38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

大晦日、大阪の海。

2008年12月31日 | 農と暮らしの日記
大阪、貝塚市の二色の浜。
帰省2日目は朝4時起きで年賀状を必死で書く。7時朝食、午前中に渚と真を連れて二色の浜へ。南海電車で20分ほど。子どもたちがとにかく「公園に行きたい」というので。いつも行くのは浜寺公園。だけど、僕もちょっと飽きてきたので、逆方向へ。ここは公園そのものはおとなしい感じだけど、砂浜があるのが魅力(というのは初めて行ったので、あってよかったというのが正直なところ)。真は葉山の記憶をたどってか貝拾いに夢中。関空に着陸する飛行機が近く見えて楽しい。



午後、子どもたちは小学校へ。
薫の母校で、ここで遊びまくるのだ。でも僕はドロップアウトして、近所のホームセンター「コーナン」へ。日頃は必需品の買い物ばかりなので、ちょっとぶらっと休日気分。帰りにユニクロにも寄って、ここでは仕事着にするパンツを購入。

夜は紅白歌合戦。
晩ご飯と一緒に年越しそばもいただいて、後半になると子どもたちはうとうと。真は秋川くんをしっかり見届ける。最後までは親子ともどもやはり厳しく、就寝。除夜の鐘も聞くことなく、2008年は幕を閉じる。
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大阪帰省、初日。

2008年12月30日 | 農と暮らしの日記
年末恒例の“大阪行き”。
年に一度、薫が実家に10日ほど帰り、冬休み中の子どもたちはそれに随行、僕も途中の3~4日だけ合流する。帰省というと「都会から田舎へ」というイメージがあるけれど、もちろん、その逆の動きになる人も多いだろう。僕自身は畑のある西条のその市内に実家があり、ふた月に一度くらいは薫や子どもたちと一緒に晩ごはんを食べにいくことがあるし(そのうち半分くらいは宿泊)、なんやかやでひと月に1~2回は親の顔を見るので、就農後はとくに「帰省」という意識はなく、ふた晩続けて泊まることもない。

けれど薫にとってはこの年末年始が年に一度の帰省。
年に一回でもそれだけの日数、実家に居られるというのは、もしかすると現代の我が国では恵まれていると言えるのかもしれない。でも、やっぱり「年に一度」というのは“抑制的”だと思う。ごはんを一緒に食べなくても、お茶を飲まなくても、靴を脱がなくても、月に一度でも、顔を見る、ということができるなら、それは幸せなことだと思う。



さて、冒頭の写真。
ミナミ、難波である。西条・飯岡の家を朝6時に暗いうちに自転車で出て、6:30発のバスで大阪へ。10時半頃に三宮、11時すぎ梅田着。地下鉄・御堂筋線で難波へ。220円。ちょうど昼どきで、もちろんご飯を食べるところは決めてある。高島屋と丸井の交差点からアーケードに入って、「食事処しみず」である。雑誌『Meets Regional』2008/10月号の特集で「ザ・めし。」があり、それはエンテツこと遠藤哲夫さんがそのカバーストーリィを顔写真入りで書いていて、だけど特集の中身のそれぞれの店はエンテツさんも食べてるのか預かり知らぬところなのかわからないけど、その雑誌の写真1枚、この「しみず」の店内の様子が気になっていて、そしたらもう大阪行くのだから、行ってみるしかない、というわけで訪問。

そうして、玄関を入ると、写真そのままの風景。
というか、右ページ1面の大きい写真そのまま、その割烹着の方が出迎えてくださり、僕が「えーっと、初めはどこかに座ればいいんですか?」。「あいてるところに、どうぞ」。座ってまず、「じゃあ、ごはん(中)と赤出汁」。それから、入り口近くのショーケースに歩き、並んでいるおかずのなかから、鰈(かれい)の煮付けと、根菜のきんぴらの小皿をとって。相席の向かいの旦那さんが鰈の皿を見て、「それ、ぬくめてもらったら?」。「あ、ぬくいみたいです、ありがとう」。「あ、そう」。旦那さんはざるうどんに、ビール。ちらっと周囲を見ると、ほとんどのテーブルにビールがある。僕はがまん。

鰈は子持ちで二切れ、たっぷり。
きんぴらもおいしく、ごはん(小)をおかわりした。ごちそうさまでした。おいしかったです。エンテツさん、おすすめだったかどうかわかりませんが、いい出会いをありがとうございました。ちなみにエンテツさん、西条のことをたっぷり書いてくださってます。重ね重ね御礼。でも西条、四季折々ありますので、ぜひまたおこしください。



で、ほぼ満腹で「しみず」を出る。
ちょっと歩いたら、「波屋書店」。小さな本屋さんだが、料理関係の本がたくさん並んでいる。あれもほしい、これもほしい。でも今回は立ち読みのみ。家の近くにあったら(というか地下鉄で何駅かのところだったら)、毎週来てるはず。いいな。大阪。

難波の駅に戻り、某百貨店へ。
眼鏡の片方のネジがなくなっていて、鼻にのっかるところの部品もひとつとれていて、このまま正月ってのもちょっと、と思っていたのだが、大手眼鏡チェーンみたいな店が見あたらず、しょうがないのでエレベーター・ガール?の方にもお世話になって場違いな眼鏡売り場へ。そしたら待つこと5分、「あまりさわると年末なので修理ができなくなるといけませんから申し訳ありませんがこの程度で……」とおっしゃって、だけどしっかり直っている。「お代は?」「いえ、けっこうです」。ありがとうございます、某百貨店さま。東京にいるときもたいして買い物しなかった店だけど(もしかしたら土鍋買ったかも)、また何かご縁があればご恩返しします。

ようやく、南海高野線の急行に乗る。
20分ほどの「金剛」で、泉大津から来る薫たちと待ち合わせだ。が、その前に、難波からすぐの新今宮で停まったら3人が乗り込んできた。「あらま、愛媛の藤田さん、こんなところで偶然……」みたいなことを適当にしゃべって、ま、駅での待ち合わせ時刻が決まっているんだから同じ電車に乗る可能性は高い。けど、同じ車両で同じ椅子に座ろうというほどピッタシなのは……まあ家族だからね。こんなもんだろ。



駅着。
そこから友人宅へ、迎えのクルマで。約3時間滞在。一緒に餅を丸めて、ビール飲んで、するめしゃぶって。びっくりしたのは、お土産(?)に、Kやん、僕のために、寝ころんで背中を伸ばす健康ツールみたいなのを作ってくれていた。日頃僕が腰がおかしいとつぶやいているものだから。早速試した見たら、これが絶妙。年末のメールで僕が「野球の硬球を縦横6つ並べた上に寝てみたい」と書いた苦悶を反映してくれたのかもしれない力作。感謝、感謝。また援農来てね。



久しぶりに家族4人で。
電車で薫の実家に帰る。そして、晩ごはんは手巻き寿司だ。食い倒れ必至。……というわけで、大阪の年の瀬~正月の旅は始まりました。続く。
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早めの、仕事納め。

2008年12月29日 | 農と暮らしの日記
今朝のスーパー地産地消コーナー。
年の瀬ということで、いつもより多めに並べてみた。上のほうから、体菜、水菜、蕪、サラダ菜、人参。多めといってもこのスペースだし、人参を除いては値段の割りにかさばる野菜ばかりだから、全部売れても1万円を超えるということはないだろう(計算してない)。

例年より1日早い仕事納め。
それで、朝一番で上のように並べたのを、夜の閉店近くになってもう一度のぞきにいき、追加の納品をしてきた。というか、本来は明朝に並べるぶん。そして、それがそのまま1/3まで。売り切れるかもしれないし、何かは残るかもしれない。葉ものは鮮度の問題があるので避け、蕪と人参に絞って出荷。



朝:6時すぎに市街スーパー出荷、戻ってごはん。
午前:野菜セットの荷作り、途中から帰省中の同級生Kくん夫妻が援農参加。セットの大きさに応じてそれぞれの野菜を計量して新聞紙に包み、それぞれの箱に入れていく、その手伝いをお願いして、さすがに3人いると速い。追加の葉ものなどを3人で収穫しがてら畑の見学。戻って仕上げ、納品書を書く手伝いもお願いする。

昼前からK君同乗で配達に出る。
家や畑ではばたばたしどおしで、ゆっくり話ができるのは車の中くらい、というのがいまの菜園の現状なので、ちょうどよかった。途中でK君の携帯にやはり共通の同級生である東京在住T君から電話が入ったりして、なんとなく年の瀬っぽい。



午後、セット以外の出荷。
収穫して戻ったところに、午後のお客さんFさん。30代、隣市在住、新規就農の希望があり、もうほとんど自分では就農を決めていて、ま、家族などにかっちり将来計画を説明できるようにと、今日はその一環で地域の同世代農業者である僕のことをブログで見つけて訪ねてくださったというわけだ。

来訪早々、出荷の仕上げを見てもらう。
見てもらうっていうか、来られる前に仕上げておこうと思ったのが間に合わなかったので、待ってもらっただけだが、こういうバタバタしているところを見てもらうのも、何かの役に立つかもしれないなんて思ったのも事実。まあ反面教師的にでも。収穫してきた野菜を計って梱包、箱詰めまで。

で、再び畑の見学。
つくづく、夏じゃなくてよかったと思う。あの草だらけ、野菜ヘトヘトの畑はあんまり人に見せたくないです。うちの畑見るなら、いまがチャンス。有機農業ってすばらしい、と思ってしまうかも。一部の畑ですが。冬でもやっぱりダメ、な畑もFさんには見てもらった。どのみち1年後かそのあたりにはきっと地域の同業者ですから。見栄張っても仕方ない。そのときはこちらがいろいろ教わる番だ。よろしくお願いします!



仕事納めなので、夜の出荷あり。
冒頭のスーパーの補充と、おととい「お客さん」としては初めてうかがった「ヴァンガード」さんにも納品。



明日12/30~1/2まで藤田家族は完全休業です。
1/3は畑に戻りますが、たぶん出荷は夕方から。携帯ご存知の方は携帯にお電話ください。PCメールも3日まで読めません。アナログな休暇です。

今年一年、みなさんには大変お世話になりました。
本当にありがとうございます。来年はなんと4年目に入ります。もう「新規就農」なんて言っていられない。でも現実は……。やはり引き続きみなさんのお力をお借りすることになりそうですが、一歩でも二歩でも進歩していきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。

明日から、年末年始恒例、“大阪食い倒れ”です。
みなさま、暴飲暴食にご注意ください。腹八分目が健康の秘訣。31日は紅白歌合戦、秋川雅史くん3年連続出場です、お見逃しなく。そして、よい年をお迎えください。次回の更新は1/3予定です。
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今年も、あと4日。

2008年12月28日 | 農と暮らしの日記
師走の野菜セットの一例。
これは普通の大セット(1800円前後、3~5人家族の1週間ぶん)より少しおおきめ、2000円ほど。ちなみにひと月前のセットはこんな感じだった。あまり違わないような着もするけれど、強いて言えば葉ものが豊かになってきた印象。基本の野菜を入れるとかなり金額が埋まってしまい、残り、今日はどんな葉ものを入れようかと迷う。

今日は日曜で通常はセットの出荷はない。
のですが、臨時の依頼があり、どの道畑には行くし、明日(月)も出荷が多いので、この1セットだけパパっと収穫して、収穫してきたものを全部使った。だからちょっと多めになってしまったわけです。でも、適当にとった割にはいい線いってる。これも3年の経験か。

ちなみに写真のセット内容は次のとおり、参考まで。
下段左から白葱0.5kg・350円、葉つき大根1.2kg・180円、サニーレタス0.12kg・100円、じゃが芋0.4kg・160円。
人参2本で0.5kg・250円、水菜の大株0.4kg超で240円、サラダ菜0.1kg・80円。
上段左から中蕪3つ0.5kg・200円、赤蕪1つ0.3kg・120円、小松菜0.25kg・150円、
青梗菜2個0.17kg・100円、体菜(しゃくし菜)0.15kg・90円。



芋類はさつま芋、里芋がほとんど在庫なく、秋じゃががいつまで入るか……。
人参、大根、蕪類、白葱は春まで途切れなく入る予定。
葉ものは5~6種の中から毎回2~3種。上記のほか、年明けからは、しろ菜、タァサイ、ほうれん草なども入れ替わりで入ります。
レタス類は現在、葉レタスが中心(サラダ菜、リーフ、サニー、サンチュなど)で、年明けからはロメインレタス、玉レタスが少しずつ入る予定。



朝:6時起き。出荷準備、机しごと、市街出荷。
もどってひとり朝ごはんは昨日の味噌汁と残りごはんで雑炊。
午前:上記の野菜セット収穫・出荷、机しごとちょっと。
昼ごはんは水菜と竹輪のスパゲティ。薫が焼いた残りのパン。
午後:春キャベツ、小麦その他の中耕・除草・土寄せ(三角ホー)。明朝出荷ぶんの一部収穫、調製、18時あがり。夜、机しごと。
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人参、あります。

2008年12月27日 | 農と暮らしの日記
スーパーの地産地消コーナーにほぼ毎日並べている人参。
何度も書くけど、真夏に播いて催芽の水やりに苦しんだこれです。うちの単価は1kg500円なので、写真の袋は198円のが2本で約400g、178円のは約350g。これまでは洗わずに「泥つき人参」で出していたが、年末はみなさん忙しくて洗ってあるほうが便利だろうということと(忙しくなくても洗ってあるほうが便利なのだとは思うけど)、年始にかけて藤田家族の出荷が4日ほど休みになるので、そのあいだ泥つき人参を売り場の棚に置いたままにするのは、ちょっと……ということと。

つまり、休みのあいだの対策。
毎年、品切れしないように年末に普段よりたくさん並べておくのですが、泥つきだと汗をかいてきて、袋入りの見かけが悪くなるので心配、ということ。で、急に「洗い」にすると売れ行きが読みにくいので、助走期間を設けてお客さんの動向を見よう、と。ま、そんなわけで、セットでお届けしているみなさんから見ると、うちの人参らしくないように思われるかもしれない、そんな“つるん”とした人参。でも、洗っても、やっぱりおいしそう(親の欲目)。泥つきがよければお電話のうえ直接菜園へどうぞ。



今年最後の土曜。好天。
朝:6時から出荷準備、みんなで朝ごはんもこれが年内最後。
午前:市街出荷、ついでに種屋さんにも寄り、帰り際、JR伊予西条駅のほうにまわってみたら、ちょうど飯岡からのバスがロータリに着いて、薫、渚、真が降りるところを信号待ちのフロントガラス越しに眺めていた。今日から先発隊3人は高速バスで大阪へ。5時間で西条から梅田まで。9:30→14:30。神戸三宮までなら4時間ちょっと。便利になったものだ。梅田から薫の実家最寄りの北助松駅(泉大津市)までは地下鉄と南海で約1時間。

薫たちはたぶん、駅にあるパン屋さん、ウィリーウィンキーに寄ったはず。
バスの中での昼ごはんを買うためだ。神奈川で暮らしていたときは羽田空港にあるパン屋さん(なんていうお店だったか忘れました)に必ず寄って、昼ごはんを買っていた。で、西条から大阪に移動するときも、やっぱり昼ごはんはパン。こういうタイプのパンはふだん食べないのだけれど、年に1回、これがお楽しみなのです。



で、僕は市街から戻って野菜セットづくり。
そのあと机しごとあれこれして、昼ごはんは簡単に、大根の味噌汁と炊きたてごはんで。

午後、畑の管理。三角ホーで中耕・除草・土寄せ。
春キャベツ、ほうれん草、その他あれこれ。途中、野菜セットのお客さんが来訪。メモを家に置いておいたら、畑に来てくださった。親子3人。せっかくなので、お嬢ちゃんに麦踏みを手伝ってもらい、それから、畑にあったサンチュを追加注文してくださったので、ささっと15枚ほど収穫。

17時あがり、帰宅。
18時前のバスに乗る。約30分、400円で終点に到着。歩いて途中の宮脇書店でちょっと立ち読み、それから軽く走って「ホテルひうちつどい」へ。去年に続いての忘年会である。内容は細かく書く余裕がないので、割愛。メインは「雉鍋」でした。「あした目が血走って大変ですよ」とか言われながら、ふうーふうーといただく。しゃぶしゃぶふうに鍋に入れたりサラダにしたりとたっぷりの野菜は市内の生産者の持ち寄り。持ち寄って自分たちで食べる。これ以上の幸せはない感じ。藤田家族も冒頭の8月播き人参を使っていただきました。

参加者は覚えている限りで、こんなメンバー。
トマトに恋している方、僕とほぼ同い年で農家を継いで今後の経営を模索されている方、キウイに惚れ込んでいる方、ブルーベリーを愛している方、露地野菜ならなんでもこいの僕の同級生、豆腐をぜひ一緒に食べたい方、なぜか日替わり定食も作ってるらしい西条の自然の伝道師の方、グァテマラも好きだし西条も好きになってくれた方、風邪でいまひとつ本調子じゃなかったけど結局最後まで付き合ってくれた宴会好きの方、西条の食の魅力をたっぷり発信してくださるキーパーソンの方、海の幸にも目が向いているうれしい方、配車いっぱいで歩いて帰ったかもしれない明日は餅つきの方、彼がダブルで頼んだから僕も久しぶりにシングルモルト飲んだ方、会場提供してくださってまたまた野菜の話いろいろ教えてくださった方、山の棚田のこと忘れそうだったのを思い出させてくれた方。ありがとうございました、とても楽しかったです。

二次会、市街のイタリアンバー&ジャズの店「ヴァンガード」だった。
考えてみれば、というか考えなくてもいいんだけど、飲みに行ったの初めてだ。何年か前にまだ神奈川にいるとき、久しぶりの高校のクラス会を企画して、その会場にと考えたけど都合が合わずに断念。そのあと、ありがたい縁でうちの野菜を使っていただくようになったのだが、お客さんとして行く時間がなかなかなく……と思っていたら、今日の二次会にさっき書いた餅つきの人がここを指名してくださったので、晴れて“手ぶら”でドアをくぐる(財布は持ってる)。

マスターも歓待してくださった。
店内満席、年の瀬で忙しいときにありがとうございました。「藤田さん、飲みに出るのなんか、めったにないんじゃないん?」。「ほうなんすよ、今日は特別、特別」。そう、特別である。家に帰ったって、誰もいないわけだから。しばし、ひとり暮らしである。帰路、遠回りで送ってくださったIさん、相乗りのみなさんも、ありがとうございました。24時半帰宅。
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冬休み、始まる。

2008年12月26日 | 農と暮らしの日記
だいぶん巻いてきたレタス(左)とロメインレタス(右)。
9月上旬にセルトレイに種を播き、ひと月ほど育てた苗を移植したのがこれである。同じ作型のサラダ菜の以前の様子はこれ。いまはもう巻きが進みすぎた感じで、急いで出荷している。この冬はレタス類も従来使っていた黒マルチをやめ、完全な露地にしているが(一部、春に使ったマルチを敷いたまま不耕起で使っている畝は除く)、いまのところ、泥の跳ね上がりなどによる下葉の傷みは気にならず、病気なども出ていない。この作型に関していえば、もう黒マルチは必要ないかなという感じ。



金曜、子どもたちは冬休みに入った。
朝:市街出荷のあと、子どもたちも小学校の奉仕活動(今日だけ)から戻ってきて、朝ごはん。
午前:野菜セットの収穫と荷作り。今日は時間がかかったので、先に昼ごはん。
午後:市街配達、その他の用事。戻って16時から真と一緒に初めての麦踏み。40m×10列ほどなので、僕と真が1列ずつ歩いて踏んでいくだけ、10分ほどで終了。そのまま明日出荷ぶんの一部収穫。人参、蕪、大根など。
夜:渚と真はバレーのクリスマス会で、薫もその手伝いがあり17時から3人は出かけていった。僕はようやく年賀状書きを開始。



<本日の野菜セット>例
秋じゃが芋、人参、葉つき大根、中蕪・赤蕪、まびき小蕪、季節の葉もの(水菜、小さいほうれん草など)、葉レタス類(サニーレタス、サラダ菜など)、太葱、などから。
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強風、トンネル危うし。

2008年12月25日 | 農と暮らしの日記
チンゲン菜をこの冬初めて収穫した。
このところ野菜のアップばかりですが。2か月前の10月下旬に、5~6cm間隔のつもりで1粒ずつ手播きしたもの。前に写真を載せた「体菜&しろな」と同じ日。大きくなって隣の株とぶつかっているものから収穫して、1株が100g前後。野菜セットには2株入れて単価600円×約0.2kg=120円といったところ。ただ、作付けが少なく、野菜セットすべてには入れられない見込み。もうちょっと播いておけばよかった。他の葉ものと組み合わせながらの収穫・出荷になる。



木曜、クリスマスの当日、小学校は修了式。
朝:昨日早く床に就いてしまったせいか、2時半頃から眠れず起床。机しごと。
5時から荷作りして6時に市街スーパー出荷を終え、戻って朝ごはん。サンタは今年もやってきて、子どもたちを喜ばせてくれた。

午前:野菜セットの収穫、荷作り。強風が心配でトンネルの補強をしにいく。
このあいだ張り直したところで、マイカ線で抑えてあるから風には強いだろうと思っていたのが、見ていると強風にトンネル全体がしなって、どこかが外れたら吹っ飛んでしまいそうなので、さらに上から支柱で締め付けてみた。といっても、これも地面に差し込んであるだけだから、突風の弾みでどこかが抜ければ……。とにかく風が弱まってくれることを祈るばかり。

子どもたちも帰ってきて昼ごはん。食後に通知票?を見て、ひとことふたこと。所見欄?に先生方は本当にていねいに前向きな評価を書いてくださり、ありがたい限りである。

午後:別の畑のトンネル見回りを兼ねて明朝出荷ぶんの一部収穫。
午前中に補強したトンネルの畑に戻って様子を見ながら、ほうれん草、一寸蚕豆(そらまめ)などの中耕・除草・土寄せ(三角ホー)。早めに戻って机しごと。



<本日の野菜セット>例
じゃが芋、小さい里芋、葉つき大根、中蕪・赤蕪、まびき小蕪、水菜、小さいほうれん草、葉レタス類(サニーレタス)、太葱、などから。
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クリスマス・イブ。

2008年12月24日 | 農と暮らしの日記
リーキ(ポワロ、ポロ葱)。
うちでは冬の葱というと、一本太と晩生の分蘖葱を主につくっている。そのついでに、ちょっと試しで種を播いてみたのが、これ。本来はもっともっと太くどっしりした姿になるようだが、うちのはこの8本でやっと2kg。いちばん太いものでも直径3cmには足りない。ポトフなどの煮込みが一般的なようだけれど、茹でてサラダなどにもするらしい。葉は食べられないが、スープストックなどには使うようだ(今日のは畑で切って捨ててきてしまった……)。



水曜、晴れ。
朝:5時半起き、6時前に市街に出てスーパー出荷。戻ってごはん。
午前:野菜セットづくり。11時前に出発、新居浜方面の配達と納品はこれが年内最終。
午後:昨日までに片付けた畑のトラクタ耕耘。大きな草をとってあるので、2回どおり走っただけで黒々とした土の畑になり、早春の作付けに使えそう。明朝出荷ぶんの一部と当面のじゃが芋の収穫。17時あがり、晩ごはんの準備。

夜はクリスマス・イブのちょっとにぎやかな食卓。
当たり前だけど、毎年この日はクリスマス・イブだ。ブログのタイトルもこれしかない。渚と真も手伝って、きょうは二人の食べたいものが勢揃い。トマト・スパゲティ、ポテトサラダ、まびき小蕪のスープ、イカの刺身(これは実家から差し入れ)、そして、鶏の唐揚げ(これは僕が食べたいからということになっている)。食後は渚が中心になって?つくった苺のケーキ。

そして、プレゼントの数々。
サンタさんの前に、あちらこちらから贈り物をいただいて、もうこれで十分すぎるほどに十分ではないかと思うくらいの華やかさ。子どもたちは幸せすぎてパンクしそうな感じ。だけど、渚はちょっとつぶやいていた。「なんか、去年とかよりクリスマスって感じがしない」。はは。そうかな。真は、まだだな。



<本日の野菜セット>例
じゃが芋、人参、葉つき大根、中蕪、まびき小蕪、体菜、水菜、太葱、などから。
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懐かしの、キハ65。

2008年12月23日 | 農と暮らしの日記
タイトルと関係ない、直播きした白菜の現在。
これも昨日載せたほうれん草と同じ畑で9月末の播種。移植しようとポットに種を播いた苗がことごとくうまく育たず、最後の最後、この品種なら直播きすれば冬の間に仕上がる、という説明の出ていたのを急いで買って播いたのがこれ。2月下旬から3月に収穫できるということだが、この感じだとここからの寒い季節にしっかりと仕上がるまで育つのはちょっと厳しそう。適当なところで“不結球”の白菜として出せれば御の字か。当然ながら、この冬も野菜セットにはまだ白菜が入っていない。苦手野菜が多すぎる藤田家族の菜園。



天皇誕生日、晴れ。火曜はセット出荷の多い日、なのだが。
火曜の新居浜コースの野菜セットは職場への配達が多いため祝日は都合が悪く、自宅への配達の方にもご協力いただいて、宅配便で送るセットを除いて、明日、水曜の配達にしてもらった。年末でもあり、もしかすると昨日(月)に前倒しし、次回の年内最終便を金曜あたりにしてもよかったかもしれない。

朝:ゆっくりめにごはん。
午前:収穫して宅配便の野菜セットづくり、10時ごろ、真と一緒に市街に出て、スーパー出荷、ついでにJR伊予西条駅前の鉄道歴史パークにある、四国鉄道文化館で1月3日まで展示されている「キハ65」を見る。こんな車両らしい。ま、とにかくクリーム色に朱色のラインが懐かしい。子どものころ、“汽車”を描くといえばこの2トーンカラーだった。せっかくなので、前に来たときに見た常設の新幹線0系とDF50型ディーゼル機関車も見る。

午後:夏の畑の片付け。茄子・ピーマンのところの大きな草を手でとり、トラクタ耕耘ができるところまで。
夕方:明朝出荷ぶんの一部収穫、調製。18時あがり。



<本日の野菜セット>例
じゃが芋、葉つき大根、抜き大根、中蕪・赤蕪、体菜、水菜、葉レタス類(フリルリーフレタス、サニーレタス)、太葱、などから。
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お呼ばれ、鍋の宴。

2008年12月22日 | 農と暮らしの日記
ほうれん草、である。
八百屋さんやスーパーではこんなほうれん草を見ることはないけれど、藤田家族の畑では見慣れた姿。毎年。いや、昨年はこんな畑もあったし、こんな収穫ができたものもあった。今年もたぶん、こっちの畑のはいまのところ好調だけれど、とにかく満足のいく畑になかなかならないのが、うちのほうれん草である。

ちなみに、写真のは9月末播き。
同じときに同じ畑に播いた大根や蕪がこれで、いま収穫中。同じく一緒に播いた小松菜はこちらで、これはわりとうまくできて、もう11月中にほとんど出荷してしまった。ほうれん草と小松菜、ともに冬の葉ものの代表格なので、しっかりできたものを野菜セットに入れたいのだが、なかなか難しい。



クリスマス・ウイーク、という感じの一週間の始まり。
午前:朝ごはんのあと、収穫を経て昼前に出荷に出る。スーパー、宅配便持ち込み、氷見・小松方面、市街の配達、そのまま用事あれこれ。戻ったらもう3時近く。
夕方:机しごと。日が暮れて、お出かけ。

夜は「援農Sさん」宅にお呼ばれ。
旧道沿いの日本的な街並みに、クリスマス・イルミネーションがひときわ目立つ。鯉のぼりが目立っていた季節もありましたが。それはともかく、藤田家族が外でごはんをいただくという画期的な夜である。西条市街にある僕の実家にはたまにみんなで行くことがあるし、年末年始の大阪“食い倒れ”帰省も恒例だが、それ以外では、外食に出ることもなく、ホームパーティ的な企画はだいたいうちを会場にしてやることが多いので(食卓係の薫はともかく、家族はみんな動かなくて済むからそのほうが楽なので)、よそのお宅での晩ごはんにお招きいただいて…という機会は就農後これまでなかった(はず)。

飲みました。けっこう。
S家の3人の子どもたちの歓待も受け(お宅の中のあちこちに案内板ができてました)、そのママNさんが手際よく調えてくださる鍋に箸が止まらず、Sさんが用意してくださっていた日本酒もとにかくすばらしく……。かなり長居してしまいました、でもとても楽しかったです。



<本日の野菜セット>例
じゃが芋、葉つき大根、辛味大根、中蕪・まびき小蕪、体菜、水菜、壬生菜、葉レタス類(フリルリーフレタス、サニーレタス)、太葱、などから。
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畑の見学、注連縄づくり。

2008年12月21日 | 農と暮らしの日記
不定期で開催している藤田家族の「畑の見学会」。
今日は午前中に見学、昼食を挟んで午後に「注連縄づくり」をプラスした。あいにく朝から小雨がぱらつく天気だが、畑の見学を中止するには晴れ間も見えて、予定を決めかねる空模様。真がクレヨンで今日の看板をつくってくれたので玄関に張り出す(写真)。

開始予定の10時少し前は雨が上がっていた。
が、10時になるとまた降り始める。こうなったら、しかし、とりあえずは予定どおりに始めるしかない。5家族、おとなと子どもがそれぞれ10人ほどの参加あり。小雨のなか、2つの圃場をさっと見て歩いて、早めに昼ごはん。午後からは、注連縄づくりを昨日片付けた育苗用温室のなかで。

講師は若くて男前の大ちゃん。
小松のデイサービス「池さん」の利用者さんから受け継いだ注連縄づくりの技をわかりやすく、ていねいに教えてくれた。稲を手植えし、稲木で天日干しまでしている藤田家族なのに、昨年までは注連縄も市販のものを調達して飾っていた。それがかなり後ろめたい気分だったので、今年は思い切って大ちゃんにお願いし、今日の企画実現に至ったわけだ。どうせなら、うちだけ教えてもらうより、みんなで一緒に習ったほうが楽しいし。

で、できあがったのが写真の注連縄。
これは僕の作品で、あえて大ちゃんのと並べた写真は載せなかったけど、まあ当然といえば当然ながら、出来が全然違う。かなり、ゆるい。これから年末までに試行を重ねて、納得のいく、しっかり「しまった」注連縄を作り上げたい。



6時起き、先に市街出荷。ごはん。
午前:渚はバレーボールの試合に出かけた。残る3人は今日の行事の準備。10時開始。
午後:みんなで昼ごはんのあと、注連縄づくり。15時頃終了。以降は机しごとやあれこれの用事。
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【連絡!】本日の畑の見学会と注連縄づくり。

2008年12月21日 | 農に関する情報
予定どおり10時に始めます。雨が降ってきた場合は畑の見学を中止または途中で切り上げ、注連縄作りを前倒しで始める場合があります。(この行事は申込み締め切り済みです)。
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霜が降り、師走下旬へ。

2008年12月20日 | 農と暮らしの日記
今朝は思いがけず霜が降りた。
タアサイもこのとおり。ほうれん草と同じく、寒さが本格的になって霜に当ててからのほうがおいしくなるといわれる野菜のひとつで、少し葉が黄色くなりかけて肥料切れのようになってきたけれど、収穫を年明けまで我慢している。



土曜、師走ももう下旬に入ろうとしている。速い。
午前:市街出荷、買い物など。昨日播いた春どり大根のトンネル掛け。
午後:育苗用の温室の片付け。
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春の端境、対策。

2008年12月19日 | 農と暮らしの日記
4月頃に収穫するつもりの春キャベツを植えた。
10月半ばに地床に播いた苗がかなり大きくなってしまったので、やっとのことで植える先の畑を用意して。これより少し前の10月初旬にセルトレイに播いた春キャベツはもう11月の頭に定植済み。同じ品種だが、この播きどきと植えどきの差ほどは収穫期は変わらないだろう。すべてが一気に仕上がってくるはず。

しかし、それでもいい。
春、3月後半から4月頃の端境は1年のうちでも厳しさ一番という感じで、野菜セットがとても苦しいので、この春キャベツも“余って困る”くらいの株数を作付けている。まだ巻きの緩いものから取り始め、トウ立ちの兆しで割れてくるくらいまで引き延ばす……という目論見だが、さてさて。



昨日に続いて晴れの金曜。
朝:6時すぎ起床、先にごはん。
午前:セットほかの収穫、荷作り。11時すぎに市街へ出荷と配達。種屋さんにも寄る。戻って昼ごはんは野菜だくさんの焼きそば。
午後:春の端境対策の作付けあれこれ。冒頭の春キャベツの定植に続いて、4月どりの大根、ほうれん草を播く。大根はトンネル掛け、ほうれん草は露地。



<本日の野菜セット>例
人参、じゃが芋、葉つき大根、抜き大根、辛味大根、まびき小蕪、体菜、水菜、壬生菜、沖縄からし菜、“大”松菜、葉レタス類(フリルリーフレタス、サニーレタス)、太葱、などから。
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豚まん、師走の味。

2008年12月18日 | 農と暮らしの日記
大阪名物といわれる「豚まん」。
これが今夜のごはんの“主菜”だった。子どもたちも、これが冷凍で届いた日から、いつ食べるのか待ちきれない!という感じで、満を持しての登場。なんかこう、師走の夜長に豚まん、合いますね。家族ぐるみのお友だち一家、大阪のK家からの贈り物で、大阪の豚まんというとよく名があがる「551蓬莱」ではなく、「宝包(パオパオ)」というテイクアウト専門店のもの。豚まんと一緒に入っていた「野菜まん」も具がトロトロでおいしい。その“野菜”が何なのか、高菜系のものだろうとは思うけれど、わからない。HPを見たら、小松菜、しろな、高菜を季節に応じて使い分けているとか。



木曜、晴れ。
朝:きのう早く寝過ぎたので、4時前に起床。読書など。6時から市街出荷。
午前:戻ってごはんのあと、野菜セットの収穫、荷作り。今日は宅配便のみ。
午後:トラクタ耕耘。春の端境期を乗り切るための作付けを急ぐ。
夕方:明朝出荷ぶんの一部収穫。



<本日の野菜セット>例
人参、じゃが芋、葉つき大根、抜き大根、まびき小蕪、萬葉または鰹(かつお)菜、壬生菜、葉レタス類(フリルリーフレタス、サニーレタス)、太葱またはリーキ(ポワロ)、などから。
※小松菜がないために水菜が葉菜の核として続いてきたが、そろそろ飽きそうな気もするので、他の葉もので出荷できるものを苦労しながら集めている今日この頃。
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