この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

11月の予定。

2021-11-30 23:22:22 | 日常
 11月の予定です。
 11月は何やかやと予定が詰まっているっぽいです。

 11/5は映画『エターナルズ』の公開日。

 11/12は映画『マリグナント 凶暴な悪夢』の公開日。

 11/13、14はお袋を連れて唐津に行きます。
 唐津は幾度となく行っていますが、秋に行くのは初めてなので楽しみです。

 11/28は知人と英彦山の望雲台に登る予定です。

 とりあえずこんなところです。
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二度目の望雲台に登ってきました、その2。

2021-11-29 23:23:20 | 日常
 二度目の望雲台はうちの会社に出入りするH産業の若手の営業マンであるNくんと登りました。
 なぜNくんと望雲台に登ることになったのか、自分でもイマイチよくわかりません。
 もちろん自分から誘ったのは間違いないのですが、どういう流れでそうなったのかを覚えていないのです。
 まぁそういうこともあるよね。

 9時に会社の駐車場で待ち合わせ、それから自分の車で出発しました。
 道中は馬鹿話が出来て楽しかったです。
 豊前坊駐車場に着いたのは10時半過ぎでした。
 そこから高杉神社に向かい、いよいよ登頂開始!
 といっても30分程度の登山ですが…。

   

 軽々と登っていくNくん。
 若いっていいよね。
 こっちは息も絶え絶えなのに…。

   

 望雲台からの眺めはまさに絶景でした。
 でも特筆すべきは立っている場所。
 屏風岩の一番上の縁の部分で幅が30センチないんですよ。

   

 とりあえずポールは立っているのでそれにしがみついていれば落ちることはないのですが、写真を撮るのも命がけ!
 それにしてもよくこんなところにポールを立てたものだな、と感心せずにはいられません。

 下山後、いい感じに汗を掻いていたので温泉に入りに行きました。
 ふぅ、ちょっとだけ生き返った…。
 汗を流した後、今度はお腹を満たしに【ひこ山食堂】へ。
 去年来たときはガラガラでお客さんはいなかったのに、今年はめちゃめちゃ多くて20分ぐらい待たされました。
 
   

 山伏定食2300円也。
 鯉こくはちょっと味が濃かったかな。
 でも初めて鯉を食べたNくんは「美味しい!」を連呼してましたけどね。

 この後久留米に戻り、Nくんが行ったことがないというのでメイドカフェに行ってみました。
 Nくんはとても初めてとは思えないノリでメイドカフェを楽しんでいましたよ。
 ハマらなければいいけどね。笑。

 こんな感じで土曜日はインドア、日曜日はアウトドアをエンジョイしました。
 振れ幅が極端すぎてめっちゃ疲れましたが、たまにはこういう週末があってもいいかな、と思います。
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二度目の望雲台に登ってきました、その1。

2021-11-28 22:11:10 | 旅行
 日曜日は前日と打って変わって大分と福岡の県境にある英彦山の望雲台に登ってきました。
 コンベンション最終日を欠席してゴメンなさい。
 こちらの約束の方が先だったので…。

 今年は2月に大分の鋸山に登りました(こちら)。
 さらに10月には津波戸山にも登りました(こちら)。
 などと続けて書くと、まるで自分が登山が趣味であるかのように思われるかもしれませんが(思われないかもしれませんが)、そんなことは全然ないのです。
 自分は基礎体力がまったくないので基本的に体力を必要とすることはしません。
 マラソンもしなければ、野球やサッカーもしないし、当然登山もしません。
 ただ、スリルジャンキーではあるんですよね。
 スリルは味わいたいのです。
 なので遊園地で絶叫マシンに乗ったり、パラグライダーやバンジージャンプをやったりします。

 何度か登山をして知ったことがあって、それは登山には恐ろしくスリルがあるということです。
 大袈裟でも何でもなく、登山には絶叫マシンやバンジージャンプとは比べ物にならないぐらいスリルがあります。
 だって絶叫マシンに乗ったり、バンジージャンプをやってもまず命の危険はありませんが、登山ではちょっとした気のゆるみが事故に繋がります。
 実際自分は先月津波戸山で死にかけましたしね。
 自分が体力が有り余るスリルジャンキーであればひたすら山に登りまくることでしょう。
 体力がなくてとても残念です。

 基本的に体力のない人間には登山は向かないと思いますが、日本の山の中にはそんなに体力がなくても充分なスリルが味わえる山もあります。
 その代表が英彦山の望雲台ではないでしょうか。
 英彦山も南岳や中岳まで回ろうと思ったら、三時間、四時間かかります。
 しかし望雲台に登るだけなら往復で一時間かかりません。
 お手軽と言えばお手軽です。

 望雲台には去年の12月に登りました(こちら)。
 そのときはもう二度と望雲台に登ることはないだろうと思ったのですが…。

                              続く。
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第26回折紙探偵団コンベンションに参加しました。

2021-11-27 20:13:32 | 折り紙・ペーパークラフト
 昨夜、コンベンションの談話室を覗いたら、案の定というべきでしょうか、山口真氏とゆかいな仲間たちがビール片手に駄弁っていました。
 山口真氏は日本折紙協会の最重鎮なのですが、折り紙を折っているところを見たことはなく、その片手にはいつも競馬新聞か、缶ビールが握られているイメージがあります。
 山口氏がホビージャパンの編集長だった頃のエピソードや新婚時代のあれやこれやなど面白い話がいろいろ聞けました。
 そうそう、「女性にモテたいなら折り紙はやめなさい」とアドバイスももらいました(本当に日本折紙協会の最重鎮なのか…)。
 談話室は夜中の十二時近くまで賑やかでした。

 翌27日は10時から全体会がありました。
 果たして山口氏は、、、いました!
 いや、絶対欠席するに違いない!
 と思っていたわけではないですけど、ちょっとだけ驚きました。

 10時半からいよいよ講習開始です。
 最初の講習で選択したのが『手を出して』というタイトルの作品です。
 講師はスペシャルゲストのジョセフ・ウー氏。
 出来上がった作品がこちら。

   

 う~ん、、、我ながら出来が悪いなぁ。
 断っておくとウー氏の折ったお手本はもっとカッコよくて本物の「怪物の手」みたいなんですよ。
 コンベンションに参加するたびに自分の技術力の低さを痛感します。

 続いて二限目は『フリースタイルの曲線折り』を選択しました。
 講師は三谷純氏。
 普通紙を折るときは直線で折ることが多いのですが、曲線で折るとこんな作品になるという講義内容でした。
 出来上がった作品がこちら。

   

 特にお手本を真似したわけでもなく、テキトーに折ったらお菓子の空箱みたいになっちゃいました。
 独創的な作品を作るのはやっぱり難しいなぁ。

 三限目は『オウムガイ』を受講したのですが、休憩時間の間にうっかりうたた寝をしてしまい、三分遅刻して、そのせいで全然ついていけませんでした。
 でも遅刻しなかったとしてもついていけなかったのではないかと思えるぐらい難度の高い作品でした。

 四限目は『スターゲイジーパイ』。
 意味不明なタイトルに惹かれて受講したのですがそういう名前のパイが実際あるんですね、知らなかった。
 作品は複合作品だったのですが、ピースを一つしか完成させることが出来ず、未完成でした。
 ピースを四つ作った人もちゃんといたんですけどね…。

 夕食休憩を挟んで五限目は鶴田芳理氏の『座る猫』。
 これは一応完成させたのですが、、、

   

 自分の折ったものは全然猫に見えない!
 何だか別の惑星からやってきた生命体みたいです。
 もちろんお手本はちゃんと猫に見えましたよ…。

 この日は結局6時間ぐらい折紙を折り続けたのですが、途中で気分が悪くなりました。
 皆さんも折紙の折り過ぎには充分注意しましょう(そんな奴いねぇ)。
 翌日のこともあり、この日は早めに就寝しました。
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第26回折紙探偵団コンベンションに参加します。

2021-11-26 21:09:27 | 折り紙・ペーパークラフト
 11月26、27、28日の三日間、第26回折紙探偵団コンベンションがオンラインイベントとして開催されます。
 といっても初日の26日は前夜祭的な内容で、本格的な作品講習は27、28日の二日間なのですが。

 最初、参加するかどうか、すごく迷いました。
 というのも28日に先約があって、この日は知人と英彦山の望雲台に登る約束をしていたのです。

 28日に参加したいイベントがあるから、山登りは別の日でいい?と聞けば、知人も「いや」とは言わないでしょう。
 でもそれは自分が嫌なんですよ。
 一度交わした約束は出来る限り守りたい、そう思っています。
 あっさりと反古にはしたくないのです。

 参加費はフル参加でも一日だけの参加でも4000円です。
 フル参加で4000円というのは安いと思います。
 でも一日だけの参加で4000円というのはちょっと高いかな。
 だから参加するかどうか迷ったのですが、講習内容は録画され、イベント終了後二ヶ月間視聴可能と聞いて参加することにしました。
 お正月休みはたぶん暇なので、テレビを見ながら折り紙をするのも悪くないだろうと思ったのです。

 それにしても折紙のコンベンションもオンライン開催が定着化した感がありますね。
 オンライン開催だと遠方の人も参加出来るし、講習内容が録画されれば後日楽しむことも出来る、準備もオフライン開催に比べたら手軽でしょう(あくまでオフライン開催に比べたら、の話)、まさにオンラインイベントっていいことづくめですよね。

 でも自分はオンラインイベントを手放しで歓迎する気にはなれないのです。
 何ていうか、、、野球の試合に例えると、球場に来れない人がテレビで試合を観戦するのは全然構わないと思いますが、実際球場に足を運んで、その目で直接選手たちのプレイを目の当たりにして、初めてわかることもきっとあると思うのです。
 オフラインイベントとオンラインイベントの違いってそんな感じかな。
 上手く言い表せているかどうかわからないけど。汗。
 でもこの流れはコロナが収束しても止まらないでしょうね。
 折紙のコンベンションに限らず、すべてのイベントがオンラインで開催されるようになる…。
 それって本当にいいことなんでしょうか?
 
 などと駄弁ったところでコンベンションの談話室を覗いてこようかと思います。
 誰がいるのかな…。
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一人では買えない。

2021-11-25 22:49:21 | 日常
 23日の勤労感謝の日は朝倉市杷木にある【道の駅 原鶴 バサロ】までお袋に付き合って柿を買いに行きました。
 柿なんてどこででも買えそうな気はするのですが、杷木の柿はそこらで売っている柿とは違うとお袋は固く信じているようです。

 ちなみに【道の駅 原鶴 バサロ】の「バサロ」は「バサロ泳法」とはまったく関係なく、この地方の方言で「たくさん」という意味なのだそうです。
 「道の駅 原鶴 たくさん」、う~む、意味不明。 

 柿を買った帰り、紳士服の販売店があったので寄ってみました。
 いい年をした中年男性が母親と一緒に服を買いに行くというのは他人様から笑われそうですが、仕方がないんですよ。
 なぜかというと自分は一人では洋服を買えないのです。
 あ、断っておきますが、一人では洋服を買えないというのは、夜中に一人ではトイレに行けないというのとは意味合いが違いますよ。
 自分にどんな服が似合うのか、自分にはさっぱりわからないのです。
 もっと言えば、この地球上に自分に似合う服なんて存在しない、ぐらいに思っています。
 だから、洋服店に行こうとは思わないし、そもそも洋服を買おうという気にならないのです。
 箪笥の中にある服をローテーションで着回しているって感じかなぁ。
 あ、もちろん清潔であるようには心掛けていますよ。
 着る服には無頓着ですが、不潔であっても構わないと考えているわけではないので。

 お袋はそれなりにオシャレに気を遣う人なので、息子の無頓着ぶりは歯がゆいものがあるらしく、服選びに付き合ってくれるのです。
 
 その販売店ではパーカーやら何やら一万八千円も買っちゃいましたよ。
 普段の自分であれば到底考えられない金額ですが、たぶん良い買い物をしたのでしょう。

   

 この日買ったパーカーです。
 相変わらず自分に似合うのかどうかはわからないのですが、買った以上は「着らねば!」と思っています。
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藤本タツキの短編集を買いました。

2021-11-24 21:36:16 | 漫画・アニメ
 藤本タツキの短編集『17-21』『22-26』、それに『ルックバック』とついでに『チェンソーマン バディ・ストーリーズ』を買いました。

 『ルックバック』は控えめに言って傑作だと思います。
 傑作だと思うけれど、自分のカボチャ頭ではどこからが現実で、どこからがifの世界なのかがよくわからなかったです。
 フツーに考えればそれって致命的な欠点になるはずなのだけれど、それでなお傑作だと思わせるのが藤本タツキの天才たる所以なのでしょう。

 『17-21』に掲載されている作品でピンとくるものはナシ、、、藤本タツキという天才の成長の証しとしては読む価値があるかもしれません。

 『22-26』に掲載されている作品の中では『妹の姉』が抜群によいと思いました。
 驚いたのが『妹の姉』を下敷きにして『ルックバック』が描かれたということ。
 『妹の姉』ほどの作品を描いてなお、それをベースに別の作品を描く?
 まさにその思考が天才だと思いました。

 『チェンソーマン バディ・ストーリーズ』は現在20ページぐらいで絶賛挫折中です。
 面白いんですかね、これ?
 いや、より正確には面白くなるんですかね、これ?
 もう少し頑張って読んでみるかな…。

 藤本タツキ関連の著作に関してのレビューは以上です。

 それにしても『チェンソーマン』のアニメはいつ放送されるんだろう・・・。
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正直、そこまでグッとくるものはなかった『ミュジコフィリア』。

2021-11-23 22:01:28 | 新作映画
 谷口正晃監督、井之脇海主演、『ミュジコフィリア』、11/21、イオンシネマ佐賀大和にて鑑賞。2021年55本目。

 前の日に二本も映画を観ているくせに、この日も懲りずに映画を観てきました。
 いや、本当はこの日は一日家にいる予定だったんですよ。
 映画は23日の休日に観に行くつもりでした。
 それがなぜ前倒しになったかというと、市議会議員選挙の投票日だったので投票に行かなければならなかったからです。
 なぜ市議会議員選挙の投票に行くと映画を観に行くのが前倒しになるのか、説明するのが難しいのですが、ともかく、外出する用事がなければ、映画を観に行くこともなかったはずなんです、たぶん。

 そんなよくわからない事情で観に行ったのが『ミュジコフィリア』という映画です。
 『アンテベラム』、『マリグナント』に続く、タイトルだけ聞いてもどんな映画なのかさっぱりわからない映画第三弾ですね。
 ちなみに『アンテベラム』と『マリグナント』は洋画ですが、『ミュジコフィリア』は純然たる邦画だったりします。
 意味は直訳すると「音楽嗜好症」で、転じて「音楽に憑りつかれた人」になるのかな?
 『ミュジコフィリア』は音楽に憑りつかれた人々を描いた映画なのです。

 ネットでの評価がやたら高かったので観に行ったのですが、正直自分にはそこまでグッとくるものはありませんでした。
 何がダメだと思ったかというとまず主人公の性格、及び設定ですね。
 主人公の漆原朔は大学の准教授から「天才だ」と認められるほど音楽の才能があるのですが、現代音楽の巨匠である実の父親からは才能を否定され、父の跡を継ぐ義理の兄の存在もあり、音楽の道に進むのを止め、芸術大学の美術学部に進学します。
 この設定で自分は「ないない」と思ってしまいました。
 何がないのかというと、ガリレオ・ガリレイでもあるまいし、音楽の才能のある奴が同時に美術の才能もあるわけがないだろ、と思うんですよね。
 それはお前の勝手な決めつけだろ、というのであれば、音楽系の大学と美術系の大学、どちらも現役で合格した人が過去にどれぐらいいるか、具体的に教えて欲しいものです。
 美術系の大学に合格することって一朝一夕の努力で叶うことではないと思いますけどね。
 まぁそれはいいでしょう。
 更にないなと思ったのが主人公の進学先です。
 父と兄の影響で主人公は音楽の道に進むことを止めたんですよね?
 であれば当然主人公は二人のことを疎んでいるはずですが、なぜか進学先が兄の在籍する大学なんです。
 兄の在籍する大学に進学したら下手したら毎日兄と顔を合わせるかもしれないんですよ。
 そんなのってあり得ないと思うけどな…。

 主人公のキャラクターに関してはちょっと開け入れがたいものがありましたが、作品自体はとても丁寧に作られていて好感が持てました。
 ただ、、、ヒロインの浪花凪を演じた松本穂香は正直役者不足だと感じました。
 いや、役者として問題があったのではなく、浪花凪は人を魅了する歌唱力の持ち主という設定なのですが、彼女にはそこまでの歌唱力がなくて…。
 頑張っているな、とは思ったのですが、頑張っているのがうかがえるというのはつまりそこまでの才能はないということですからね。

 まぁ自分は厳しめの評価になりましたが、前述の通り、作品自体はとても丁寧に作られているので、観に行って損はないと思います。

 お気に入り度★★★、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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俄かには信じがたい内容だった『THE MOLE(ザ・モール)』。

2021-11-22 22:44:16 | 新作映画
 マッツ・ブリュガー監督、ウルリク・ラーセン主演、『THE MOLE(ザ・モール)』、11/20、ユナイテッド・シネマトリアス久山にて鑑賞。2021年54本目。

 この日、映画を二本観ることは早くに決めていました。
 11月中に使えるユナイテッド・シネマの割引券を二枚持っていたからです。
 けれど、『マリグナント』ともう一本、何を見るかはなかなか決めきれませんでした。
 候補作は次の三本です。
 一本目はマーベルの最新作「エターナルズ』。
 ネットでの評価はあまり高くはありませんが、何と言ってもマーベルの最新作ですから、観たくないというわけではないのです。
 ただ、ユナイテッド・シネマで割引券を使って観なくても、イオンシネマで観ればいいかなぁと思ったりして、、、そんなふうに思っていると見逃すことが多いんですけどね。笑。
 二本目はインド映画の『囚人ディリ』。
 インド映画ってそんなに積極的に観ることはないのですが、たまに観るとすっごく面白かったりもします。
 「囚人ディリ」も二、三日前までは、よし、これを観よう!と思っていました。
 前日ぐらいに突如現れて『囚人ディリ』の独走に待ったをかけたのがこの『THE MOLE(ザ・モール)』です。
 とにかくネットでの評価が非常にいいんですよ。
 スパイ映画の金字塔とまで持ち上げる人もいたりして…。
 結局ネットでの評判を参考にして『THE MOLE(ザ・モール)』を観に行くことにしました。
 実際観ての感想はというと、何ていうか、俄かには信じがたい内容でしたね。
 デンマーク人のスパイが北朝鮮の武器輸出の実態を白日の下にさらした衝撃のドキュメンタリーです。

 007シリーズや『ミッション・インポッシブル』などのスパイ映画を観ていつも疑問に思うのは、果たして主人公はいったいいくらの報酬をもらって危険極まりない任務を遂行しているのだろうということです。
 正体がバレれば命の保証はないし、それでなくてもビルの屋上から飛び降りたり、離陸寸前の飛行機に飛び乗ったりとスパイの任務っていつも危険と隣り合わせじゃないですか。
 安い給料じゃやってられないですよね。
 年俸10万ドルか、それとも100万ドルか、もしくはもっとか、少なくとも1万ドルとか、2万ドルとか、そんなはした金ではないでしょう。

 では前述のデンマーク人スパイはいくらの報酬でその任務をやり遂げたのか?
 答えは無償、タダなんです。
 彼はボランティアのスパイなんですよ。
 厳密に言えば、映画製作を目的にスパイ活動をしていて、実際映画がこうして公開されているのですから、そこから得た利益のいくばくかはもらっているのであれば、完全な無償というわけではありません。
 でもそれもそれこそ雀の涙ぐらいの金額でしょう。
 とても彼の任務の危険性に見合うものではないはずです。
 ほぼ無償で命がけの任務をこなすとは到底信じがたい…。

 でも一番信じがたいのはスパイとしての任務を果たしたラーセン氏が映画の中で普通に素顔を晒していることでしょうか。
 武器輸出の内情を暴かれた北朝鮮から報復されるかもしれないというふうには思わないんですかね…。
 
 自分にはこの映画を正当に評価することは出来そうにありません。
 なぜかというと、この映画が100%真実を描いたドキュメンタリー映画なのか、それとも精巧にそれを模したフェイクドキュメンタリーなのか、判断がつかないからです。
 別にこの映画がいかにもフェイクっぽいと言っているわけではありません。
 ただ、主人公のデンマーク人の暴いたものがあまりにもヤバすぎるのでとても真実とは思えないのです。
 
 一応仮評価をつけておきますが、映画が完全なドキュメンタリーであるならば、お気に入り度、お薦め度、それぞれ★一つ増やして構いません。

 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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ジェームズ・ワンが格の違いを見せつけた『マリグナント 狂暴な悪夢』。

2021-11-21 21:45:02 | 新作映画
 ジェームズ・ワン監督、アナベル・ウォーリス主演、『マリグナント 狂暴な悪夢』、11/20、ユナイテッド・シネマトリアス久山にて鑑賞。2021年53本目。

 『アンテベラム』に引き続いて、タイトルだけ聞いても何のこっちゃらまったく意味がわからないホラー映画『マリグナント 狂暴な悪夢』を観てきました(ちなみに『アンテベラム』が「南北戦争以前」という意味で、『マリグナント』が「悪性(腫瘍)」という意味。おいおい、『マリグナント』の方はタイトルだけでネタバレじゃ~ん。英語が不得意で良かった♪)。

 ジェームズ・ワンがホラー映画からの卒業を宣言したとき、ずいぶんガッカリしたものでした。(こちら)。
 それだけ彼が監督した『死霊館』とその続編である『死霊館 エンフィールド事件』を自分は高く評価していたんですよね。
 自分がホラー映画に求めるものがこの二作にはすべて詰まっている、と思うのです。
 怖がらせるだけ怖がらせておいて最後は感動で締めるんですから、これ以上望むものはないですよ。
 ジェームズ・ワンのホラー映画卒業を残念に思いましたが、同時に仕方がないとも思いました。
 彼は『アクアマン』や『ワイルド・スピード SKY MISSION』を監督して成功させていましたから、今後は大作映画ばかりを手掛けるんだろうなと予想しました。

 『死霊館』のシリーズ第三弾『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』の製作が発表された時も監督がジェームズ・ワンではなく、聞いたことがない人だったので、これは期待できないな、と思ったものです。
 『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』、実際観てみたら、悪くはないなと思ったのですが、「悪くはない」以上の評価をあげることは出来ないですね。

 ジェームズ・ワンの最新作がオリジナルのホラー映画だという報を聞いた時、「マジかよ!」と思いましたが、まぁこういう「卒業詐欺」は歓迎ですよ。笑。

 そのジェームズ・ワンのホラー映画復帰第一作『マリグナント 狂暴な悪夢』ですが、『死霊館』ほど高く評価する気にはなれないものの、面白く観ることは出来ましたよ。
 なぜ高く評価する気になれないかというと、この映画、ツッコミどころが結構多いんですよね。
 例えば、刑事が応援を呼ぶことなく殺人犯を深追いし過ぎだろうとか、女性が一人では夜中の廃病院に忍び込むなんて胆力がありすぎるだろうとか、真夜中にベッドのそばで包丁を持っている養女の世話をする気にはなれないだろうとか、あのラストではとてもハッピーエンドとは言えないだろうとか、いろいろツッコミどころが多いのです。
 では逆にどこが面白かったかというと、やっぱりガブリエルが正体を現してからですかね。
 あのヴィジュアルというか、動きというか、とにかくインパクトが大でした。

 続編があるような、ないような終わり方でしたが、ジェームズ・ワンにはこれからもホラー映画の監督をやって欲しいものです。

 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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