある者はやはり弱い、のではないかと、思う。



明日は終日晴れ、そして日曜はまた雨になるとの予報。
降れば本降りの菜種梅雨は、降らない梅雨に、完全にとってかわったようだ。

<本日の野菜セット>例
人参、里芋、葉つき新玉葱、太葱、春キャベツ、小さいレタスセット(サニー、リーフ、玉)、トウ立ちほうれん草、ブロッコリィ側花蕾、菜の花、など。
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果菜類、移植開始。

2008年04月10日 | 農と暮らしの日記
夏の果菜類の移植(鉢上げ)が今日からスタート。
まずは茄子(手前)とトマト(奥)の一部から。茄子は2月下旬、トマトは3月上旬にセルトレイに播いたもので、育苗土の肥料分が多かったのか温度が高かったのか水のやりすぎか、そのどれかの組み合わせかすべてが原因か……とにかく、やや徒長気味の軟弱な苗で、地上部の姿の割りに、苗をとってみたら根が未熟だった。

茄子は10.5cm、トマトは9cmのポットへの移植。
茄子は昨年まで9cmにいったん移してから再度移植する株もあったけれど、今年は苗の数や出荷の作業が増え、時間がないのが明らかなので、10.5cmポット一発に切り替えた。これから次々に苗が育ってくるので、時間を作っては毎日少しずつでも移植していかなければ。



木曜、終日雨の予報が出ている。
朝:6時から追加の収穫、ごはん、市街出荷。
午前:市街出荷ついでに買い物、図書館などで用事、戻ってセット仕上げ。
午後:温室内で果菜類の移植を約4時間。
日没前後:育苗の種播きをセルトレイ3枚ぶん。18:30あがり。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、葉つき新玉葱、太葱、春キャベツ、小さいレタス類セット(サニー、リーフ、球レタス)、菜の花、ほうれん草、など。
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里芋、植え付け。

2008年04月09日 | 農と暮らしの日記
今年の里芋の畑。
約25mの畝が計13本。きょう約3時間ですべて植え付けた。写真なかほどのマルチのない畝2本は来年以降の無マルチ栽培のための試験用。保温、保湿、抑草などについて、ビニルマルチの代わりにどんな手段が現実的で有効かを探る予定。

種芋はすべて去年栽培したものから自家採種。里芋そのものの収穫は週末に終わり、その最後に種芋用の畝を掘り上げ、小さいものを種用に、大きいものを販売用にと分けた。

種は約1000個を確保し、取り分けた販売用は概算で約60kg。
野菜セットでひと月ぶんになるが、それまでもつのかどうか様子を見ながら、場合によっては他の販路でも売るかもしれない。いずれにしても、栽培した量と販売量とがまずまず釣り合った。1月にはまだ栽培量の半分が畑に残っていたが、その後、冬本番から春に向かう季節にしっかりと売れてくれた。



野菜セットは定休の水曜、夕方から雨の予報。
朝:6時から出荷の仕上げ、ごはん、市街出荷。
午前:里芋の種芋の仕分け。臨時の野菜セット1個の収穫、出荷。
昼を挟んで、里芋の植え付け、1人で約3時間。
午後:雨が降り始め、初夏どりキャベツの中耕除草(三角ホー)。
夕方:明朝出荷ぶんの収穫、調製。18時あがり。



今日の雨は思ったより1~2時間ほど早く降り始めた。
雨は明日夕方まで降る予報。
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真、小学一年生。

2008年04月08日 | 農と暮らしの日記
このところの暖かさで、温室内の苗の生育も速くなってきた。
写真はレタス類の苗。ちょっと大きくなってきたかな……と思っていると、数日中には育苗箱の土は葉に隠れて見えなくなり、定植適期、本葉3~4枚がしっかりとした大きさになっている。早め早めに植える場所の準備をしておかないと、苗がすぐに老化してしまう、のだけれど雨続きの季節でもあり、なかなか思うようにはいかない。



火曜日、セット出荷も多いけれど、雨上がりで畑しごとも待っている。
朝:6時前から朝の出荷の仕上げ、市街出荷、戻ってごはん。
午前:9時過ぎから小学校へ、真の入学式。11時過ぎ戻り、昼までセット仕上げ。
午後:新居浜に配達、種の買い物、空豆の支柱立て、3月播き人参除草開始。
日没まで:畑のあちこちで、三角ホーで中耕・除草など。18時半あがり。



真は入学式で、やや緊張気味。
2クラス、五十数人の新一年生たち。ふだんは私服登校だけれど、今日はほとんどが黒・紺系でシックにきめている。そのなかで、真は神奈川の保育園時代のお兄ちゃん(渚の同級生)のおさがりの白いスーツ。まぶしい!

3年前、渚のときは、こんなことを書いている



<野菜セット>例
人参、里芋、葉つき新玉葱、太葱、春キャベツ、レタス類セット(サニー、リーフなど)、菜の花、ブロッコリィ側花蕾、など。
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畑も田んぼも、春。

2008年04月07日 | 農と暮らしの日記
昨秋に播いた絹さや、スナックエンドウなど冬越しの豆類。
春分を過ぎた頃から急に大きくなり始め、とりあえずは昨年の胡瓜のネットにからみつこうとしているが、このまま放っておいただけではうまく巻き付いていかないので、早めに誘引の手だてをとらなければ……。



月曜、予報どおり朝から雨。
朝:6時過ぎ、小雨のなか収穫に出る。
午前:出荷準備、10時発で市街~小松方面の出荷、市街で用事。
午後:明日出荷ぶんの収穫、調製、荷造り。17時半あがり。



雨なので出荷・収穫など最低限の作業のみ。
……なのに、結局まる一日泥だらけだ。なかなか思うように机しごとの時間がとれない。

保育園の給食出荷は先週末でしばし休み。
また初夏の野菜が出始めたら再開予定で、それまでは朝の出荷が少し簡略化する。といっても、ゆっくり作業できるわけではなく、出荷の運転席に座っている時間がなくなって、連続の立ち仕事になるだけだけれど。

夕方、駐在さん(おまわりさん)が新任の挨拶を兼ねて巡察に来られる。
そういえば、お勤めの方々は異動の季節だったのだ。

子どもたちの春休みも今日で終わり。
新学年は幸い、晴天で始まりそう。近所や市街地で、いくつか田植えの済んだ水田あり。いよいよ、である。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、葉つき新玉葱、春キャベツ、サニー&リーフレタス、ブロッコリィ側花蕾、白菜の花、など。
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雨を前に、一家フル回転。

2008年04月06日 | 農と暮らしの日記
定植を順次進めているレタス類の畑の畝間に、稲藁。
きょう、種芋用に確保していた里芋の畑をすべて片付け(掘り上げ)、そこに防寒のために被せてあった稲藁が不要になったので、そのままこのレタスの畝間に敷いた(まだ途中ですが)。

夏作の敷き藁には主に麦藁を使っている。
今年もその予定だけれど、麦藁が手に入るのは当然ながら麦の収穫後、つまり5月に入ってから。でもその前に、夏の草は伸びてくる。そこで、うちの田んぼの稲藁も大切にとっておき、“つなぎ”に使う。写真のようにレタス畑の畝間に敷き藁をするのは初めてで、今年はこのマルチをレタスだけでなくその次の何かの栽培にもそのまま畝を残して使う予定なので、夏の草対策を予めしておくわけだ。



日曜、予報の「明朝から雨」を前に、一家総出のフル回転。
朝:6時半から出荷準備、市街出荷して戻ると9時。
午前:ブロッコリィ定植、じゃが芋の手除草、里芋の種芋掘り、レタス畑の畝間の藁敷き。
午後:じゃが芋の中耕(管理機)、里芋の種芋掘り(これで里芋すべて収穫終了)、葱苗の育苗の種播き(第二弾)、初夏どり葉もの各種の種播き(ほうれん草、小松菜など少しずつ)、玉葱の手除草。
夕方:育苗用の畑土とり。明朝出荷ぶんの収穫の一部。
日没後:里芋収穫後の畑をトラクタ耕耘、19時あがり。



雨の多いこの季節だが、ここしばらく乾いた日が続いた。
そろそろ雨が欲しい、という頃合いで明日(月曜)は終日雨の予報が出たので、それを前にやるべきことが山積み、日曜だから休みということは当然なく、日曜はむしろ野菜セットの出荷がないので、ふだんより畑しごとがバリバリできる。

渚や真もきょうはかなり働いてくれた。
ブロッコリィの定植は真が苗の本数を数えてセルトレイから抜いてくれ、渚は僕と一緒に植え付け。里芋を掘ったらふたりが土を軽くはらってキャリーに詰め込み。育苗用に畑土を袋詰めして帰る手伝いも。機嫌よくその辺りで遊んでくれているだけでもありがたいので、「手伝い」はおまけのおまけ、みたいなもの。ありがたい。



雨の前にと昨晩考えたことは大方やり終えた。
これも日が長くなってきているからこそ。真冬だとこうはいかない。
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桜の季節の、五日市。

2008年04月05日 | 農と暮らしの日記
西条市街、アクアトピアの水面に映える満開の桜。
今日は毎月恒例の「五日市」、だったのだが、端境期で野菜がさびしい出店だったので、写真はその出店からすぐ近くの、華やかな春の景色にしてみた次第。実際、市内の人々も買い物より桜に目が向いているようで、人出は少ない。だんごより、花、のようである。



土曜、野菜セットなし。「五日市」出店。
朝:6時前から五日市出店ほかの準備。
午前:8時に出発、市街出荷のあと商店街に入り、9時「五日市」開店。
昼:正午閉店、ついでの用事を済ませて13時戻り、遅昼。
午後:あちこちの畑でトラクタ耕耘。レタス畑のマルチ張り。じゃが芋中耕。
夕方:里芋の収穫(種芋用も含む)。18時あがり。



じゃが芋の中耕は先日の男爵に続いて、キタアカリの畝が終了。里芋はいよいよ定植の時期となったので、種芋用に確保していた畝のものを掘り上げ開始。すべてが種になるわけではなく、大きいものは出荷用にし、小さいのを種にする。大きいのはもったいないから種にしない、という面もあるかもしれないけれど、それよりも、小さい芋のほうが種芋に向いているらしい。表面積が小さいから傷が少なく腐りにくい、とか。ま、いずれにしてもこの“棲み分け”は助かる。

明日は雨の予報がずっと出ていたが、あさってからになったらしい。
これも、助かります。


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レタス類、定植進む。

2008年04月04日 | 農と暮らしの日記
レタス類の畑。
温室で育苗中の苗が仕上がった順に、少しずつ、そのつど定植している。同じ育苗用のセルトレイ(128株)1枚の中でも、育苗土の不均一のために成育状態が違うので、早く仕上がった苗から順に抜いては植えるという作業。かなり無駄が多い、けれどやむをえない。そんなこんなで、3月中旬から植え始めたこの畑で、なんとか4列ぶんが今日終わった。苗はまだ次々にできてきているので、写真左手のほうに次々にマルチを張って植えていく予定。

それにしても、だ。
写真でわかるとおり、マルチが風に浮き上がっていて不細工。見た目もよくないけれでど、植えたばかりの小さな苗がマルチの中にもぐってしまい、灼けてしまったり、思うように葉をのばせずにちぢこまっている様子が見かけられる。去年まではしっかり両脇に土をかけて押さえていたのを、マルチを外すときの労力軽減にと、ピンで押さえる方法に変えてみたのが失敗。どうも張り方が緩くなってしまい、この結果である。やむなく、胡瓜用の支柱を載せて押さえている。



金曜、野菜セット少なめの曜日。
朝:6時前に収穫開始。市街出荷、納品のあと、ごはん。
午前:セットの仕上げ、レタス類の定植。
午後:レタス類の定植の続き、夏作用の畑の準備(トラクタ)、玉葱除草。
夕方:夕方出荷のセットの収穫・荷造り。明朝ぶんの収穫。
夜:明朝出荷ぶんのセットその他の調製、荷造り。

明日は毎月恒例、商店街「五日市」。
9時頃から正午まで出店中。お近くの方はぜひお立ち寄りください。大屋、明治屋の信号より少し上手、和菓子の亀生堂さん、海産のひじのさんの斜め向かいあたり。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、葉つき新玉葱、ほうれん草、春キャベツ、サニーレタス、リーフレタス、ブロッコリィ側花蕾、菜の花、など。
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じゃが芋、中耕。

2008年04月03日 | 農と暮らしの日記
男爵の発芽が揃ったので、初めての中耕。
じゃが芋は何種類か植えていて、スタートダッシュは男爵が抜きんでた(写真右上のほうはメイクインで、まだ発芽がそろっていないので中耕もせず)。今年のじゃが芋は畝を立てずに植え付け、小さな草が出てきたところで今日、管理機を畝間に通して除草を兼ねた中耕、そして軽い土寄せにもなった、というところ。畝間に山ができてしまっているのは余分なので、固くならないうちにこれを均しておいて、2~3週間して、もう少しじゃが芋の茎葉が伸びたところで再度、中耕・除草・土寄せ、そこで初めて、こんもりした畝ができる……という流れになる予定。

そういえば、じゃが芋のこんな育て方
以前、友人が「こんなのがあった」と教えてくれた、かごを土の中に埋めて置いて、芋を掘るときはかごを引っ張り出せばOKというもの。これだけ見ると笑えるけれど、芋掘りの省力化を模索する藤田家族には、何かヒントになりそうな……。かごは今年、埋めそこなったので、秋じゃがでちょっと工夫してみたい。



木曜、野菜セットがまあまあの数。
朝:6時から収穫、一部のセット仕上げ、ごはんのあと市街出荷、納品。
午前:セット収穫・調製・荷造り。
午後:里芋のマルチ張り(終了)、じゃが芋の中耕・除草。
夕方:明朝出荷ぶんの一部収穫。18時すぎ、あがり。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、葉つき新玉葱、春キャベツ、サニーレタス、リーフレタス、ブロッコリィ側花蕾、ほうれん草、葉の花、など。
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トンネル人参、除草。

2008年04月02日 | 農と暮らしの日記
晩ごはんのひと皿、がんも。
だけど、なぜ薫が「これ、撮っといて」と言ったのかよく考えもせず、中身も確認せず、しっかりと吟味もせず、パクパク食べてしまった。写真をとるからには、藤田家族の畑と関係があるに違いないのだが……。後日追記予定。



水曜は野菜セットが休み。終日うすぐもり。
朝:6時すぎから朝出荷ぶんの追加収穫。出荷後、ごはん。
午前:トンネル人参の除草。
午後:同上。
夕方:里芋と人参を多めに収穫、その他明朝ぶんの収穫、調製。



また朝の収穫をする季節になった。
冬の間は霜が降りたりして野菜が凍っている場合もあり、また日の出が遅いのでその朝の出荷ぶんは前日に収穫しておくのが普通だったけれど、4月に入り、前日どりでは鮮度が少し気になるようになってきたのと、朝いちばんに収穫に出ても、その朝の出荷に間に合うものもある、という太陽の動きになってきたので。

薫と渚、真は昼にかけて、幼稚園役員会の打ち上げ花見。
花見って温暖地ではたいてい4月なので、“新歓”とか“入学式”とか「はじまり」の色合いのある行事であることが多いけれど、「打ち上げ花見」ってのもあるんだな。語呂は悪くない。

大学に入学した2~3日後にも花見があった。
見学に行ったサークル(ジャズのビッグバンド)で早速飲むというので、しかもキャンパス内で花見。会社に入ったらまたその2~3日後に花見。こちらは労組の春闘でストライキになって夕方早々に「タイムカードを押さずに退社」、桜はたぶん見たか見ないかのうちに近くの昼間からやってる居酒屋で飲んだ。いまは昔のよき時代。



で、薫たちは花見弁当を持って出かけた。
僕にも留守番用の弁当があり、おかずは年に2回くらいのハンバーグ。人参除草を半分済ませて戻り、ひとりランチ。のち、午後も人参除草の続き。人参の除草は移動速度が遅いので、きょうはラジオもイヤホンではなく脇に置いてスピーカーから音を流しながらの作業。昼の時間はローカルのFMアイコの特集。



人参の除草は意外と順調に進行。
約25m×6条をほぼ終了し、ひと安心。なんといってもこの人参は春夏人参の“序の口”で、このあとにメインの人参がこの何倍も播いてあるので。
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桜、のち、高校野球。

2008年04月01日 | 農と暮らしの日記
市内加茂川の畔、武丈(ぶじょう)公園の桜。
例年より少し早く、藤田家族の花見をした。桜そのものは今年、少し遅れ気味ということで、見頃は今週末かなという花の様子だったけれど、週末は忙しくなる予定なので、野菜セットの出荷がない水曜の前日である今日、昼の弁当を持って出かけた。平日のわりに花見客は多い。



火曜、今日から4月。
朝:6時過ぎから出荷準備、ごはん、市街出荷。
午前:野菜セットの仕上げ、配達。
昼から、上記の花見。プラスαのお楽しみ。
夕方:温室内で育苗の種播き、明朝分の収穫、調整。
日没後:玉葱の畝の除草。19時すぎあがり。



花見のあと、菜園“女子部”と“男子部”に分かれる。
女子部(薫と渚)は近くの日帰り温泉に立ち寄り。一方、男子部(僕と真)は市内の西条ひうち球場で高校野球の春季大会を観戦。真がどこかのテレビでセンバツを見てちょっとだけ興味を持ったらしく、きのうルールのことなんか尋ねてきたので、それならと、ちょうど昨日はコールドゲームで勝ち、今日も地元球場での準々決勝となった西条高校を応援に。

相手は松山聖陵、500円の切符を買って入るとすでに7回。
その時点では2-0でリードしていたのだが……。久しぶり、といっても前に西条の公式戦を生で見たのはいつだったんだろう。テレビで観た最後がこの日、3年前の4月1日の前日、センバツでの沖縄尚学戦。退職の挨拶をして正午に会社のビルを出て、近所の家電量販店に駆け込み、大型テレビの前で最後のアウトまで立ち見したとき、だ。

生はそれより前、というと、もしかするとあのセンバツの伊野商戦?
いや、その夏の県大会にも行ったんだっけかな。もしかしたらもっと最近、どこかで観たんだっけ? どうも最近、記憶力が……。

時間がなかったので、8回裏の攻撃を見終えて球場を出た。
地元で試合があっても雨でもなければ畑を離れられず、といって雨だと試合そのものが中止かもしれないしで、なかなか観るチャンスはないと思っていた高校野球。放課後の練習でさえ見に行く余裕は日頃ない。千載一遇の観戦だったが結果は……。

精神力、なんだろうか。意識の持ちよう、だろうか。
日々の一挙手、一投足、だろうか。ということを思い始めると、どうしても、わが身を省みてしまう。「果を結ぶ」、すべてはやはりつながっている、のだろう。春休み、束の間の息抜きのつもりだったが。明日からまた、いや、今日からだ。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、葉つき新玉葱、春キャベツ、サニーレタス、リーフレタス、ブロッコリィ側花蕾、ほうれん草、菜の花、など。
コメント
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