この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

スピカの再講習、その1。

2017-10-26 21:37:46 | 折り紙・ペーパークラフト
 少し前の記事で折り紙に対して情熱を無くしてしまった、というようなことを書きました。
 なぜ情熱を無くしてしまったのかというと理由はいくつかあるのですが、一番大きな理由は、自分がいくら自信のある折り紙作品を発表してもそれが世間的に評価されることがまったくないから、ですね。

 スピカは絶対的な自信作です。
 他に類を見ない不切正方形一枚折りの立体星でありながら、小学生にでも折れるぐらい折り方は容易で、なおかつモニュメントとしても見映えがして、その上様々なバリエーションがある。
 自分がこの先どれぐらい折り紙作品を創作できるかわかりませんが、これ以上のものを生み出せる気はしません。

 スピカを少しでも世に広めるために自分なりに思いつく限りの努力はしました。
 このブログで折り方を講習し、折紙探偵団の例会やコンベンションで講習会を行い、インスタグラムで写真を公開しました。
 しかし反応はまったくありませんでした。

 自分で最高傑作と思う作品を発表して、それに対する反応がないと、この先どんな作品を作ればいいのかわからなくなります。
 スピカも自分以外の著名な折紙作家が発表すれば、きっともっとヒットしたに違いない、そんなやさぐれたことを考えたりもしました。

 そんなとき、スピカの折り方でわからないところがあるので教えて欲しいというコメントがつきました。
 これは素直に嬉しかったです。
 自分のこれまでの努力がまったくの無駄というわけではなかったんだな、と思うのと同時に、前回の講習はやはりわかりづらかったんだな、ということがわかりました。
 そこでスピカの再講習を行うことにしました。
 
 再講習を行うことにしたのはいいのですが、どこから教え直すか、かなり迷いました。
 本当だったら一からやり直したかったのです。最初の一折りから始めたかった。
 しかしそれだと相当長くなってしまうので、最初は端折らせてもらうことにしました。
 
 ①まず伝承作品の風車を折ってください。


   

 風車の折り方がわからないという方はこちらの動画を参考にしてください。
 紹介しておいてなんですが、この折り方はすごく雑ですね。ホワイトラインが出まくりですし。
 ホワイトラインって何?と思う方はこちらの記事を参考にしてください。

 ②風車を折ったら羽根の部分を中心に合わせて折ります。


   
 
 上から見たらちょうど漢字の「田」になっていると思います。

 ③羽根の部分が表に来るようにして半分に折ります。


   

 ④羽根だった部分は左右ともに、下斜めと上斜めで分かれれていますが、下斜めの方を逆向きに折ります。上斜めになっているところと重なるようにします。
 45°の角度で薄く線が浮かんでいるので、長方形の辺をその線に合わせるように(左右とも)折ります。
 

   

 そんなに難しい作業ではないのですが、言葉で説明するのは難しいですね…。

 ⑤一旦広げ(②の状態に戻し)、90°回転させてから、③と④の作業を繰り返します。


   

 広げるとこうなっています。羽根の部分にはまだ新しい折り線は入っていません。最終的には羽根の部分にも同じ折り線が入るのですが、重ねた状態で折るとズレが大きくなるので、別工程で折るようにしているのです。

 今日の講習はここまで!
 何かわからないことがあったら質問してください。

 それにしても人に何かを教えるのってやっぱり難しいや。。。
コメント (3)
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